俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

【可愛すぎてむかつく】ペアーズ定番のトリケラスクリプト伝説は終わった。




「トリケラスクリプトを知ってるか?」

恋愛の達人を名乗る彼は言った。

トリケラスクリプトは、ペアーズみたいなマッチングアプリで女の子にメールを送るときのテンプレ集のようなもんだ」

赤いワインを口に含み、彼は笑う。

「実際にトリケラスクリプトは一世を風靡し、成功報告が相次いだ。

これがトリケラスクリプトの手順だ。この手順に従うだけで、お前は女の子のLINEをゲットすることができるんだ」






「しかし、トリケラスクリプトのお気に入り数は合計で500を超え、世の中に広く知れ渡ってしまった。
恋愛マニュアル界隈では、トリケラスクリプトを知らない奴はいない」

彼はため息をついた。

「俺たちはいつだって、女の子にとって例外でなくてはならないんだ」


『こんにちは。よろしくお願いします』

から始まるのが当たり前とされていたマッチングアプリで、
第一声から「可愛すぎてむかつく」という褒めネグを使うトリケラスクリプトは、例外の代表格だったに違いない。

そんな例外的であったトリケラスクリプトは皆に共有されたことで急速にコモディティ化し、効力を失いつつある。
ちなみに「褒めネグ」とは、「褒めながら落とすこと」である。

「めちゃくちゃ可愛いけど男運悪すぎだよねw」

とか

「オシャレすぎるのに群馬出身」

のような、外見を褒めておきながら全然関係ない部分をディスるのが基本だ。


トリケラスクリプトにはこんな意見もある。


しかし、「無視できるほど少ない」という見解はネット上ではなかなか当てはまらないと思っている(カルジさん、すまない)

なぜなら、ペアーズに登録している女の子の数は、路上を歩く女の子と比べて限られているからだ。

特にネットではかわいい子の希少価値はものすごく高く、いいねが殺到する。
いいねの大安売りである。

1000いいねが来たら、同じようなメッセージも来るだろう。

筆者が「トリケラスクリプトの終わりの始まり」を感じた理由は、実際に実験したからだ。


先日の話である。

「いいね」の数が1500超と、2000超の女の子からメッセが返ってきた。
このチャンスに、前から気になっていたことを尋ねてみた。


「ペアーズで

『めっちゃ可愛すぎてむかつく(笑)』

ってメール送るの流行ってるってツイッターで見たんですけど、そんなメールきました?」

トリケラスクリプトをダシにしてメッセするのは気が引けたが、実験せずにはいられなかった。

予想通りの結果である。

一人は、
「3人くらいきました。笑」
と。

もう一人は、

「メッセージ付きの『いいね』で同じメッセージ書いてました!笑
そういう意味わかんないメールには返してないですけどね(笑)」

と。

「意味わかんない」とは無礼な奴め、思ったが、色んな人から同じようなメッセージが何度も送られてくるのは、たしかに意味わからんのだろう。

おそらく、「いいね」数が500を超えるレベルの女の子は、既に一回はトリケラスクリプトがくらってしまっているのではないだろうか?

ペアーズの男女比は男が圧倒的に多く、男は一人で月に30人以上の女にいいねができる・・・。

その中には、トリケラスクリプトの使い手が紛れ込んでいてもおかしくない・・・。
同じメッセージを送ってくる男は例外どころか、意味不明のキモい奴なのである。

だから、我々はトリケラスクリプトをそのままパクるのではなく、原理原則を学ばなければならない。

トリケラスクリプトが自分のペースで話を進めていけるのはなぜか?
なぜ相手の女の子が反応してしまうのか?

メール術の原理を理解して、自分の言葉でメールを送る時期に差し掛かってきているように思う。

(1)なんだかクスッと笑えて
(2)でも嫌な気分にはならず
(3)媚びてくるキモい男でもない

そんな条件を満たすメッセージを頭を使って考えなければならぬ。

トリケラスクリプトに敬意を表しつつ、次なるステージへ進んでいこうではないか。