俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

横浜駅で誠実系のナンパをしてみた。




「お前はよく、『Pick Up Artistは主体的であれ』なんて、THE GAMEに書いてあるようなことをドヤ顔で語ってるよな。

そして、PUAは女の意見に振り回されない、なんて言いながら、女ツイッタラーのツイートを見ては馬鹿にしたただろう?

でもな、主体的であることと、独りよがりになることは違うんだよ。

どんな意見も、ハナから否定するんじゃなくて、自分にとって有用かどうかを一回考えてみるんだ。

『主体的であれ』なんて言いながら他人の意見をはねのけていると、大事な情報を取りこぼす可能性もある」


と彼は言った。


このブログを始める時に決めたこと。
それは、見栄を張らないことだった。

ナンパをしていると、うまくいくときもあれば、いかないときもある。
うまくいったことだけを書くんじゃなくて、うまくいかないときのことを赤裸々に書こうと思った。

うまくいかないときに何を考え、どう悩んできたのか。
その過程を記すことができれば、後から悩んだ人の助けになれるかもしれないと。

今日の記事は、俺の悩みの記録だ。
そこに武勇伝はない。

でも、いつか、「こんなときもあったな」と振り返ることができたらいいな、と思っている。


★ ★ ★


横浜の街は冷たかった。
冬の風が身に染みる。

俺の顔を一瞥するなり顔をそむけ、足早に立ち去る女の子後ろ姿を見て、俺はため息をついた。


「何が悪いんだろう」


スランプというにはいささか大げさだが、気にせずにいるには少々深刻だった。
女の子の反応は冷たく、いつも以上にガンシカが多かった。

原因は必ずある。

今までのやり方を見直す時期に来たのかもしれない、と直感的に思った。


先週末に鍋パーティーをした。
既存の子に頼んで、女の子を集めてもらい、鍋を囲もうという試みだ。

そういう「ボランティア活動」は男の仲間の友情を深くするし、何より家で鍋をつつくのは楽しい。

鍋の途中、女の子2人を連れて、遅れてやってきた男友達を駅まで迎えに行った。
男友達を拾って家に帰る途中、女の子と少し離れて歩いていた。

振り返ると、彼女たちは後ろで何者かに話しかけられていた。


・・・ナンパだ。

スーツを着た誠実そうなサラリーマン。
こういう普通の人もナンパするのか・・・と、ナンパが一般的な行為であることに感心した。

ナンパしたサラリーマンたちは、僕たち男の存在に気付くと、気まずそうに去って行った。


さっき何話してたん?

なんか道聞かれただけだよー

それは「道聞き」っていう、よくあるナンパのやり方だよw

えーあれナンパだったの!?

ナンパだよwお前も意外とモテるじゃんwもう少し喜んだ方がいい。

なんて会話をしながら、ふと思った。

女の意見を聞いてみよう、と。

今までは女の意見は何の参考にもならないと決めつけていたけど、もしかしたら何かヒントが得られるかもしれない。
この不調を克服するためのヒントが。

ねぇ、ああいう風にナンパされるけど、なんて声かけられたら「もっと話そうかな」って思う?

え?うーん、まっすぐ目を見て、「友達になってください」とか言われたら、「まぁいっかな」ってなるかな

なんでお前、彼氏いないくせに上から目線なんだよw

いやいや、いきなり声かけてきて「どっかいこー」とか言われたら、何様ってなるでしょw
でも、「友達になってください」とか言われると、「まぁ、なってもいいかな」って思うよね

なに調子に乗ってるんだwむしろお前が頼む立場だろww

これはただ彼女の願望を述べただけかもしれない。
女は自分の願望と正反対の男を好きになる傾向が強い。

でも今回は、すべてを否定するのではなく、取り入れてみようと思った。

目指すのは、誠実系ナンパだ。


今まで声掛けするときは、

  • 女の子の身の回りのものや、行動をいじる
  • 5秒で笑いをとる
  • とりあえず勢い
  • オープンしたら早めにネグる

なんてことを意識していたんだけど、この女が言うように、「友達になってください!」という声掛けはあまりしたことがなかった。

最初から下手に出る感じがして、こういうのは避けていたんだけど、アポのときに堂々としていればいいのかもしれない。

下手だろうがなんだろうが、オープンしないことには意味がない。

とりあえずやってみる価値はある。
やってみてダメだったらまた軌道修正してみればいい。

人生何でも、大事なのはTry & Errorだ。
失うものなんてない。


日曜日の横浜駅で、リベンジをしてみた。
渋谷よりも少しだけ近いターミナル駅。

あえてここで戦うことに意味があると思った。

中央口を歩く。
ターゲットだ。

あの・・・後ろ姿が横浜駅で一番きれいだと思ったんですけど!

一瞥して、ニヤリと笑って立ち去られる。

真昼間の駅で粘るのは恥ずかしく、俺も立ち去ることになった。

二件目、ガンシカ。

三件目、すみませんと言って立ち去られる。


やはり・・・ダメなのか。

四件目。


あの・・・こういうこと言うの初めてなんですけど!いま言わないと一生後悔すると思いまして!

女がこっちを向く。

めっちゃ思い切って言うんですけど、俺と友達になってくれませんか!?

理想的な誠実な青年を演じたつもりだった。
イメージしたのは少女漫画のワンシーンだ。

男が主人公の女に向かって、告白するようなシーンを演出するつもりで声をかけた。
女は立ち止った。

クスクス

オープンした・・・ッッ!

てゆか、さっき道で少しつまづいてましたよね?笑
そのとき、サッと助ければよかったんですけど

友達って・・・笑。
何してる人なんですか?

そんな話をして、連絡先を交換した。
お互いに用事があったため、連絡先の交換で終わった。

その子とはいま、LINEをしているが、反応はあまり良くない。
誠実系のナンパで交換すると、主導権が女性側に取られがちなため、こっちのペースで進めづらいのが難点だ。

目的は番ゲではないのだから、後につながる連絡先交換の仕方をするべきだったのだろう。
たとえば、女の子の好きなお酒の話をしたり、興味ある休日の過ごし方の話をしたり。

番ゲのときは、アポにつながるように。
アポの時は、その後の夜につながるように、それぞれ展開を作らなければならない。

今回はそれが足りなかったように思う。

今後もやり方を色々と変えて試しつつ、記事にしていきたい。


何より俺に必要なのは、試行回数を増やすことだと思った。
時間をとってストに出ることが少ないため、結局5声かけもしないまま次の予定に移行してしまう。

もっとガッツリ時間を取って、結果にコミットした出撃が必要だろう。

もう一度だけ、誠実系を試して、成功確率が低い場合は「アンチパターン」として記事にまとめたい。