ナンパ界をしている人で「The Game」を知らない人はいないと思います。
「The Game 30デイズ」という本は、本家のThe Gameの番外編のようなもので、
30日間であらゆるレベルの男が一流ナンパ師になることを目的とした「ザ・スタイルライフチャレンジ」を紹介しています。
今回紹介するのはDay7の「オープナー」について。
この章では良いオープナーについての解説が載っているので、それらをかいつまんで要約してみたいと思います。
つまらない会話はしない
先日、クラブに行った記事を書きましたが、クラブにいる多くの男が女子に話しかける際の言葉は、汎用で退屈なものが多かったのです。
「名前は?」
「仕事は何してるの?」
「最近、どうしてる?」
Tha Gameでは、このような会話を「つまらない!」と切り捨てます。
つまらない会話では他の男と差別化できないからです。
周りの男が初めて会った女とどんな会話をしているか聞いてみたらいい。
女はおそらく、先に挙げた質問のうちのどれかを含む、絶え間ない質問の嵐にさらされている。
そして、数えきれないくらい同じ質問に答えている。
普段ストナンをして思いました。
「名前を聞く」という当たり前のことをやるタイミングは、お互いが十分に和んだ後でいいと。
たとえば、ストリートで声をかけられたとして、いきなり、
「名前なんていうの?」
って聞かれたら、反射的に守りに入ってしまうでしょう。
仕事の話も同じです。
相手の個人情報に触れず、まずは楽しい話題で盛り上げていくべきだと思います。
良いオープナーとは
The Gameでは、完成度の高いオープナーは以下の4つの条件を満たしているといいます。
- 相手を脅かしたり、居心地を悪くさせたりしない
- 好奇心をかき立て、相手、またはグループ全体の想像力をとらえる
- 後に来る話題への伏線になっている
- 自分の人間性をうまく表現する道具になっている
ナンパに慣れている人と慣れていない人のうち、差が出てくるのは3番目だと思います。
「後に来る話題の伏線になっている」
だいたい慣れている人のナンパにはストーリーがあります。
家に連れ出したいなら、そこに向かうためのストーリーを頭で組み立て、そこに向けて話を集約させていくイメージ。
店なら店に連れ出すための伏線を張り、そこに向けて動いていく。
単純な例だと、
「絶対焼き鳥好きだよね!?」
みたいな「好きな食べ物」のレッテル貼りから、「○○が美味しい店知ってるんだけど行かない?」みたいな。
逆に慣れてない人だと、「会話そのもの」が目的になってしまい、先の展開が読めません。
だから結局、
「お前は何がしたいんや」
と心の中で突っ込まれることになります。
会話の始め方
オープナーには様々なレベルのものがあるといいます。
- 直接オープナー:相手とロマンチックな関係になりたいという気持ちをあからさまに述べる
- 状況オープナー:周囲のものについて述べる
- 間接オープナー:相手の女性や周囲のものとは関係ない、自由な楽しい話題について述べる
The Gameでは、間接オープナーを好んで使うようです。
直接オープナーは、「可愛いから飲みに行こう」みたいなイメージで、
状況オープナーは、「電車遅延したってどういうこと?」みたいな状況をいじったり、「ちょっとwwそのウォークマン俺と同じやつじゃんww」みたいにモノをいじるパターンだと思います。
ちなみに、「そのiPod、俺と同じじゃん!」でオープンした子とは非常にうまくいきました。
間接オープナーの例だと、よくあるのが「道聞き」ですね。
古典的なオープナーで、数学だと二次関数みたいなレベルですが、基本は大事です。
心構え
オープナー云々の前に、ナンパ師が持っておくべき心構えについても書かれています。
- 楽しそうな、価値のある男に見せるために、ナンパより楽しいことを持っていること
- 笑顔を絶やさず、人気者のように振る舞うこと
- 迷わずまっずぐにターゲットに向かい、話しかけること(3秒ルールの厳守ってことですね)
- いきなり正面からではなく、肩越しに振り返るように話しかける。どっか行く途中にちょっと立ち止まって簡単に質問するイメージ。
- エネルギーレベルを相手の女性やそのグループと同等かそれ以上にする。盛り上がりすぎてウザくならないように注意
- 退屈している人を見逃さない
- 今まで何度もナンパされてそうないい女には、直接アプローチせず、隣にいるグループから落として、盛り上がったところに引き込む
このような心構えを持っていれば、ビジネスでも大事な自己啓発的な面でも成長できそうですね。
正しい知識を意識付けがあれば、ナンパを人生の修行の場にすることも可能だということです。
オープナーは、イエス・ノーで答えられる質問を最初に持ってきてはいけません。
「ちょっと飲みに行かない?」の質問の答えが「ノー」だと、早くも手詰まりになってしまうからです。
そういうイエス・ノーではなく、見て感じたことを言ったほうがいい。
『The Game(ザ・ゲーム)』では、
「ちょっと意見を聞かせてもらえませんか?」
とか、
「何かの専門家の集まりですか?」
みたいなオープナーが紹介されています。
僕だったら「レッテル貼り」のテクニックも織り交ぜますね。
「あれ?いかにも専門家っぽいですけど、もしかしてお姉さんは...このドンキホーテのプロですか?ところで...」
みたいな。
でもあれ?イエス・ノーで答えられる質問だな。
やっぱこれなし。
オープナーを始めるときに「すいません」「ちょっとごめん」「おじゃまします」などと言うのはいい方法ではありません。
なぜなら、こういう会話から入ると良くても自信がなさそうに聞こえ、媚びているように取られてしまうからです。
最後に、The Gameではオープナーの章をこう締めています。
オープナーで一番肝心なことは、言葉の一言一句ではなく、それを言う君の態度なのだ。
オープナーはただ会話の口火を切り、グループの注意を引くために使うだけだ。
女がたちまち足者にひれ伏すような、魔法の公式などどこにも含まれていない。
君の魅力を証明する間、口を動かしているためのただの口実なのだ。
ザ・ゲーム 【30デイズ】 ――極上女を狙い撃つ (フェニックスシリーズ)
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