俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

小さなコミュニティの恋愛模様を聞いてアナタハン島の女王事件を思い出した。


色んな女の子と話していてわかったことは、可愛い女の子は普通に働いているだけで、社内の人に次々とアプローチされているということだ。

街コンに行ったりクラブに行ったりしていれば、それはもう色んな女の子と知り合いになるわけだけど、
色んな女の子に話を聞く限り、小さなコミュニティの中では女を巡る血みどろの争いを繰り広げているように感じた。

同じ部署のXX先輩に誘われたとか、XX部長と飲みに行って口説かれたとか、課長が社内で二股してるだとか。
本当に、色んな女の子からこんな話を出て来る。
そして、そのほとんどが小さめの会社に勤めている女の子である場合が多い。


もちろん、ここで「小さめの会社」と限定することには、2つのバイアスがかかっていることも忘れてはならない。

ひとつ目は、そもそも出会う女の子の勤務先が、中小企業である場合の方が圧倒的に多い。
日本の全企業の99%は中小企業だから、当たり前のことだ。

ふたつ目は、僕が行くような「出会いの場」で出会う女の子は比較的、「ゆるそうな子」が多い可能性がある。
出会いに多少ルーズであると言ってもいい。

しかし、それらを差し引いても、自分が見聞きした話から考える限り、
厳しいコンプライアンスを課される大企業に比べると、中小企業の社内恋愛はやりたい放題な印象がある。

小さな部署のトップが若い新入社員の女の子を口説き、モノにする様子は、サル山の頂点に君臨するボス猿のようだ。

少ない女性を巡って争うのは、部署内には限らない。
やれ客先の人に誘われただの、Facebook経由でメールがきただの、ちょっと可愛い子の話を聞くと、そんなエピソードはゴマンとある。

こういう話を聞くたび、俺はアナタハン島のエピソードを思い出さずにはいられない。

「アナタハンの女王事件」

という恐ろしい事件は、第二次世界大戦中に日本人が起こした凄惨な殺人事件である。
http://matome.naver.jp/odai/2139089217671287801

戦争中に孤島に取り残された32人の男と1人の女。
島に一人しかしない女を取り合って、壮絶かつ陰湿な殺人を繰り返したという実話だ。

この話は戦後、映画にもなった。
孤島が舞台のリアルなバトルロイヤルだ。


アナタハンの女王事件は、人間の本質を浮き彫りにする格好の事例だと思っている。
すなわち、人間が遺伝子の乗り物であって、遺伝子を拡散するために生きている、という本質だ。

遺伝子を拡散するためには優勝しなければならない。
その対象となるメスが限られている場合は、他のオスを排除してでも手に入れなければならない。

普段は理性と罰則によって、その衝動が抑えられているけれど、法律も何もない孤島に行った場合、本性が露(あらわ)になった。
法や罰則、あるいは道徳心で縛られない場合、人間のオスは本能の衝動に従って、遺伝子を拡散しようと試みるということだ。

コンプライアンスが緩い会社内で、数少ない女性をあの手この手で奪い合う構図は、アナタハン島事件と通じているように思えた。

ここまでの仮説を一文でまとめると、以下のようになる。


人間は、「女性が限定されている」という状況に置かれると、他のオスとの関係よりも、女性を手に入れることを優先する。


このように考えると、今まで疑問に思っていたことがスーッと紐解けてきた気がした。

今までも、「一見すると人が良さそうな優しい男」に限って、友達の彼女に手を出そうとしたり、女を巡って友達を裏切ったりするということがよくあった。
そういう人はみんなに、
「優しく誠実で、女の人を大切にする良い人」
と思われているにも関わらずだ。

逆に、女の子に困っていないチャラチャラした男ほど、女のために友達を裏切ったりはせず、友情を大切にする。
軽薄で、そこら中で女の子に声をかけるようなチャラい男は、実は男より女を優先するような真似はしない。

これは全て、「相手の女性が限定されているかいないか」の違いだったのかもしれない。

アナタハン島の事件では、32人の男たちが、身内を裏切り、殺害し、一人の女性を手に入れるためにありとあらゆる手段を使って他の男を貶めようとした。
普段は孤島で暮らし、一緒に生活している仲間であるにも関わらず、である。

女性に困っている非モテは現代の孤島に暮らしている。
高層ビルに囲まれて、駅からはたくさんの男女が吐き出され、毎日何百人という女性が視界に入っていたとしても、彼は孤島の中にいる。
モテない男が友情よりも女を優先し、自分の欲求を満たそうとするのは、本能的な行動だったのかもしれない。

もちろん、女を優先することと、友情を捨てることを天秤にかけて、葛藤したとは思うが、選択肢がなくなってしまうと、女側の天秤の皿に重りが乗せられてしまう。

大学時代、当然のように人の彼女に告白する男を見て、驚いたこともあったけど、
それが遺伝子の命令ならば仕方ないように思えた。

そして改めて、このブログを読んでいる人で、
社内の女性が気になって仕方ない、友達の彼女が好きだけど諦めきれない、みたいな人がいたら、こう言いたい。


「孤島を脱出せよ。自由恋愛の時代を孤島に生きてはいけない」

と。

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