デートの約束を取り付けたなら、次に僕たちはデートの設計をしなければならない。
設計には目的が必要だ。
君のデートのゴールはどこなのか?
仕事上の会食であれば、「お客様と親睦を深める」ことを目的にしてもいい。
サークルの女友達と飲みに行くのであれば、「楽しく騒いで帰る」ことを目的としてもいい。
だが真面目にデートするのであれば、やはりセックスから逆算してデートを設計しなければならない。
デートの設計とは何か?
シミュレーションである。
一軒目のデートは雰囲気の良いダイニングバーに行く。
その次は歩いて5分の場所にある横並びのバーに行こう。
帰り道に道玄坂のホテルがあるから、バーから出て3分のタイミングで手をつなぎ、「少し寄っていこうか」と声をかけよう...などとデートの状況を予想して、対応策を考える。
もちろんシミュレーションした通りにうまくいくとは限らない。
想定外の事象はいくらでも起こるし、都合よく女を魅了できるわけでもない。
なので僕たちは、ダメなパターンと良いパターンも同時に想定し、できる限り多くのバリエーションの動きに対応できるように準備をしておく。
「デートを設計する」などと書くと、女性からはおそらく「キモい」と言われるだろう。
彼女たちは、「デートは純粋に『私との時間を楽しむ時間』であるべきだ」と考えているからだ。
セックスを目的にしてデートするなど気持ち悪い...と言いたくなってしまう女もいるのだ。
無視しよう。
夢見がちなモテない女や、女遊びをしたことがない経験不足の非モテ男に限って、セックスを目の敵にして否定しようとする。
無視しよう。
目的を顔に書いて街を歩くわけではないのだ。
ごちゃごちゃと他人を批判したい輩には好きなように言わせておけばいい。
赤の他人の戯言に耳を貸すよりも、自分の心に素直になろう。
君はセックスがしたいか?
それならしっかりとデートを設計するべきだ。
- デートを設計する方法
- 初デートでセックスに誘っていいのか?
- ドライブデートはセックスしやすい
- 「おうちデート」でもいいじゃないか
- セックスしないデートをしてもいい
- セックスばかりのデートになったら振られてしまうのか
- 女子は3回目までセックスさせない方がいい?
デートを設計する方法
行きあたりばったりのデートも悪くはないが、事前にシミュレーションしたほうがむしろ会話に集中できる。
目的から逆算しよう。
「美味しいものを食べに行きたい」なら?
評判の良いフレンチでも焼肉でも予約すればいい。
「ただ仲良くなりたいだけ」なら?
明るい時間に雰囲気の良いカフェに行って話せばいい。
「深い仲になりたい」なら?
自宅やラブホテルに誘いやすい繁華街に飲みに行こう。
セックスがしたいのであれば、女の子をその気にさせる必要がある。
女の子がその気になりやすいのはどういう雰囲気の店か?
できれば横並びで、二人の距離が遠すぎず、照明は暗めの店に行くといい。
駅から遠すぎて歩きすぎると萎えてしまう。
店から出たときに駅が目に入ると現実に引き戻されてしまう。
手をつないでホテルに行けるような場所にある店か、自宅に一緒に帰れる場所にある店に行こう。
こうやって色々と計算しておきながら、デート中は一切計算した素振りを見せないのが重要だ。
ちなみにセックスしたいからといって、わざわざ高級店に連れて行く必要は全く無い。
逆に口説きづらいし、店の魅力に自分が負けて、アクションを起こしづらくなってしまうはずだ。
高級店はセックスした後で行こう。
初デートでセックスに誘っていいのか?
結論から言うと、誘っていい。
女の男に対する評価は基本的には減点評価となる。
時間が経てば経つほど「お友達フォルダ」に入れられやすい。
そして何度もデートを重ねると逆に誘いづらくなってくる。
時間を重ねたいのであれば、1回目は昼デートでカフェにでも行き、2回目にホテルに行けそうなお店に誘うのがいいかもしれない。
煮え切らない態度で、誘いたいのに誘いもせずにウジウジするのが一番ダメだ。
「その場の流れとノリ」で臨機応変に対応を変えるのもいい。
でも、基本的には「初回で誘う」つもりでいよう。
初回で誘ってダメだからといってヘコむ必要はない。
脈があるなら次回につながるし、本当に可能性がないなら1回で「損切り」できたことを喜ぶべきだ。
ドライブデートはセックスしやすい
地方の人にはドライブデートもおすすめしたい。
ドライブデートは楽しいし、非日常感を味わいやすい。
また車を運転している間はずっと隣で話ができるのもいい。
僕は大学時代はよくドライブデートしていたが、ものすごくセックスに誘いやすかった。
ドライブ中の帰り道にこんな会話をしたらいい。
「ラブホの看板がこんな遠くに立っている理由を知っているか?」
「男に口説く時間を与えるためだよ」
ドライブして、夏ならどこかの公園でもいいし、温泉でもいいし、遊び場でもいいから、途中でキスをして、仲良くなって、ドライブ中にキスできるくらいまで距離を縮めておき、そのままホテルに誘うのがいい。
「おうちデート」でもいいじゃないか
「家のデートに誘ってくる男は最低」みたいに言う女がたまにいるが、何が最低なのか意味がわからない。
気にせず家に呼ぼう。
家でまったりとNetflixを見てもいいし、一緒に料理を作ってもいい。
疲れたらソファで横になれるし、好きな時に好きなようにイチャイチャできる。
家、最高。
こういう風に「自分にお金と手間をかけない男はクソ」みたいに考える女は多いが、気にしなくてもいい。
もちろん男には「どうでもいい女には金と手間をかけたくない」という気持ちはある。
家に呼ばれてばかりの私は宅配便女かよ!とツッコみたくなる女もいるかもしれん。
でもそういうプライド、意味ないから。
全く意味がない。
「自分に金をかけさせよう」ではなく、「自分が楽しい時間を作ろう」と考えられる女になることだ。
たとえば「旅行したいから予約しておく。◯月◯日空けといて」と自分から企画するのもいい。
そこまでして「いや無理、家にいたい」と言ってきて、それが不満なのであれば、別れたらいい。
ちなみにほとんどの男には、「金も手間もかけずにセックスできた方が嬉しい」という気持ちがある。
悪気があるわけではない。当然のインセンティブなのだ。
こういうことを書くと「僕はそんなセックスだけを目的にするような野蛮で汚い男なんかじゃない!」と猛烈に批判したがる男も出てくるが、彼らは「潔癖な自分」をアピールして差別化しようとする非モテである可能性が高い。とりあえず視界に入れずに無視していいだろう。
家のデートを楽しめる女になれ。
家のデートに堂々と誘える男になれ。
セックスしないデートをしてもいい
ここまで散々セックスとデートを結びつけて語ってきたが、セックスしないデートもいい。
美術館に行ってもいいし、博物館で勉強してもいい。
カフェで一緒に本を読むのもいいし、温泉旅行に行くのもいい。
逆説的だが、セックスを目的としないデートができるのは、心も体もつながっているからだ。
セックスに関係ない「普通のデート」を楽しむためにも、さっさとセックスに誘って関係を築いてしまった方がいい。
個人的にはセックスなしに、映画を見に行くのが好きだ。
好きなレストランで美味しいものを食べるのも好きだ。
そういうセックス以外の時間を楽しめるようになるためには、さっさと付き合ってしまおう。
セックスばかりのデートになったら振られてしまうのか
好きな人とセックスしたいのは当然のことだ。
君が振られるのはセックスの回数が問題なのではなく、魅力がないからだ。
男には性欲がある。
女にも性欲がある。
セックスしたから振られるのではない。
セックスばかりだから失敗するのでもない。
「1回目のセックスまでは頑張る」という男は多い。
1回セックスしたら次は無くてもいい、さようなら、という人もいる。
でもそれは、セックスしたから失敗したのではない。
セックスする前から
「こいつはやったら終わり」
と決めているのがほとんどだ。
「セックスばかりで振られること」を心配する男はほとんどいないだろう。
女の子はもしかしたら心配になるかもしれないが、「セックスばかり」なのはむしろ健全なことだ。
嫌でなければ好きなようにしたらいい。
男が君に全く手間やお金をかけたくない、というのが明白な場合は、その男をキープしつつ、別の彼氏候補を探すのがいいだろう。
女子は3回目までセックスさせない方がいい?
『ルールズ』のような婚活本では「3回デートするまで体を許すな」みたいなことが書かれていて笑ってしまう。
3回デートしたらいいのか?2回じゃダメなのか?5回ならどうなの?
と、いくらでも疑問は湧いてくる。
つまり回数で区切る奴は馬鹿だ。無視していい。
男の場合はセックスに誘うまでのデート回数は少なければ少ないほどいい。
女の場合は、男がどれだけ金と手間をかけてくれるかを測るのが「自分が傷つかないための」戦略になる。
そういう意味で、「3回デートするまで自分を守れ」と考えたくなる気持ちもわかる。
が、自分が傷つくのを恐れるあまり、教科書どおりに3回デートするまで頑なに相手を拒否するような、キモい女になっていないか?
「自分が」好きだと思ったら飛び込めばいい。
なぜそんなに受け身なのか。
回数ではない。自分の感情に従うべきだ。
ダメなら次にいけばいい。
男からすると、いちいち「3回デートするまでしない!」という女は面倒くさいと感じるし、ヤリモク男が我慢して3回デートして、その後ヤリ捨てしないとは限らない。
「回数を重ねるだけの情熱が相手にあるかどうか」はヤリ捨てを防ぐためのスクリーニングにはなるが、そんなのいちいち考えるの面倒くさくない?
やるかやらないかの「ルール」は自分で作ろう。
自分の心に響くかどうか。心に響いたなら迷うことなく飛び込めばいい。