読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

選ぶ男、選ばれない女

ペアーズを2週間やってみた男のアポ記録です。

oreno-yuigon.hatenablog.com


★ ★ ★



こんばんは!花子ちゃんですよね?

え!?

改札出たときにめっちゃキョドってたからすぐわかったw

なんなんですかも~!びっくりしましたw
はじめまして(*´ェ`*)

明らかにキョロキョロしてたからねw
仕事お疲れさま!じゃあお店いこっか!まだ間に合う。

世間話をしながらカジュアルなイタリアンへと歩く。

歩いている途中ずっと楽しそうな表情で笑うこの子を見て、今日は素敵なアポになりそうだと考えた。

俺は事前のやりとりを頭のなかで復習し、話題を整理した。



~~ ペアーズノック アポ2人目 選ぶ男 選ばれない女(いいね数50) ~~


ピザとサラダとソフトドリンクを頼み、乾杯を告げる。
お酒を入れるとひどく酔っ払ってしまい、アポ後に何もできなくなってしまう。

お酒は週末の、気分がいい夜に飲めばいい。
相手がお酒が苦手なときや、平日のど真ん中で無理にお酒を頼む必要はない。

基本はビール一杯か、コーラだけで終わらせる。
飲むと眠くなってしまうし、一回目のアポにはお酒は必要ない。


判断に迷う子だった。
性格はとても良い子で、つまらない冗談にも笑ってくれた。
笑いのツボが浅い。僕の好みだ。

顔もそこそこ可愛いが、とても可愛いというわけではない。
クラスの真ん中くらいの子だ。

親友の渡辺君に聞いたらきっと、「ナシ」と判断されるだろう。


判断に迷う子だった。


私、O型だからガサツだよ!?ねぇ、そういうの大丈夫?

何を言ってるんですかw
そのクシャクシャになったピザの食い方見たら、言われなくてもガサツってわかるからw

ちょっと~ww

わかる・・・わかるよ。
だって、花ちゃん田舎出身だもんね?わかるぞ。あまりマナーの教育を受けてこなかったわけだからな(しんみりと悲しそうに頷きながら)俺もそうだった

ちょっとー馬鹿にしないで!

明るく笑う。

いい子だった。
こっちが冗談を言ってもイジっても笑って返してくれる子で、話してて楽しくなった。


でも残念なことに。
とても残念なことに、おっぱいがなかった。

貧乳だったのだ。

おっぱいがないと、一回してしまったら、もうしたくなくなってしまう。
「もうしたくない子」と、今後継続的に会いたくなるかと言えば、きっとそうはならないだろう。

僕は目の前の素敵な出会いとおっぱいを天秤にかけて、何度も何度も逡巡した。

何度考えても、結論は同じだった。


おっぱいは大切だ。

おっぱいに詰まっているのは脂肪ではない。夢なのである。


それなら、深い関係にならないうちに終わった方がいい。

デート中は二人でずっと笑っていた。
彼女も笑っていたし、僕も笑った。

3,000円の会計を済ませ、店を出て、コンビニでビールを買って飲んだ。
このデートでの新たな気付きは、二軒目の店には行く必要はなく、コンビニのビールを公園で飲めばいいということだった。

デートのメインは自分である。店ではない。

公園じゃなくても、ビルのすき間のベンチみたいなところはいくらでもあるので、そこで飲むのもいいと思う。
たとえば、汐留駅の地下みたいな。

テラス席なんてなくても、外のベンチはテラスのようなものだ。
一軒目の店で関係が築けているなら、もう一軒の店に行く必要はない。

公園のベンチでも楽しく話し、手をつないで駅まで送った。


今までアプリで会った人の中で、ダントツで一番だったよ

と彼女は言った。

改札で見送ると、彼女は何度もこちらを振り返り、手を振った。

その後ろ姿を見送り、俺は家路についた。

彼女からは、



今日はありがとう(顔文字)楽しかったです
明日から仕事頑張れそう(キラキラ)


とメールがきた。
僕も同じような言葉を返した。

この子との関係は、ここで終わった。

次に会うことはなかった。


★ ★ ★

セックスするまでは男が頑張って、セックスした後は女の子が追いかける。
セックスした後は、男が冷たくなる。

ということは、けっこうあると思う。

男が最初は頑張って、後から女が頑張る、というような。

でも、それは男が「セックスしたくて頑張る」から追いかけなければいけなくなるわけで、こっちが頑張らなければ必然的に、「向こうが頑張るか、終わるか」のどちらかしかない。

そして、身体の関係を持っていない場合、仮にすごく愛してもらったとしても、そこに責任は発生しない。
何も、選ぶのは女だけではないのだ。

もちろん、自分に優しく接してくれる子を無下には扱いたいわけではない。
しかし、自分に尽くす男に冷たくする女もいるように、男が相手を選ぶことは悪いことではないだろう。

アリかナシかを決めるのは女の特権ではない。
たとえ身体の関係を結ぶ前だとしても、選んでいるのは常に自分でありたいものだ。