恋愛工学の開祖で年収2億の藤沢数希さん、うしじまいい肉さんと一人3万円の寿司屋でデートして、メルマガでボロクソに言われる



藤沢数希さんとうしじまいい肉さんのデートが話題になっていました。

何がなんだかわからない人のために簡単に説明すると、「藤沢さん」とは、金融日記というブログを2005年から運営している方で、3年くらい前からブログのスピンオフのような形で始めた「恋愛工学」メルマガが大ヒット。

メルマガの読者は5,000人を超えると言われ、恋愛工学を題材とした小説はベストセラーになりました。

現在は勤めていた外資系金融は退職したようですが、年収は2億もあるようです。


「うしじまいい肉さん」は、元々はコスプレイヤーだった方で、今はセクシーな服を作ったり、メルマガを発行したりでマルチな活躍をされている方です。

ツイッターのフォロワーは10万人を越え、女性からカリスマ的な人気があるように見えます。

芸名の由来は漫画「闇金ウシジマ君」だとか。


さて、そんなうしじまさんのブロマガ「うしじまいい肉にっこり人生相談」が話題になっていました。

URL→http://ch.nicovideo.jp/ushijimach/blomaga/ar873492


読者からの相談にうしじまさんが答える形式のメールマガジンです。

元々の人生相談の内容は、「金はあるけど女性と出会えない」という方からの相談だったんですが、話は大きく脱線し、うしじまさんが年収2億もある藤沢さんに食事に誘われた時の話に。



プライベートの話をメルマガでおおっぴらにすることの是非はさておき、アポに負けた男性が女子会でどんな扱いをされるのかがよくわかる内容でした(負けたことのない男はいません)


ウェブに公開されている情報はいいところで途切れていて、その先は有料となっているので、お金を払わないと続きが読めません。


僕はすぐに540円払って読みました。

大変面白いメルマガでした。

課金してからの展開のほうが圧倒的に面白い。
「恋愛工学のカリスマ先生」から「地獄先生ぬ~べ~」のような展開になっており、大変スリリングでした。

(繰り返しになりますが、負けたことのない男はいません。男は敗北を知って強くなります)



興味がある人にとっては、540円払ってでも読む価値はあると思います。

課金したら4通くらいメルマガが送られてきますが、他の記事も面白いです。


週刊金融日記読者としては色んな意味で新鮮でした。

金融日記のメルマガを読むだけでは、藤沢数希さんが本当に女の子を口説いているのかわかりませんでした。

トークスクリプトも読者の方の投稿が主でしたし、名著『The GAME』と内容がかぶる部分もありました。

カリスマだけど実績が見えない...そんな謎めいた存在だった藤沢数希さんが、うしじまいい肉を口説いている様子が、よく言えば赤裸々に、悪く言えばボロクソに書かれています。

......いや、「ボロクソ」というのは語弊があって、うしじまさんからすると、事実をありのままに書いているに過ぎないのかもしれません。


ボロクソに見えるということは、そのデートに限れば、藤沢数希さんが「敗れた」ということです(ナンパ界ではデートして何もできないことを「負け」といいます)

そして、男なら誰でもわかっていますが、百戦して百勝できる男などいません。
宮本武蔵でも無理です。

むしろ「うしじまいい肉」という強敵に怯むことなく立ち向かっていった藤沢数希さんは、スタンディングオベーションで褒められるべきでしょう。

闘いに敗れた男には石を投げるのではなく、慰め合うのでもなく、称え合うのが紳士のルールです。



とはいえ、女性が話を盛ったり事実を過大解釈するのはよくあるので、話半分に聞いた方がいいのかもしれません。


女子会で語られるデート内容は、女子に都合の良いように加工されます。

真実は二人の間にしかないにも関わらずです。

後日談で女子に噂をばら撒かれたら、それが「真実」になってしまう。

だからチャラ男界では「身内を口説いてはいけない」と言われているのです。
事実ではなく「話された内容が真実」なってしまうからです。


もし女遊びして評判を落としたくなかったら、ガチで口説き落として心を掴むか、悪口を言いふらされても影響の少ない人を選ぶべきなのです。

その点で藤沢数希さんは選択を誤りました。
いい肉さんの魅力に理性を奪われたともいえるでしょう。

ツイッターのフォロワーを大量に抱える女性は核爆弾のようなものです。
極力避けるべき敵でしょう。

ネット経由で出会ってギラついてしまうと、その様子が勝手に公開されたり言いふらされたりする可能性は十分にあります。

特に藤沢数希さんのように読者にとってカリスマであり続けなければならない人にとっては、ブランドイメージを毀損してしまうリスクも高いと言えます。



藤沢先生の闘いは、「手相占いルーティーン」や「マッサージルーティーン」を駆使する定石通りの戦略でした。

デートコースは銀座の寿司→帝国ホテルのBARという流れも教科書どおりで、カリスマであるからこそ、真っ直ぐに、基本に忠実に従って勝負したのでしょう。


よく言えば手堅く、悪く言えばマニュアル通りの戦略です。

基本に則っている人が最も強いのです。




ちなみに帝国ホテルは日比谷公園のすぐ近くにあり、銀座から歩いて行けます。


バーからタクシーでタワーマンションへの流れを想定していたのだろうと思います。

惜敗です。

恋愛工学はキモいのか?

「藤沢うしじま事件」は批判者も含め、恋愛工学関係者にとって衝撃的な事件でした。


「恋愛工学キモい!」と批判していた人からすると、

「恋愛工学は教祖までマニュアル人間でやっぱりキモい!やってることが性犯罪!オフパコ失敗して可哀想!」

と、内情を暴露してくれたうしじまさんにスタンディングオベーションするところだろうし、

恋愛工学が好きな人なら、

「所長はいつもどおりのプレイをしたに過ぎない。人気ツイッタラーにも臆さずセックストライした勇気を讃えたい」

と、こちらもまた拍手を送るところでしょう。


以下のように、様々な意見が入り乱れています。




個人的な感想は3つです。

藤沢数希さんの財力がすごいということ。

もう一つは「身内には手を出してはいけない」ってこと。

最後に、どんな人でも負けることもあるということ。


財力の話ですが、普通の人は3万円の寿司を目の前にして、「手を繋ぎ続ける」ってなかなかできません。

3万円の寿司がもったいなくて、横にいる女のことなど全く考えられなくなります。

手相見てちょろっと手をつなぐくらいならできるかもしれないですが、一人3万円の寿司屋で隣の女にマッサージを始めるって、これは本当にすごいことです。

肝が座っていて、器が大きい。

セックストリガーは正義か?

デート内容についても色んな意見があります。

ツイッターなどで課金部分を読んだ人からは「ホラーだ!」「犯罪だ!」という話も出ていて、殺伐とした空気になっていました。

恋愛は勝てば官軍です。

相手が好きになってくれたら、どんなデートでもOKです。
相手に「キモイ」と言われたら、どんなデートでもNGです。


ただ、セックストリガー理論は大きなリスクを伴います。
恋愛工学でいう、「女はセックスした相手を好きになる」というやつです。


失敗が命取りになることもあります。

恋愛工学では基本的には最後にはベッドインを狙うことが推奨されていますが、元々モテなかった人が

「この子を誘って大丈夫かどうか」

を見極めるのは困難でしょう。

なので、どんなときも最終的にはセックスに誘うのが定石とされています。

が、普通に働いている会社員にとって、トリガー理論を盲目的に遂行するのは、リスクが高いのではないかと思います。

うしじまいい肉さんがもし会社の同僚だったら?と考えると、事の重大さは想像することができるでしょう。

もちろん、恋愛工学では身近な相手に手を出すことは全く推奨されていないのですが、恋愛のカリスマである藤沢さんでさえこんな窮地に陥るのです。

セックストリガーを狙いすぎると何が起こるかわかりません。


相手が求めてくるように、トークなどで誘導するのはアリと思います。
ですが、とりあえず「挿入することが大事なんや!」と考えてしまうと、女の子をその気にさせるためにクリタッチしよう、ポコチンタッチさせよう、バタンチューしよう、などと、相手が望まぬパワープレイに走ってしまう可能性があります。

ナンパ関係の事件も多発しているので、リスク管理は大切です。

女の味方を気取って「女の子がかわいそう」とか言いたいわけではありません。

大きなリスクを冒してまで身体の関係を狙わなくてもいいのでは、という消極的な意図で言っています。

それに本音と建前を正確に見極めるのは難しいですよね。



恋愛工学はマニュアルなのか

最後に、恋愛工学のマニュアル批判について。

思うに、ルーティーンだろうがマニュアルだろうが、それが「サービス」として提供されるなら、それでいいんじゃないかと思います。

相手を喜ばせる「サービスとしてのマニュアル」

TPO踏まえて、相手が望むものを、望むタイミングで提供するなら、それは「マニュアル」ではなく「引き出し」です。

ただ、服屋で「買わせよう」と接客してくる店員が鬱陶しいように、どんな優れた引き出しのアイテムも出し方を間違えたら独りよがりの押しつけになってしまう可能性をはらんでいる点は、注意が必要だと思います。

「視る・聴く・話す」という基礎的なコミュニケーション能力と、「自分の行動が相手をどう動かすか」をシミュレーションする能力が、「内面的なモテ」を形成するパラメータだと考えます。


脳内シミュレータに突っ込む「引き出し」として、たくさんマニュアルを持っておくのは、むしろよいことなのではないでしょうか。

我ながら恐ろしく無難で退屈な記事になってしまって申し訳ないのですが、つらつらと書いてしまったので、UPします。


【2015/9/23 追記】
恋愛工学が気持ち悪くて仕方ないと思っている貴女に捧げるべく、新たな記事を書きました!


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