俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

GoogleAdwordsで彼女募集したら彼女ができて結婚したという奇跡を見て、運命の出会いとは何かを考えた。




2年前の冬。
はてなブログの片隅で、奇跡が起きた。


「2年付き合った彼女と別れたのでGoogleAdwordsで彼女を募集してみる」


razokulover.hateblo.jp



人気ブロガーのid:razokuloverさんが、2年付き合った彼女と別れ、GoogleAdwordsに彼女を募集する広告を出したのである。

GoogleAdwordsとは、Googleが提供している広告サービスで、Google検索の画面やブログによく出てくる広告の出稿側のサービスをAdwordsといいます。

そのGoogleの広告サービスに「僕、彼女を募集しています」という広告を出稿。

結果・・・。


「GoogleAdwordsで彼女を募集したら可愛いお姉さんと知り合えた話」

razokulover.hateblo.jp



5名もの応募があり、一番最初に応募してくれたという女性とご対面。

それが上の記事です。


そして、その翌月。

「GoogleAdwordsで彼女を募集したら可愛いお姉さんと知り合えたんですが、このたび...」


razokulover.hateblo.jp



出会った女性と付き合うことになり、同棲を始めます。


その1年後。


「GoogleAdwordsで彼女を募集してから1年が経過しましたが、このたび...」


razokulover.hateblo.jp


めでたくご入籍。SUGEEEE!!!

Google Adwordsがきっかけで出会い、結婚に至るという嘘のようなホントの話でした。

ヤフーニュースにも取り上げられていたので、多くの人が知っている出来事だと思います。
(少なくとも、はてなブロガーはみんな知ってるはず)



今ではpairsやomiaiなど、インターネットを経由した出会いも当たり前になっていますが、GoogleAdwordsで彼女を募集して結婚に至るというのは、後にも先にもrazokuloverさんしかいないような気がします。



さて、ここで改めて、「運命の出会いとは何か」について考えてみたいと思います。
(Adwords婚を否定するような意図は一切ないです)



よく話題に上がりますが、複数の異性に同時進行でアプローチするやり方は、一般的に嫌悪されがちです。

月曜9時のドラマでは奇跡的に運命の二人が出会い、運命のイタズラに振り回され、最後にやっと二人が結ばれる・・・みたいなストーリーが好まれます。

でも、やっぱり思うんですけど、奇跡ってそんなに都合よく起きないんですよね。
奇跡を待ってるうちにジジイになってしまう。


アメリカ帰りに飛行機に乗って、偶然隣に座った反町隆史と後で再会して

"CAN YOU CELEBRATE?"

というわけにはいかないのですよ

ぶっちゃけ、俺たちは全然セレブらない。
あまりにもセレブらない。

CAN YOU CELEBRATE?

NO!!



1ミリも否定する意図はないんですが、Adwordsの奇跡が生まれたのはやっぱり、「たくさんの人にアプローチした」という点が大きいと思うんです。

Googleの仕様上あり得ないですが、もし仮に、

「○○さんのブラウザにだけピンポイントで『彼女募集』の広告が表示される」

ようなアプローチをしていたら、この素敵な出会いは生まれなかったと思うんです*1


ウェブを使って、たくさんの人に

「こんな私はどうですか?」
「私はこんな人間です?いかがですか?」

と問いかけた。

中には、

「なんだこの人?」
「変なことやってる。私はイヤだ」

という人もいたと思います。
でも、不特定多数にアプローチしたから、

「あ、この人、イイカモ」

と言ってくれる人が現れた。

それで実際に出会って、その人と一緒に時間を過ごして、結ばれた。


このAdwordsの話。
最初は「奇跡」って書いたんですけど、実のところこれは、razokuloverさんの行動力と勇気が引き起こした『必然』だったんじゃねぇかなって。

世の中ではよく「運命の人と出会おう」みたいな風潮があるように見えます。
Facebookに出てくる出会い系アプリの広告とかそんなんが多い。


でも、それだと自分の大事な人生を神に預けるようなもので。

正しい運命へのアプローチは、「運命の人と出会う」のではなく、「出会った人を運命にする」ことなんじゃねぇかな、と。

さらに言うと、「出会った人に運命を求める」のではなく、
出会った中で「たまたま自分に興味を持ってくれた人」を「運命の人」に変えていくことが大事なんじゃねぇかな、と思ったわけです。

それが普通の人が取りうる、最も有効かつ現実的な「運命」への向き合い方なのではないでしょうか。

そう考えると、複数に同時にアプローチすることはそんなに悪いことではなく、むしろ出会った後に自分がどうするかの方が100倍くらい大事なわけで、運命とはつくづく空から降って落ちてくるものではなく、自らの行動の結果、気付いたらそこにあるものであるような気がしてならないわけです。


最後になりますが、自ら運命を切り開いたrazokuloverさんに敬意を表しつつ、
先週行ったホームパーティーで連絡先を交換した女がことごとく俺のLINEを既読スルーしやがったので、その恨みを込めてこの記事を書いたことを告白いたします。


運命の子だからLINEが返ってくるんじゃなくて、LINEを既読スルーしない子が運命なんだよ。


f:id:hideyoshi1537:20151005233302j:plain

*1:よくよく調べるとあるみたい。「リマーケティング」っていう広告で、「自分のサイトに来たことがある人を追跡して広告を表示する」というやつ http://akopuri.hatenablog.com/entry/2014/03/14/001633