「ヒロイン失格」の桐谷美玲が可愛すぎる件

桐谷美玲があまりにも美人すぎるので、ゲオで「ヒロイン失格」全巻借りてきました！

ストーリーを国語の試験のごとく300文字くらいで要約すると、こんな感じ。

主人公の松崎はとりは幼馴染の寺坂利太にずっと片思いをしていた。

超絶イケメンの寺坂はそんなはとりの気持ちに気付きつつ、適当な距離を保ち続ける。

タイトルの「ヒロイン失格」というのは、はとりの言動が少女漫画の主人公(ヒロイン)らしからぬ、自分本位な行動を取ることを示している。

はとりの想いにはいつまでも応えることのない利太。

2巻の終わりか3巻の始めあたりには、いつまでも振り向いてくれない利太から離れるため、バスケ部エースで超絶イケメンの弘光と付き合うことになる。

世界よ、これが弘光だ。

こいつイケメン過ぎるだろ。

セリフの末尾が「？」で許されるのはイケメンの特権である。

オレを最低ヤローにさせないで？
好きって言って？
ダメって言ったよね？
セーラー服を脱がさないで？

などなど。

さて、そんなイケメンチャラ男とイチャイチャするはとりを見て、利太は自分の本当の気持ちに気付くものの、時既に遅し。
はとりの心は既に弘光に囚われているのであった。

ここで皆さん、切なそうな顔をする利太を御覧ください。

い、イケメン・・・！

で、なんだかんだ色々あった後に、最後ははとりが自分の気持ちに気付き、利太の元に戻って10巻目の途中でめでたしというのがストーリーだ。

2013年に漫画は完結し、2015年。
ついに桐谷美玲主演で映画化される。

作者の幸田もも子も、主人公は桐谷美玲をイメージしていた模様。

www.youtube.com

主題歌は例によって西野カナ「トリセツ」。

https://www.youtube.com/watch?v=s26IjVeMkUkwww.youtube.com

ネットで「マジヤバイ」と噂の「トリセツ」の歌詞はこんな感じ。

ちょっとしたプレゼントが効果的です。
センスが大事。

ああ？

たまには旅行にも連れてって
記念日にはオシャレなディナーを
柄じゃないと言わず
カッコよくエスコートして
広い心と深い愛で
全部受け止めて

おお？

ずっと大切にしてね。
永久保証の私だから。

うるせえ!!!

何が永久保証の私だ。
いずれ老婆になる私だろうが！

老婆心から言うが、そのメンヘラ歌詞やめろ！泣けるわ！ずっと大切にします。

さて、前置きが長くなったが、記事のタイトルについて考えたい。

桐谷美玲には「ヒロイン失格」の気持ちがわからないだろう、と僕は思うのである。

桐谷美玲は言うまでもなく、美女だ。
完全無欠の美女である。ただ君を愛してる。

で、みんな。
そんな美女の高校時代を思い出してほしい。

俺の地元だけかもしれないが、まず美女が噂になり、次に中学時代の卒業アルバムが出回る。
高1の初夏に最初に告白した男が玉砕し、どんどん美女にプレミアがついていく。

そして、プレミアがつきすぎて同級生では手に負えなくなった美女を学校で目立つイケメンの先輩が持っていく。

俺たちは先輩の安らかな死を星に願い、美女の顔を遠くから見ているだけで幸せな気持ちになる。
美女はイケメンの先輩に処女を捧げ、童貞達はその妄想で抜いた。
何度も何度も抜いた。精根尽き果てるまで。

高校の1年間は、社会人の3年分くらいの密度と長さがあるため、だいたいのカップルは1年以内に別れを迎える。
先輩と別れた美女の噂を聞きつけ、童貞達は歓喜した。
美女が自分の彼女になるわけでもないのに。

美女とたまたま電話番号を交換した。
交換手段はQRでもフルフルでもなく、赤外線通信だ。

電話番号を交換した夜から一日も欠かさずワン切りを仕掛けた。
目覚まし時計より正確に、彼女の着信履歴に名前を刻み続けた。

今どきの若造はワン切りなるものを知らないかもしれない。
ワン切りとは、携帯電話にワンコール分だけ電話をかけて、着信履歴を残すコミュニケーション手法である。

今やったら間違いなくストーカー扱いされるので注意が必要だが、LINEのスタンプのようにワン切りを仕掛けていた時代があったのである。
達人になると、プルル(4和音の着メロ)という音を鳴らすことなく着信履歴を残すことができる。

光るアンテナに捕捉されない速さで着信履歴を残せたら免許皆伝である。

話がなぜかワン切りに飛んでしまったが、とにかく美女というのは途切れることなく彼氏ができ(ただしイケメンに限る)、社会人と違って高校生は常に出会いがあるため、フリーになる瞬間はほとんどないように思えた。

高校生の「告白」は社会人の告白に比べ、軽く見積もって100倍くらいの重みがあるが、そんな重みも物ともせず、美女はひたすらに、ただひたすらに告白されまくっていたように思う。

そして美女はその重みすら意に介さず、

「忠義も敵意も王の前では皆平等に無価値」

と言わんばかりに屍の山を築き続けるのであった。
その屍の一部に俺がいるわけだが、ここでは触れまい。

さて、そんな美女が、である。

モテたことがない？
そんなわけないじゃない。

桐谷美玲が、唯一無二の王メルエムのごとくスクールカーストの頂点にいたであろうことは疑いの余地がなく、そんな桐谷美玲にはおそらく「選ばれない女」の気持ちなどわからないと思うのだ。

インターネットの美女たちよ。
教えてほしい。

お前たちは、高校の時、実らない片思いに何年も胸を痛め続けたことがあるだろうか？
報われない恋を胸に抱き続けたことがあるだろうか？

人生初めて口説かれた、はとりの気持ちがわかるだろうか？
わからないだろう。

彼女なんだし聞いてもいいのかな、と男の顔色を伺う自信のない女の気持ちがわかるだろうか？

いや、わかるまい。

お前たちは、モテの王道を歩んできたのだから。
いわんや桐谷美玲をや、である。

美女中の美女、キング・オブ・美女の桐谷美玲は、常に男に求められる人生を歩んできたのではなかろうか。
桐谷美玲はめちゃくちゃ可愛いが、だからこそ、実らない恋を追い続けるはとりの気持ちはきっとわからないだろうと思うのである。

そんな仮説を確かめるべく、近々映画館に出撃します(一人で)
大根役者だったら言葉の限りを尽くして記事にしてやろうと思いますが、それでもボクは君を愛しすぎてる。

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