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俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

キラキラ女子は彼氏の会社でマウンティングするより、自分で稼ぐ能力を身に付けたほうがよいのではなかろうか。

散文

11月25日の日経新聞によると、ドイツ銀行がグループの約3割にあたる人員を削減するようだ。
ここでリストラされたのは、君の大好きな外資彼♡かもしれない。


原油をはじめとする資源価格の急落で、住友商事の2015年3月期最終利益が赤字となった。
君の大好きな商社彼♡のボーナスも、今年は少ししょっぱいものになったかもしれない。



2011年頃、グリーを始めとするソーシャルゲーム会社が年収1,000万で新卒を採用すると発言したことが話題になった。
その後、ソシャゲはガチャ規制の影響もあって下降の一途をたどり、グリーの苦戦は今も続いている。

君の大好きな年収1,000万彼♡は今頃、君が嫌がる中小企業に転職してしまっているかもしれない。


任天堂が久しぶりに黒字になって話題になっていた。

Wiiの販売が好調だった2008年頃、任天堂は日本のブルーオーシャン戦略の代表例と言われるほどの優良企業とみなされていた。
もちろん今も優良企業であることには変わりはないだろうが、かつての威光は感じられない。

人々のゲームの関心はスマートフォンに移り、任天堂のゲームは売れなくなった。
その後、任天堂がやっとスマホアプリ開発に手を上げたのは2015年のことだった。

君の大好きなハイスペ彼♡も思ったようにゲームが売れなくて苦しんでいるかもしれない。

日本のブルー・オーシャン戦略 10年続く優位性を築く

日本のブルー・オーシャン戦略 10年続く優位性を築く

本の副題は「10年続く優位性を築く」とあるが、今の時代10年続く優位性を築くのは難しいようだ。



AQUOSが飛ぶように売れていた頃、シャープの液晶は「世界の亀山モデル」として賞賛された。
就活では常に人気企業ランキング上位に君臨し、内定をもらった人は「勝ち組」とされた。
君の大好きなメーカー彼♡は、来年の今頃は台湾の企業で働いているかもしれない。


ここで挙げた企業は、現在も極めて高水準の年収である。
しかし、高水準の年収がずっと維持できるかどうかは誰にもわからない。

「働く者、特に知識労働者の平均寿命と労働寿命が急速に伸びる一方において、雇用主たる組織の平均寿命が短くなった。
今後、グローバル化と競争激化、急激なイノベーションと技術変化の波の中にあって、組織が繁栄を続けられる期間はさらに短くなっていく。

これからは、ますます多くの人たち、特に知識労働者が、雇用主たる組織よりも長生きすることを覚悟しなければならない

という意味深な言葉を残したのは経営学の巨人・ピーター・F・ドラッカーだ。

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))



キラキラアカウント研究の権威・Toyotomi F(uck) hideyoshiがもう一つ付け加えよう。


彼が今の会社で働く期間よりも、君と結婚している期間の方がきっと長い。



何が言いたいかというと、結婚相手を会社名で選んでも、その会社がこれからもずっとエクセレントカンパニーであるとは限らないよ、ということ。
もちろん、面接をくぐり抜けて難関企業に入社した彼は優秀かもしれない。

でも、大学時代を思い出してほしい。
同じ入試をくぐり抜けてきた学生でも、アホもいれば、めちゃくちゃ優秀な奴もいたはずだ。玉石混交だったよね。

つまり、その組織に属しているからといって、その人が優秀とは限らない。
会社名で「素敵♡」と選んだ彼は、実は窓際でソリティアをやっているかもしれない。


会社も将来どうなるかわからない。
彼の能力もわからない。

じゃあ、どうすればいいんだ?

簡単だ。
自分で稼げばいい。


君の大好きな慶應男子♡

その慶應大学を作った福沢諭吉というオッサンは、こう言った(君は福沢諭吉が大好きだろう?)


「一身独立し一国独立す」


彼は「独立自尊の精神を持て」とも言った。

自分で考え、自分で行動し、他人に頼らない精神を持て、ということらしい。

今こそ君は、大好きな諭吉の教えに従い独立自尊の精神を持ち、一般職女子同士の彼氏マウンティングから卒業するときではなかろうか。


もしかしたら10年後、ハイスペ彼氏の会社がリーマン・ショックさながらに倒産するかもしれない。
でも何も心配することはない。君が稼ぐことができるなら。

もしかしたら10年後、日本の国債がデフォルトし、未曾有の経済危機が日本を襲うかもしれない。
でも何も心配することはない。その頃君は、グローバルハイスペ女子になっている。

もしかしたら10年後、君が見込んだ下町ロケット・佃製作所の社員が、国産ロケットを飛ばす偉業を成し遂げるかもしれない。


そんなことになったら、10年後の街角で、俺は君にこう言おう。




目のつけどころがシャープだね、と。



日本でいちばん大切にしたい会社

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