読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

テレビの力を侮るなかれ!「バズること」と「ページビュー」の関係を2015年を振り返りながら考える。

散文

年末ですね!
ブログを通じて1年を振り返る人もたくさんいるようです。

僕が1年前に立てた目標は、「このブログのページビューを10万以上にしたい」というものでしたが、なんとか達成することができました。
来年は料理ブログを充実させたい!


さて、ここで個人的な目標の結果報告をしても読者にとって有用な情報にはならないと思うので、今日は1年間ブログを続けてきて印象的だった記事を振り返り、「バズること」が「どれくらいページビューに影響するのか」を紹介したいと思います。

というのも、多くのブログでは

「はてブがこんなにつきました!ページビューが増えてビックリしました!」

というような感想を述べているだけで、読み手のブログ運営の参考にはならないように見えたからです。

第三者から見てブログ運営の参考になるように、自分の経験をまとめます。


まずはツイッターから見てみましょう。

ツイッターの拡散はどれくらいPVに影響するのか

フォロワー数10,000人以上のアルファツイッタラーを見ると、

「すげェ...!なんかこの人とんでもない影響力持ってるんだろうな...」

なんて思うかもしれません。

でも実際は、ツイッターの影響力は数字ほど大きくありません。

大まかな目安として「アカウントのフォロワー数の10分の1」がブログへの流入件数です。


アカウントのロイヤルティ(忠誠心のある熱心なユーザがどれだけいるか)にもよりますが、フォロワー数1万人のアカウントが、赤の他人のブログを紹介したとしても、そのまま10,000件の流入があるわけではありません。


だいたい1,000人~1,500人程度の流入となります。

An active or "True" Twitter user has at least 10 followers, follows at least 10 people and had tweeted at least 10 times. By that definition though, only 21% of Twitter users are active users.

(フォロワー数が10人以上いるアカウントが、(ある一定期間内に)10回以上ツイートしている割合は、21%だけ)

http://mashable.com/2010/03/10/twitter-follow-stats/#z8wD1Wwby8qw

という検証結果もあるように、ツイッターのアクティブユーザ数はそれほど多くありません。
アクティブユーザ率20%前後というのは、僕の実感ともマッチしています。


ロイヤルティ(フォロワーの忠誠心)の話のついでですが、フォロワーを買うサービスを使ったり、botを作って機械的にフォロワー数を増やしてもほとんど意味がありません。
「フォロワー数が多いアカウント」に見えるだけで、機械的に増やしたフォロワーの多くは、そのアカウントに何の興味もないからです。

自分に関心を持ってくれているユーザを増やすことが、発信力を高める上で大切だと思います。


それでは、ツイッターとブログのPVの関係を具体例で見てみます。


12月27日に、なんか知らんけど東京姉妹がこの記事をシェアしてくれました(いつもありがと!)


oreno-yuigon.hatenablog.com



フォロワー数20,000のモンスター、みんなの愛すべきオモチャである東京姉妹がツイートしてくれた日のページビューはどれくらいかと言うと...


f:id:hideyoshi1537:20151231142355j:plain


12,866でした。


で、そのうちツイッター経由の流入はと言うと...


f:id:hideyoshi1537:20151231142410j:plain


1,794となっています。

他の記事でもだいたい同じような傾向で、フォロワー数の約10分の1が流入件数というのが、目安としては間違いないかと思います。



はてなブックマークとページビューの関係


はてなブックマークを知ってますか?
古くからのはてなユーザは知らない人がいないサービスですが、ツイッターで主に活動している方には馴染みがないかもしれません。

かつて伊藤直也さんという偉大なエンジニアが創りあげた、日本が誇るべきウェブ上のブックマークサービスです。

さて、日本のウェブにおいて、はてなブックマークがページビューに及ぼす影響はとても大きいです。
正直言うと、ツイッターよりも全然大きい。

はてブ(と略します)が3つ付くと「新着エントリ」として、はてなブックマークのサイトで紹介されます。

新着に入ったくらいだとページビューへの影響は100~500程度なのですが、はてブの面白いところは積み重なっていくうちに、どんどん拡散していくということです。

30個のはてブが付くと、だいたい3,000~5,000程度の流入になりますが、別格なのが「ホットエントリ」です。


これは短期間に50以上はてブが付いた記事がホットエントリとして紹介されるのですが、ホットエントリに入った場合、流入数はだいたい40,000~60,000程度になります。
はてなブックマークのページからだけではなく、はてブが契機となって、SmartNews、gunosy、Facebook、ツイッターなどで拡散されるからです。

ちなみに、ホットエントリに入ると「はてなブックマーク::Hotentry(@hatebu)」に紹介されます。


具体的な例を見てみます。

2015年8月2日のこの記事が、はてブのホットエントリに入りました。

oreno-yuigon.hatenablog.com


この時のページビューは以下のようになっています。


f:id:hideyoshi1537:20151231142515j:plain


はてブ経由で流入したときの傾向は、「一度ホットエントリから見に来た人は、高い確率で近いうちにもう一度見に来る」ということです。

ホットエントリに入って3日間は、再びホットエントリ入りしやすい確変期間となります。
だから、一度ホットエントリ入りしたときは、続けてブログを書きまくっておくのがいいでしょう。


ちなみに、はてブが付きやすい記事には特徴があります。

  • ライフハック系の役に立つ記事
  • 技術系の記事
  • 一言ツッコミたくなる記事
  • 「はてな村」の人気者が書いた記事
  • 極論・暴論
  • タイトルで煽った記事
  • 流行ネタ(はてな匿名ダイアリーで話題になったもの、イケハヤなど)

ナンパとかキラキラ女子ディスとか、ツイッター向けにチューニングされた記事は、はてブでは驚くほどウケません。
はてなに受け入れられるためには、はてなの文脈に沿った記事を書く必要があります。


未だ最強のメディアであるテレビの力を侮ることなかれ


ツイッターなどのウェブに染まった人は、テレビを侮る傾向が強いです。


この大馬鹿者!


ウェブの世界に生きるのなら、テレビの影響を侮るなかれ。

なぜ2ちゃんねるのまとめサイトが、あんなに必死になってテレビネタを追っかけているのかわかるかい?

ページビューになるからなんですよ。

ページビューなんていらないもん!わたしは速報が欲しいんだもん!
...なんて言うのは、発信側の視点ではなく、受信者側の視点である。


東京姉妹には、ウェブ発信の大御所としての自覚を持っていただきたい。


さて、気を取り直して。

ウェブの海には「Google」という巨大なクジラがいて、小魚のようなブログにページビューを供給しています。
そのクジラの主食になっているのがテレビです。

何が言いたいかというと、

「テレビで見た!」→「Googleで検索してみよう!」→「こんなブログがあったぞ」

という流れの影響力は極めて大きいということです。

マジで、ツイッターやはてブの比じゃない。


具体例を見ていきましょう。
年間を通じて、最もページビューが多かったのは11月でした。


f:id:hideyoshi1537:20151231142558j:plain


月間354,637PVのうち、多くは月の前半に偏っています。


f:id:hideyoshi1537:20151231142604j:plain


なぜかというと、この記事が読まれたからです。


oreno-yuigon.hatenablog.com



ここからはたとえが非常によくないです。
不謹慎かもしれませんが、「テレビのネットへの影響力」について語れる記事がこれしかなかったので、許してください。


11月は「ばびろんまつこ」さんが逮捕された月です。




f:id:hideyoshi1537:20151231142619j:plain


検索クエリをちゃんと捕捉できている分だけで、4万件近くの検索流入があったため、ページビューが跳ね上がりました。

・テレビでばびろんさんのニュースを見た→とりあえず検索してみよう

という人がものすごくたくさんいたということです。


その後、多くのウェブメディアが「ばびろんまつこ」とタイトルをつけた記事を乱発しました。
テレビで取り上げられた話題は、びっくりするくらいたくさん検索されるからです(放送直後は同時アクセス数が1,000近くなる)


このブログではニュースの話題でしたが、テレビ→ウェブで検索する例は他にもたくさんあります。

  • 芸能人のスキャンダル
  • スポーツの結果
  • 季節のイベントの情報について
  • ドラマのあらすじ・感想

などです。

ウェブとテレビは相反するものではなく、実は非常に親和性が高い。

「ばびろんまつこ」の例でも


「番組制作者がばびろん情報を検索して、キラキラアカウントの存在を知る」→「テレビで放送する」→「視聴者がウェブで検索する」


という流れができました。
テレビがウェブに連れてくるページビューは決して無視できないほど大きなもので、ブログのネタに困った人はテレビを見てみるのはどうでしょうか?

「検索される」ということは、「それだけニーズがある」ということです。

他にもGoogleに検索されやすくするSEO(Search Engine Optimization)とか色々語りたいことはあるのですが、既に7,000字近くなったのでまた今度書きます。


ブログとは?


ブログを書く目的は、人によって様々だと思います。
日々の記録を残すものであったり、人と交流を深めるものであったり、目的は人それぞれです。


僕にとってブログは、「自分のメディアを作っていく行為」に他なりません。

自分のメディアを作るということは、自由に使える広告を育てることであり、それ自体のコンテンツとしての価値を高めることでもあります。

また、真剣にブログを続けていく上で身に付けた経験は、これからの「ウェブありきの世界」では必ず活きてくるものと信じています。

ところで、

「ウェブは続けた奴の勝ち」

という格言があるように、ウェブ上でメディアを育てるには、「いかに継続するか」が非常に大切なことだと考えています。

発信を続けていくためには、時には「世間一般的に悪とされていることは発信しない」と判断することも必要です。


来年も、基本ポリシーは今年と変わらず、

・何か有用そうなこと
・何か面白そうなこと

を自分基準で発信していくつもりです。

今年はお世話になりました!
来年もよろしくお願いします。