俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

オッケーわかったキラキラ女子よ。だが世の中には「医歯薬出版」という超絶ホワイト企業もあってだな。


12月にキラキラ女子のことだけを一心に考え、キーエンスというモンスター企業を紹介した。


お前たちはいつも、商社くん♡外資くん♡などと言ってるが、世の中には他にもいろんな会社があるんだぞ、もっと色んな会社を見た方がいいぞ、という俺からのメッセージだった。





そう、キーエンスを知らないキラキラに、その存在を届けたかったんだ。
しかし...。



既に狙われている...だと?


「りちゃこ」とは、大阪在住のキラキラで、婚活中のアラサーである。
すれ違う男を振り向かせ、食事に行く男を奴隷にする魔性の女、りちゃこ。




ハハハ。


この馬鹿モンが!


さて、年も明けたことだし、婚活も佳境を迎えるであろうキラキラ女子達に、俺からもう一つのメッセージを送りたい。

投資の世界にはこんな格言がある。


「人の行く裏に道あり花の山」


人は皆、他人と同じことをやりがちだ。
みんなが良いというものは良く見えるし、みんなが欲しがるものが欲しい。

しかし、そんな大きな流れに飲み込まれるのをぐっと堪え、あえて人が行かない道を行くことによって大きな利益を上げられる、という教訓である。


ひるがえって、婚活を見てみよう。
キラキラを始めとした婚活界では、商社マンや広告マンに女が群がる。

しかしだな、本当に美しい花は、人が行かない道に咲くものなのだ。

今日はそんな裏道に咲く企業、「医歯薬出版」の存在を紹介したい。


結論から言おう。

医歯薬出版とは、日本一のホワイト企業である。

医学系の人たちに向けた教科書を販売している(とてもニッチな分野でトップを取っている企業だ)

年収は20代で1,000万超。
初任給は30万円で、新卒でも4ヶ月分のボーナスが出る

特筆すべきは残業時間で、月の平均残業時間が20時間以下。


婚活女子たちに問いたい。

お前たちは「年収イッセンマンイッセンマン」とやかましいが、結婚後の生活を考えているか?

年収1,000万超の企業で働く男のほとんどは、ものすごく忙しい。

慢性的に残業時間が長く、帰ってくるのは22時過ぎ。
冷めたご飯をチンして食べ、子供の寝顔に癒されて明日の出社に備える。
平日家族と過ごす時間はほとんどなく、土日は疲れて外出したくない。


そうして、暇を持て余したお前たちは浮気する。


金は天から降ってくるわけではない。
稼ぐ男は皆それなりに忙しい。
みんな大好き★世界最強のガソリンスタンド・ゴールドマンサックスの合コンは深夜2時から始まるという噂もあるくらいだ。


幸せな結婚生活に必要なのは金だけだろうか?
一緒に過ごす時間も必要なのではないだろうか?


やっぱり金は欲しい?
わかった。


そんな君達には、非上場企業に目を向けよ、と言いたい。


日本には、ニッチな分野でシェアを勝ち取った企業がたくさんあるようだ。
規模は小さいため上場しておらず、世間的には無名だ。

しかし、そういう会社は競合が少なく安定した収益が得られるため、社員の給与を高く設定することができる。
そして何より、激しい競争に晒される大手企業よりも労働時間が短い。

つまり、家族と過ごす時間を確保しやすいということでもある。

医歯薬出版や福音館書店の社員の絶対数が少ないことはわかる。
しかし、日本には421万の会社があり、そのうちの99.7%が中小企業である。

0.3%のさらに上澄みを狙うような婚活ではなく、99.7%から宝物を探すのも選択肢の一つではないだろうか。


さて、御託はこれまでにして、本題に入ろう。

ネットで調べたことだけを書くなら、俺がブログの記事にする意味は無い。
現場で取材を行い、生の声を届けるのが俺のポリシーである。


今日は幻のホワイト企業「医歯薬出版」が存在するという本駒込に行ってきた。
「ほんこまごめ」と読むこの見慣れない駅は、東京メトロ南北線の真ん中あたりに存在する。

住宅街に囲まれた場所に駅があり、ものすごく地味な駅だ。
正直言うと、全くキラキラしていない。


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本駒込の街は、平和そのものであった。


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街にはおじいちゃんおばあちゃんが微笑みながら歩き、若者はほとんどいなかった。

駅を出て左側にまっすぐ歩くと、ラーメン屋があった。
ここで海老味噌ラーメンを食し、旅を続ける。


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本駒込駅から歩くこと10分。


やっと見つけた伝説のホワイト企業「医歯薬出版」のビルの横にあったのは...


墓地であった。


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俺は一体ここに何をしに来たのか?
答えもわからぬまま、街を歩いた。


文京区は平和である。

渋谷、六本木、恵比寿、銀座───。

東京に移り住んでから色んな街を歩き、色んな店に行った。
街は喧騒に包まれ、常に騒がしかった。


しかし、文京区には同じ東京とは思えないほど、日本の古き良き時代の平和な光景が広がっていた。


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本郷三丁目に向かってまっすぐに歩く。
かの有名な東京大学本郷キャンパスを見つけた。


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未来のハイスペの息吹を感じる...!!

この空気を吸うだけでご利益がありそうだ。


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東大安田講堂の写真を撮る。
安田財閥の創始者・安田善次郎の寄付によって1925年に設立されたこの建物は、東京大学の卒業式、学位授与式が行われる由緒正しき建物だ。


東大生というと、ガリ勉眼鏡というステレオタイプなイメージを持たれがちだが、中には普通にイケメンも歩いていて、ステレオタイプなイメージを持たれる東大生は損だな、と思った。


ステレオタイプなイメージを持たれる東大生は...


...ん?




クソッタレが!!!


モテ男・稲井大輝のことは一旦忘れ、キャンパス内を歩く。



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久しぶりに「大学」というものの空気に触れ、巻き戻せない時の流れを感じた。

「あの時もっと勉強していたら」なんて考えても、もう二度と高校時代は戻ってこない。
過去を後悔しても仕方がない。我々は今を生きるしか無いのだ。


婚活も同じことだろう。
あの時、ああしておけばよかった。
もっと頑張っておけばよかった。

なんて後悔しても、絶対に「あの時」は戻ってこない。


今を生きるアラサー婚活女よ。
そして未だ迷走中のこの俺よ。


後悔しない1年を送ろう。
全力でやり切ったと言える一年にしよう。
受験と同じで「今」はもう二度と戻ってこない。


本郷通りをまっすぐに歩いた。


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たくさんの人がこの赤い門をくぐっている。

赤門から出てきた学生たちが笑っている。
彼らの未来が陽の光に照らされ、明るく輝いている気がした。


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俺、何しに来たんだっけ?