飛行機内でCAに名刺を渡すナンパはしない方がいいと思う4つの理由




恋愛工学のケーゴさんが、CAに名刺を渡すのを思い留まったとツイートしていました。
地蔵とは「固まって何もしないこと」を指す用語ですが、僕はとても賢明な判断だと思います。

踏みとどまったケーゴさんを褒め称えたい!

だって、そもそも機内でCAに名刺を渡していいことなんてほとんどないからです。

昔、CAの子と付き合ってたんですが、名刺なんてもう、毎日渡されるんです。
機内で渡している時点で、「その他大勢」なんです。


さて、この名刺。
渡す側は、渡して終わりだと思ってるかもしれませんが、名刺は渡された後、数奇な運命をたどります。

手渡された名刺はどうなるのでしょうか?

捨てられる

僕が聞いた限りだと、渡された名刺のほとんどは捨てられます。

個人情報の問題もあるので、可哀想なことに、シュレッダーにかけられてゴミ箱に向かいます。


そして、ステイ先に到着し、彼氏にこんな電話をするのです。


「今日また名刺もらったよ~」

「ちょ、待てよ?(キムタク風に)

ど、どこのどいつだ!?」

「もう捨てちゃったからわかんないよ。」

「ど、どんな男だ」

「普通のおじさんだよ」

「おじさんか...なら、よし」


晒される


顧客情報をネットで晒すようなことはしませんが、名刺が捨てられないこともあります。

もしかしたら連絡が返ってくるかもしれませんが、よくあるパターンがこんな感じです。


「ただいま!今日また名刺もらったよ~」

「ちょ、待てよ?(キムタク風に)

ど、どこのどいつだ!?」

「ゴールドマン・サックスって書いてある」

「ゴ、ゴールドマンだと!?名前はなんて言うんだ!?」

「織田信長って人」

「なんだと!?Facebookに...いる!

「し、しかもイケメン...!殺す!」


なんて感じで、名前と就職先と顔がすぐにわかってしまいます。

温厚なヒデヨシだと何の問題もありませんが、赤の他人に個人情報が漏れる上に、「仕事で乗った飛行機で名刺を渡す」という行動を知られるわけです。
嫉妬深い彼氏には通報されるかもしれません。

彼氏に見せるだけならいいですが、LINEの女子会グループで共有されたら恥ずかしいですよね。
LINE IDを渡すならまだしも、名刺を渡すのは本当にやめた方がいいと思います。

友達の友達につながったりして、それもまた恥ずかしいです。

普通に迷惑がかかる

CAは女社会なので、僕たちが思っている以上に辛いこともあるようです。
なんでもないことにネチネチと意地の悪いことを言われたり、お局に目をつけられたり。

タチの悪い客にクレームをつけられたら裏で注意されるため、客に強く当たることはできません。

名刺を渡されたときも、相手はお客様なので無下にはできませんが、困ることも多いみたいです。

「名刺を渡された」ことでネチネチ言われることもあるとかないとか。


とりあえず、小さな子供が「ありがとう」って言いながら手紙を渡すとみんなが幸せになれますが、オッサンが「連絡ください」と言いながら手紙を渡しても、多くの場合みんなが不幸になります。


付き合っても月の半分は家にいないし、年収2000万のパイロットに口説かれる

CAにブランド意識を持つ人は昭和生まれの人が多いと思います。
かつてキャビンアテンダントが「スチュワーデス」と呼ばれていた頃。
スチュワーデスは女性の憧れの職業であり、男性のステータスでもありました。

その頃の名残を根強く抱えているのが、昭和生まれの世代だと思います。

でも、実態はどうでしょう?

僕の知ってる子は青い航空会社の子だったんですが、入社して3年間は契約社員という扱いでした。
給料はかなり低めに抑えられる上に、月の半分は家にいません。
休みは当然不定期で、住居は羽田・成田圏内に縛られてしまいます。

CAの職場には合コンのプロみたいな奴が一人はいて、そいつに引っ切り無しに合コンに誘われ、ハイスペのシャワーを浴びます。

何よりの強敵は年収2,000万のパイロットです。
ステイ先では年収2000万のパイロットがCAを引き連れてご飯を食べに行くこともよくあり、その中ではまぁ当然、色んな「お誘い」もあるとかないとか。

HNDからITMとかね、FUKとかね、CTSとかに行っちゃうとね、二人をつなぐのは電波だけなんつって、もしかしたらとっくに心の距離までも離れてたりするわけですよ。

というわけで、色々あって、名刺を渡す作戦はあんまりおすすめしません。
どうしてもCAと会いたいなら、普通に合コンするのがいいと思います。

アイドルの握手会でLINE ID渡しても、あくまでお客さん。
キャバクラに行って連絡先を交換しても、あくまでお客さん。

男女の関係になりたいときは、別の道で頑張りましょう。