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俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

なぜ社会人になると女友達を作るのが難しくなるのか。あるいは、正しい女友達の作り方。


先月の話だけど、大学の時の友達と宅飲みした。
男も女も入り混じって、昔の話をして飲み明かした夜は本当に楽しかった。

涙が出るくらい笑って、しみじみと思ったものだ。

こうやって、大学を卒業してからも会えるような、そんな関係って本当に貴重だよなって。

社会人になると、継続的に会える友達ってなかなかできないもんなって。

俺は社会人になってからも、普通にこうやって、何の気なしに飲める友達がほしかったんだ。

★ ★ ★




社会人になるとセックスするよりも友達を作るほうが難しい。
そう考えると、多くの人がこう言うだろう。

「何を言ってるんだ。セックスできなくて困ってる男が世の中にはたくさんいるというのに」

なるほどたしかにセックスできなくて困っている男はたくさんいるかもしれない。
何を隠そうこの俺も、今年に入ってから一度もセックスをしていない。

たった一度たりとも、だ。
去年から数えると、半年を超えるかもしれない。

この歳になって俺は、清く正しく美しい童貞に戻ることができたのである。
これからは「童貞のヒデ」って呼んでくれよな!

さて、こんなブラジャーの外し方すら忘れた俺だが、それでも声を大にして言いたい。


セックスするより、友達を作る方が、いや、友達でい続けるほうがよっぽど難しいと。


なぜ友達でい続けるほうが難しいと言えるのか?

それは、友達を続けるためには高度な調整力を要するからである。
高度な調整力とは何か?

お互いの好意のレベルを70%でキープする能力である。

これが本当に難しい。

社会人になってどれくらいの人と連絡先を交換しただろうか?
そして、どれだけの連絡先が死んだだろうか?

LINEを見てみると、数え切れないくらいの連絡先が死に絶えていることに気付くだろう。

社会人の関係は、学生の時と違って希薄なのである。
なぜなら、お互いをつなげる組織的なつながりがないからだ。

合コンで出会って連絡先を交換しても、そのうちの半分は即死する。
そして、命からがら生き延びたLINEも、半年も経つとほとんどが死んでしまう。

ナンパして、たくさんの子とLINEを交換した。死んだ。
クラブで交換したLINEも簡単に死ぬ。

女の子を引っ掛けて運良くセックスできたとする。

身体の関係になった二人だ。
その関係は特別だと思うだろう。


ならないのである。


特別な関係に、ならない。

付き合ったりしない限りは、いつの間にか連絡を取らなくなる。
付き合っても別れたら連絡しなくなる。

嗚呼、なんて哀しいことだろう。
一度100%の関係になったとしても、切れてしまうとゼロになってしまうのだ。
俺の頭の中には、顔だけ浮かんで名前を思い出せない人がたくさんいる。

彼女たちが復活することは二度と無い。
なぜなら、名前もわからないからだ。
お互いに忘れているから、出会ったことが無かったことのようになってしまっているのである。


高校の時に付き合ってた子は何年経っても特別な存在なのに、大人になって身体の関係になった相手はほとんど消える。
だから、俺のLINEの友達一覧は死体だらけだ。

ここにきてやっと、やっと学習したことがある。


社会人になると、友達でいる方が、セックスするよりよっぽど難しいのである。


というのも、相手の好意が50%以下の場合、既読無視される関係になってしまうし、100%になってしまうと、いずれその関係は終わりを迎える。


組織的なつながりが全く無い異性の子と友達でいるには、好意70%を維持し続けなければならない。

・異性として魅力がある
・社会人として魅力がある
・人間として魅力がある
・一緒にいて面白い
・楽しい仲間がいる

など、お互いに何らかの魅力を感じていないと、関係を維持できないのである。
しかも、友達でい続けるということは、長期的な関係を築くということだから、ごまかしが効かない。自分自身の本質的な魅力を問われる。

これだけ読むと「社会人ってなんて冷たいんだろう」と思うだろう。
その通りなのである。

みんな忙しいから、なかなか理由もなく会うことができない。

無条件に"そこ"に行けば仲間がいて、"そこ"に行けば笑い合えた。
そんな場所は社会人にはなかなか存在しない。

自ら場を作らなければならない。


...ん?

無条件に集まれる"そこ"...?

ここまで書いて、そもそもの前提から間違っていることに気付いた。

よくよく考えると、全くのゼロから関係を作るのは、実際ちょっと難しい。
特に合コンやナンパは、少なからず性的な要素が絡んでくるからだ。

社会人になって、長く付き合える友達を作るには、共通の趣味で繋がるのがいいのかもしれないという当たり前のことに気付いた。

サッカーでもいい、ジム仲間でもいい、料理でもいいし、カメラでもいい。
あるいはツイッターやブログでもいいかもしれない。

男も同じで、女や金を通じての出会いよりは、自分がお金を払ってでも楽しめる趣味を通じて出会った友達のほうが、利害を越えた関係を作れる可能性は高いだろう。

結論。
自分が夢中になれる趣味を共有することこそが、友達を作るための最強の手段である。

共通の趣味でつながることができたなら、何年かした後にライフステージが変わっても、きっとまた会えるよね。
そういう友達を作りたいって思うんだよね。

なんて、週末一人で考えてた。