読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

ちはやふる 映画で動く 広瀬すず 可愛さ弾けて 心震える

感想

ちはやぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは
    ───在原業平朝臣

天皇の妻と秘密の恋をした在原業平の想いをこめた歌。
龍田川が赤に染まるほどの情熱を込めて、秘密の想いを伝えた──────。


f:id:hideyoshi1537:20160403122414j:plain

はじめての かるたの競技 生で見て 自分の見識 恥じて見直す


かるたがこんなに熱い競技だと知りませんでした。
正月に親戚と一緒にやった記憶がありますが、歌は一つも覚えておりません。

僕は群馬出身の子と付き合ったことがあるのですが、その子の情報によると群馬民族に限り、

「上毛かるた」

という謎のかるたに慣れ親しんでいるようです。

群馬は2016年の今でも平安時代の文化がそのまま残っていると伝えられています。
娯楽が少ない(というか、電気が通っていない)集落では、かるたくらいしかやることがないのでしょう。

しかし僕は群馬人ではありません。群馬以外では、かるたはやっぱりマイナーです。
誰がなんと言おうと、地味です。

高校で競技かるた部はなかったし、仮にもう一度高校生活をやり直すとしても、かるた部には入らないと思います。

そんな地味なかるたですが、「ちはやふる」を観て印象が変わりました。

この競技、思ってたより全然アツい。

Youtubeにもありますが、すさまじい反射神経を必要とする競技です。


www.youtube.com


一流の選手になると、0.2秒で札を判断して取りに行くらしい。
オタクで運動神経のない奴がやるものかと思いきや、かるたオタクは体育会系を凌駕する反射速度で札を取っているのです。

かるたを侮ってはいけないな、と思いました。


広瀬すず 動いた姿 直に観て 可愛すぎると 誰かに言いたい

動いている広瀬すずを初めて見たんですが、この子可愛すぎじゃないですか?
天使が服着て歩いているような。
この子だけ木漏れ日の中にいるような。

彼女が笑うだけで後光が射して見えます。
人はそれを神と呼ぶのでしょう。


ところで、僕の高校にすごく可愛い子がいたんです。
一個下の吹奏楽部だったんですけど、その子がいるだけで周りが明るくなるような、それはもう太陽みたいな女の子で。しかもちょっと巨乳で。

「君が太陽なら僕は月」と言わんばかりに僕は遠くから静かに見守っていたんですけど、高校最後の学校祭の時、キャンプファイヤーを全校生徒で囲んで、マイムマイム的なダンスをしたんです。

その時でしたね。

グルグルとマイムマイムで回っていたら、その子の手が目の前に出てきたんです。

ヤバイ

と思いました。

なぜなら、僕は全力で学祭を楽しみすぎて、手に汗をかいていたからです。


この汗まみれの手で、彼女の手を握るわけにはいかない...!!!


なので僕は、その子の手を握る直前に、

やーめた

みたいな顔をしてプイッとマイムマイムの輪から抜けだしたんですが、そこからでしょうか。
僕に恋の逃げグセがついたのは。

結局、告白することもできずに終わった高校生活でしたが、何が言いたいかというと、「ちはやふる」に出てくる太一君。
君の気持ちはわかるよ、ということです。

主人公の千早(ちはや)ちゃんに恋して、好きでもないかるた部に入って。
そばにいれるだけで、幸せだよな。

わかる。わかるよ。
俺も吹奏楽部、入りそうになったもん。
萌ちゃんに会うためだけに。


しかも君の相手は広瀬すずだ。
別格の天使じゃないか。

俺は生まれ変わってもかるた部になんて入りたくなかったけど、生まれ変わった高校に広瀬すずがいるならやるよ、かるた。
一緒にかるたしよう。日本一、目指そう。

タッチするのはおっぱいかもしれないけど、許してくれよな。


ちはやふる 仲間の絆 思い出し 体育館で 部活やりたい

僕はスポ根魂が身体に染み込んでいるので、「ちはやふる」のように、チーム一丸となって勝利に向かって頑張るストーリーに弱いです。

一人で観に行ったんですが、少なくとも3回は泣きましたね。これは大袈裟に言ってるわけではなく、本当に。
1回は広瀬すずが可愛すぎて泣けたんですが。

「勝利」という共通の目標を持って、しんどい練習を乗り越えて、試合に望む。
懐かしい記憶なんですが、部活って好きだからやってるように見えて、99%はしんどいんです。
練習したくない日だってある。

地道な基礎練習をして、筋トレして、走りこんで。
足がクタクタになって、女遊びする時間だって取れない。
土日の予定も入れられない。

本気で部活やってる人のほとんどは「練習くっそしんどい」と思ったことがあると思います。
ああ、今日は行きたくねぇなって。

それでも部活に行くのは、目標を共有して、それを達成できたらものすごく気持ちが良いからです。
1%の勝利の瞬間のために99%の辛い練習に耐えてる。

なんかこれって、仕事に似てますよね。
外から見たら華やかに見える仕事でも、実は裏では地味な作業の積み重ねだったりします。

でもやり切ったときの達成感のために頑張ってるようなのってありますよね。

僕が部活やっててよかったなって思ったのは、根性がついたことや、努力が報われた瞬間の気持ちよさを経験できたことだけでなく、

仲間と一緒なら喜びを分かち合える

と気付いたことです。

大会で優勝したとき、先生とキャプテンを胴上げするんですが、自然と涙が出てくるんです。
本気で頑張ってきたから。みんなが泣いているから。

そして後になって、そういう思い出を一緒に振り返って、お酒を飲んで笑って話して。
部活が共有できる思い出になるんですよね。

それが自分にとってはかけがえのないもので。
部活の経験は、自分を形作る要素の一つになっています。


「ちはやふる」観ると、そんな部活を思い出して涙が出ました。

あー部活いいな、って。
もう一回みんなで集まって部活やりてぇなって。


高校で 清き童貞 恋をして 告白するも 恋は実らず

高校といえば、部活と恋です。
部活して、恋して、友達とこっそり夜遊びして、先生に怒られて。

あれだけ制約まみれだったのに、高校の時の遊びの方が今よりずっと刺激的でした。
夜の公園に集まるだけでワクワクしました。

ちょっと気になる女の子に、みんなで集まった勢いで電話してみたり。
学校の噂に踊らされたり。

「ちはやふる」は高校の物語そのものです。
甘酸っぱい思い出が全部詰まってる。

正直、最初はそんなに期待しないで観に行ったんですが、想像より256倍くらい面白かった。
それはきっと、高校時代が楽しかったからでしょう。

この映画は3つの楽しみ方があります。
ひとつ目は、ストーリーを楽しむこと。
ふたつ目は、思い出を楽しむこと。
みっつ目は、広瀬すずに恋すること。

下の句(後編)が4月末からで、上の句(前編)はそろそろ終わってしまいそうですが、ちょっとしたデートにもおすすめしたい映画でした。
部活に青春賭けてた方はぜひ。


ちはやふる コミック 1-30巻セット (BE LOVE KC)

ちはやふる コミック 1-30巻セット (BE LOVE KC)