俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

iPhone6sのタッチパネルが反応しなくなったときの対処として試みたこと。


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図書館で本を読み、疲れて一休みしようとLINEを開いた。
例のごとく誰からもLINEが来ることもなく、ホームボタンを2度押しして、LINEをスワイプする。

上の方にアプリを弾こうとしたその時、iPhoneの画面が固まった。
iPhoneが全く反応しなくなったのだ。

なんだ?
またiPhoneがフリーズしたのか?

どうせしばらく放っておけば直るだろうと思った。
アプリケーションがフリーズするのは、アプリを動作させるCPUがフル回転して、頑張っているからだ。

もしかしたら、メモリがパンパンになっているのかもしれないな。
いずれにしても、しばらく放っておけば直るだろう。

僕は特に気にせずフラフラと散歩した。
ベンチに腰掛け、スマホを見る。

まだ動かない。


何が起こった?

故障...?
そんな馬鹿な!

発売のたびに銃で撃たれ、トラックに轢かれ、ゾウに踏まれるiPhoneが故障?

一説によるとiPhoneの故障率は25%だとか言われているけれど、まさか僕のiPhoneが故障するなんてそんな馬鹿な!

しかし、何度触れても全く反応しない。
ホームボタンは反応するが、タッチパネルが反応しない。

OKわかった。
まぁ、落ち着け。

こういうときは、ハードウェアに問題があるか、ソフトウェアに問題があるかで切り分けるべきだ。
ハードウェア、つまり機械に問題がある場合は、僕が直すことはできない。

ソフトに問題がある場合は、強制再起動することで直るかもしれない。

iPhoneを強制再起動させる方法は、電源ボタンとホームボタンを同時に長押しすればいい。
一説によると、10秒くらい長押しすればOKというが、実際5秒くらいで強制的に電源が落ちた。


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そして、起動。

僕は恐る恐るiPhoneに触れたが、全く反応しない。
まるで屍のようだった。


後でApple Storeの店員に聞いたことだが、

タッチパネルが反応しない場合の9割は強制再起動することで直る

そうだ。
つまり、僕が直面しているのは、それよりもっと深刻な状況だということになる。

物理的に壊れてしまった場合、手の施しようがない。
スマホを使えなくなったところで、最近は誰からもLINEがこないので全く困らないわけだが、なんとなく壊れたままでいるのは気分が悪い。

僕は面倒に思いながらもApple Storeに行くことにした。
休日のApple Storeは地獄のような混みようだった。

故障の対応待ちで30分以上。
鳴らないiPhoneにそこまでの時間を費やすことはできない。

iPhoneを修理できるのは、Apple Storeだけではない。
ビッグカメラやヨドバシカメラなどの代理店でも修理可能だ。

ちなみにソフトバンクショップやauショップ、ドコモショップに持って行ってもダメ。
彼らはiPhoneという電話を作っているわけではないからだ。

機械はAppleの責任で直す。

というわけでヨドバシカメラにiPhoneを持って行き、様子を見てもらった。

彼らがまず最初に試したのは再起動。
次に試したのは、保護シートをはがすことだった。

タッチパネルの反応が鈍くなっているのは、保護シートの影響である可能性もある。

しかし、当然ダメだった。

その次に試すのは、初期化だ。
このとき聞かれたのは、データのバックアップは取れているかということ。

当然バックアップなど取っていなかった僕は、全てのデータを失うことを余儀なくされた。
どうせスマホは動作しないのだ。

ハードディスクに残された電話帳、写真、LINEのメッセージ履歴は全て消えた。

さようなら、煌めく思い出達。
俺は記録じゃなくて、記憶に生きるよ。

そして初期化した結果...。
反応しない。

つまり、ソフトの問題である可能性は完全に絶たれたというわけだ。

僕はiPhoneを渡し、修理に出した。
しょぼい代替機を受け取った。

この代替機にはLINEもツイッターも入っていない。
連絡先には誰も登録されていない。

ここで得た貴重な教訓は一つだ。

スマホの故障は対岸の火事ではない。
大事なデータは必ず、日々バックアップしておこう。

iCloudに同期するでもいい。

消えたデータは二度と戻らない。
記録は時に、記憶以上の価値を持つ。
記憶は日々消えていくが、デジタルデータは劣化しない。
しかし、バックアップを取らなければ、跡形もなく消えてしまうこともある。

この記事を読んだ人は、今すぐ、なんらかの手段でバックアップを試みよう。
故障しない機械などないのだから。