テレ東の「思わず歌いたくなる!最強ヒットソング」を観て、音楽は人生の目次だと思わずにはいられなかった。



早めに帰宅してテレビをつけると、「テレ東音楽祭2016 思わず歌いたくなる!最強ヒットソング」という番組が放送されていた。

コンビニ飯を食いながらテレビを流し見していたら、懐かしさがこみ上げてきた。


最初に流れたのが浜崎あゆみの「SEASONS」

この曲は今の高校生は知らないかもしれないけれど、僕が高校生の時にお天気お姉さんのドラマがあって、そのドラマの主題歌で使われていた曲だ。

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当時は浜崎あゆみがギャルのカリスマと言われていて、ヤンキー系の女子は浜崎あゆみっぽいハットをかぶって街を歩いていた。

度重なる整形によって原型をなくしてしまったが、16年前の浜崎あゆみは本当に可愛かったのだ。

今みたいにボイストレーニングしていたわけではなく、精一杯出したかすれた声もよかった。
MDウォークマンに浜崎あゆみをぶち込んで、何度も何度も聴いていた。

そして余談だが、高校1年生のとき、隣の高校の彼女ができたときに聴いていたのも浜崎あゆみだったが、残念ながら1週間で振られた。

女心は天気のように移り変わりやすいものなのである。



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次に流れたのが松田聖子の「あなたに逢いたくて」

この曲が1996年に発表されたことを、今初めて知った。
松田聖子は僕が生まれるずっと前の昭和のアイドルだと思っていたから、この曲が意外と最近(?)であることに驚いた。

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この曲をリアルタイムで聴いた記憶はあまりない。
小学生の時だったから当然MP3プレイヤーなど存在せず、Mini Diskも持っていなかった。

電話は「親機」しかなく、携帯電話は黒い爆弾のような箱で、情報はほとんどテレビから得ていた。
ティム・バーナーズ=リーがWorld Wide Webの仕組みを考案してから5年後のことだ。
無論、一般家庭にインターネットなど存在しない。

僕は爆走兄弟レッツアンドゴーをかぶりつくように見て、いかに速いミニ四駆を作り上げるかに苦心していた。
僕の小学校時代は、ミニ四駆と共にある。

友達とコースを合体させ、レース大会を開催したのもこの頃だった。
僕のミニ四駆は圧倒的なスピードで仲間を蹴散らしたが、ジャパンカップというミニ四駆の最高峰を争う大会では予選でコースアウトして無残に散った。

それ以降、ミニ四駆には触れていない。


僕の個人的なイメージでは、松田聖子は「赤いスイートピー」である。

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この曲は1982年に生まれた。
僕がまだ世の中に存在していない時代だ。


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番組では懐かしのCMソングの特集をしていたようで、AKBの曲を紹介した後にしれっと流れたのが広瀬香美の「ロマンスの神様」だった。


太陽が眩しい。
でもその眩しさは空ではなく、リフトから下を見た時に、雪に反射した太陽の光だった。

スキーをはいて、リフトに乗る。
不安定なリフトが怖くて、横の棒に捕まった。

柱のところでガンガンガンガンと揺れながら、山の上を目指す。

リフトって暇だなぁと思って目を閉じた時、聴こえてきたのが「ロマンスの神様」だった。

これはゲレンデの恋の歌だ。


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この曲の歌詞を聴くと、キラキラ女子なるものは突然現代に生まれたわけではなく、女は皆キラキラっぽい性質を持っていることがよくわかる。


「年齢 住所 趣味に職業 さりげなくチェックしなくちゃ」

と、この時代のキラキラは言うが、今の女は「年齢 住所 趣味に職業、その後ググッて年収チェック」である。

ロマンスの神様どうもありがとう。


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久しぶりにORANGE RANGEを見た。
大学の時死ぬほどカラオケで歌ったのがORANGE RANGEだった。

大学二年だか一年のとき、彼女と見に行った映画が「いま、会いにゆきます」

エンディングで流れたのがORANGE RANGEの「花」だった。

「花びらのように 散りゆく中で」

とORANGE RANGEのイケメンが歌う中、僕はずっと泣いていた。

今でこそ映画を月に3回は観に行っているが、当時は映画を観ることは珍しかった。
そして、映画が泣けるものだと知ったのもあの時だったと思う。

特に「中村獅童」という不細工の演技は素晴らしかった。

お母さんの役をやっていたのが竹内結子だったと記憶している。
ちなみに竹内結子と松たか子と僕のヤバイ妻の人はみんな同じ顔に見えるのは僕だけだろうか。

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