"卒業した人"が住む街・豊洲の「パークアクシス」でキャナリーゼを目指せ



プロローグ

豊洲の街に立った時、僕の中から邪気が消えた。
港区に充満する金と性欲、銀座に溢れる婚活欲のような、全ての欲望が抜けていくようだった。

子供たちがお父さんを呼ぶ声が聞こえた。
なんて平和な街なんだろう。

ここにはパリピも婚活女子も、夜な夜な繰り広げられる男女の駆け引きも存在しない。
ただそこに、平和な家庭があるだけだ。


ららぽーと以外の目的で、豊洲の街に来るのは初めてだった。
僕はららぽーと以外の豊洲を知らない。

住宅街がこんなに静かで、こんなに道が広く、こんなに明るかったなんて、知らなかった。

と、同時に思った。


「この街は、卒業した人が住む街なんだ」


と。
婚活を終え、モテの探求をやめ、家族とともに、子供の成長を見守り、仕事に情熱を駆ける人が住む街が豊洲なのだと。


パークアクシス豊洲キャナルを見学してきた


さて、「東京いい部屋モテる部屋研究」、しばらく間が空いて第4弾ですかね!
今回は豊洲の調査結果をまとめます。

冒頭でも紹介しましたが、この街にパリピはいません。
育ちの良いサラリーマンが家族と共に住み、休みの日は子どもと犬と湾岸を散歩しているような街、に見えました。

そんな豊洲の高層マンションに住むママ達のことを「豊洲のキャナリーゼ」と言うようです。
白金に住むマダムを「シロガネーゼ」というみたいで、正直ちょっと品がないですね。

そして、数ある豊洲のタワーマンションの中でも、閑静な住宅街にある

「パークアクシス豊洲キャナル」

という白いマンションに住む人こそが、正当なキャナリーゼらしいので、友達に便乗して見学に行ってみました。


豊洲の土地勘が全然ないんですが、「パークアクシス」は新豊洲駅から歩いて5分くらいのところにあります。
ららぽーとも歩いていける距離で、豊洲で唯一チャラそうなMAGIC BEACHという野外のBBQスペースも近くにあります。



パークアクシスの外観はこんな感じ。

f:id:hideyoshi1537:20160810150925j:plain

白基調の壁にわずかに茶色が交じり、高級そうな雰囲気がありますが、タワーマンションと言うにはちょっと低めのマンションです。
ちなみに、どの高さから「タワーマンション」と呼ぶかには明確な決まりはないのですが、20階以上のマンションを一般的にタワーマンションというようです。

f:id:hideyoshi1537:20160810150951j:plain


エントランスの周りも綺麗で、マンションから出るとすぐ海があります。


f:id:hideyoshi1537:20160810150958j:plain


世の中には数えきれないくらいのマンションがありますが、ここのエントランスは色々と凝っていて、ホテルのような造りになっていてすごく綺麗です。こういうのが好きな人にはハマりそうです。


f:id:hideyoshi1537:20160810151030j:plain


エントランスで読書もできます。


f:id:hideyoshi1537:20160810151041j:plain


中には新聞が。


f:id:hideyoshi1537:20160810151100j:plain


角部屋からは街の景色が見えます。
逆に街から部屋が見えてしまうのが気になりますが、治安がいいから大丈夫なのでしょうか。


f:id:hideyoshi1537:20160810151109j:plain


マンションの中にはジムが。


f:id:hideyoshi1537:20160810151120j:plain


ジムがあるタワーマンションは多いですが、パークアクシスのジムはすごく綺麗で広いと思います。
少なくとも、前に見た日本最強のチャラマンション「THE ROPPONGI TOKYO」のジムの100倍は綺麗です。

ただ、どこも設備は少ないですね。
ランニングマシーンくらいしかないところが多いです。
もっと高いマンションの見学に行けば、すごいジムがついているところもあるかもしれませんが、そんな富豪の友達がいないので便乗できず...。
マンション内のジムについてはさらに研究の余地がありそうです。

マンションの中にあれば通いやすいですからね。


さて、気になる家賃ですが、中央区、港区に比べるとちょっと安いです。
60平米で21万くらい。同じ広さと設備のマンションを港区で求めると、25万くらいが相場になると思われます。

このマンションの何よりも素晴らしいところは、見学するだけで「こすると消えるボールペン」をプレゼントしてくれるところです。


f:id:hideyoshi1537:20160810151130j:plain


これは地味に嬉しい。
アンケートに答えたら見学に来た人全員に配ってくれます。

豊洲のモテを考える

豊洲は駅が弱く、有楽町線とゆりかもめくらいしかありません。
都心に近く、出るのは簡単です。
ららぽーともあって、買い物には困りません。

しかし、これが女の子を連れ込むとなるとどうでしょう。
途端に難易度が上がります。

僕のようなモテないスケベは、繁華街近くの狭い部屋に住み、

「ちょっと歩けばなぜか家に着く」

というお散歩ルーティーンを駆使して、何食わぬ顔で女の子を家に連れ込むという卑劣な作戦に頼ってきました。

部屋が豊洲となると、そうはいきません。

繁華街で女の子と飲みに行って、

「お酒飲み過ぎたわ~ゲヘヘ、ちょっと歩こ」

なんて言って散歩しても、どう頑張っても豊洲にはたどり着きません。

その意味で、
色んな女の子を連れ込んだろ
とか、
部屋でパーティーしようぜ
的な人は、豊洲に向いてません。

ビジネスマンにとっては、豊洲は都心から全然近い場所ですが、
エロい人にとっては豊洲は都心から遠すぎるのです。

家までの距離は、身体の距離そのものです。

近そうで遠い、あなたの気持ちと豊洲の部屋。
それが豊洲です。

したがって、豊洲という街は殺し合いの螺旋から卒業した人達が、家族と共に平和に暮らすために住む街なのです。

逆に言うと、女子から見て、独身でなぜか豊洲に住んでいる男がいたら、確実に狙い目です。
真面目に仕事をして、家族を大事にする人である可能性が高いからです。

下心が溢れる人は豊洲に住みません。
同じ家賃で六本木か汐留か恵比寿に住むでしょう。
バーで飲んで、そのまま連れ込めますからね。

まとめると、豊洲は平和な家族の街。
晴海から先には、エロい人を弾く結界が張られてる。


以上が、東京いい部屋モテる部屋研究、豊洲編でした。