俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

「世界のトップエリートが実践する集中力の鍛え方 ハーバード、Google、Facebookが取りくむマインドフルネス入門」読んだけど正直期待はずれだった。

集中力の欠如に悩まされていた。
勉強しようとしても、スマホが気になってしまう。
仕事中も他の電話や会議の時間が気になって集中力が続かない。

同じ1時間でも、集中した1時間とそうじゃない1時間では生産性が全く違う。
闇雲に時間を費やしても、何かを生み出していなければそこに意味はない。

人生のアウトプットは、

能力 × 集中力 × 時間

で決まるはずだ。

そして、能力は集中して時間を積み重ねるごとに高まっていく。
能力が高まれば、生産性も高まっていく。

1時間の密度を上げるために、集中力を鍛えることは必須だった。
そこで何か先人の知恵を借りようと、ヒントを探した。

Amazonで「集中力」というキーワードを入れて出てきたのが


「世界のトップエリートが実践する集中力の鍛え方 ハーバード、Google、Facebookが取りくむマインドフルネス入門」


という本だった。タイトルが長いし、なんとなく胡散臭さを感じた。

しかし「Googleが採用した」という文言や「スティーブ・ジョブズが禅の思想を取り入れた」という文言はあまりにも魅力的で、藁にもすがる思いで購入を決めた。

何か一つでも得るものがあればいいなと。
で、読み進めていったものの、なかなか具体的な「集中力の鍛え方」が出てこない。
Kindleで43%まで進んだところでやっと、「第3章 世界のトップエリートが実践するマインドフルネストレーニング」という具体的な内容が出てきた。

それまではずっと、マインドフルネストレーニングの宣伝ばかり。
意味が無いので読み飛ばした。

204ページのうち、ほとんどがマインドフル瞑想の宣伝と精神論ばかりで、具体的な方法論の部分は300文字でまとめることができる。

以下に、本に書いてある内容のうち、具体的な「集中力鍛える方法」の部分を要約してみた。
(正確には集中力を鍛える方法ではなく、「瞑想のやり方」)


★ ★ ★

集中力が散漫だと、何かを成し遂げることはできない。
マインドフルな状態を作り出す努力をすることで、集中力を手に入れよう。

マインドフルな状態とは

「意図的に、いまこの瞬間に、評価や判断とは無縁の形で注意を払うことから、浮かんでくる意識」

である。

ではどうやってマインドフルな状態を作るか?
それにはいくつかのステップがある。

1.瞑想の目的を確認しよう

なんのために瞑想をするのか、考える。

2.心地よい姿勢で椅子に座ろう

深い呼吸を行うために、背筋を伸ばし、安定させる。

3.ゆっくり目を閉じて、10分間瞑想する

瞑想のプロセスは以下の通り。

1.呼吸に注意を向ける

空気の流れを意識すること。
鼻、喉、肺に入って出ていくのをイメージする。

2.注意がそれたことに気付いて、呼吸に意識を戻す

呼吸に意識を集中しているうちに注意がそれるはずなので、意図的に意識を呼吸に戻す。


3.10分瞑想を続けて最後に3回深呼吸する


4.振り返る

瞑想を終えたら、瞑想の経験を振り返って紙に書く。


★ ★ ★

以上。これだけ。

あとは、マインドフルであれば仕事がうまくいくとか、チームがうまく機能するとか、そういうことが延々と書いてある。
スピリチュアルな文言が延々と続いていて、これはもう「集中力の鍛え方」ではなく、自己啓発本である。

タイトルを「集中力の鍛え方」とするのは明らかに釣りであり、インターネットでよく見られる手法だ。
釣られる方も問題だが、Kindleだと中身を見ることができないので、もうちょっと良心的なタイトルにしてほしかった。


さて、ここまで書いて何も得られないままだと悲しいし、この記事を読んでくれた人に申し訳ないので、具体的に集中力を高める方法を自分の頭で考えてみたい。


集中力を高める方法は逆説的だが、集中を阻害するものを徹底して排除することだ。

  • テレビ
  • パソコン
  • LINE
  • Twitter
  • ブログの通知
  • というかスマホ全般
  • もっと言うと、インターネット全般
  • 漫画
  • 好きな小説
  • ゲーム
  • 机の上に散らかっているもの全て
  • 音楽含む雑音
  • 余計な人間関係

これら全てを自分から物理的に遠ざける。
具体的な距離は、「取りに行くのがすごく面倒なくらいの距離」を置く。

「誰かから連絡が来ているかも」

なんて言うのも気にしない。

人間の意志の力に頼らず、仕組みを作ることが大切だ。

次に、上で書いた瞑想を取り入れてもいいかもしれない。
時間は10分かけるのはもったいないので、3分で。

時間を測って、

・何をするのか
・なぜこれをするのか
・この時間で何を生み出したいのか

などを考えて、目をつぶって呼吸に集中する。
マインドフル(笑)な状態を作り出す。


その次にやることは、時間を区切って締切を作ることだ。

「60分で何をどこまでやる」

というのを明確に決める。
そして、常に時計を意識して、タイマーを見ながら作業をすすめること。

センター試験で鬼の集中力を見せたように、試験を受けて時間に迫られるような状態に自分を追い込めば、人間けっこう集中できる。
時間を区切るのは極めて有効だ。

もっと大事なのは、

優先順位の一番高いものに集中する

ということだ。
そもそもやるべきことを間違っていることもある。

「自分にとって今一番大事なことに集中している」

と確信を持てれば、他の雑事は気にしなくてもいい。

優先順位をつけて、
集中を妨げるものを切り離して、
時間を区切って、
目の前の作業に取り掛かる

って、これ、言葉にすると当たり前のことだよね。結局。

「集中力」って、なんか裏技みたいなものを探して身に付けるものじゃなくて、当たり前のことを当たり前にやることで生み出されるものなのかもしれない。


世界のトップエリートが実践する集中力の鍛え方 ハーバード、Google、Facebookが取りくむマインドフルネス入門

世界のトップエリートが実践する集中力の鍛え方 ハーバード、Google、Facebookが取りくむマインドフルネス入門

  • 作者: 荻野淳也,木蔵シャフェ君子,吉田典生
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