俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

Amazonダッシュが話題だけど、僕は15年も前からダッシュしていた件

AmazonダッシュというAmazonの新サービスが話題です。
洗剤や石鹸のような生活用品が足りなくなったとき、Amazonダッシュボタンを押せば、いちいちパソコンを開かなくてもAmazonで商品を注文することができるというものです。

ネットでは

「革新的なサービスだ!」

「さすがAmazonさんや!」

と大絶賛されていました。

が、ダッシュ歴15年の僕からすると、


今更かよ、ペゾス


と言わざるを得ません。

あれは中学2年の頃でした。

真面目な中学1年生が終わり、
ヤンキーがモテると気付いたあの頃。


僕は遅ればせながら、ヤンキー界隈にデビューしました。


それまで真面目に生きてきた僕にとって、ヤンキーの世界は新鮮でした。
何がすごいかって、不良女子はスカートが短いのです。

そして、肌色の割合が多い。

ヤンキーの集まりに参加すると、周りには不良女子が必ずいます。

僕はヤンキーのたまり場に潜り込み、人生で初めて

キャミソール

という服を見ました。

不良女子はとにかく露出が多いので、大人にとっては下着のような服を一枚で着て外を歩いていたのです。

正直、あれには感動した。

清く正しく汚れなく童貞だった僕にとって、肌色の面積が全体の60%を超える女子はとても新鮮なものでした。


さて、そんな不良界隈にデビューした僕ですが、


タバコを吸えない

ピアスは怖くて開けられない

チビで喧嘩は怖くてできない


という不良にあるまじき小人物だったので、当然ヒエラルキーの最下層に甘んじていました。
そんなヒエラルキーの最下層で僕は、


ヒデヨシダッシュ


と呼ばれる技を磨いていったのです。

スマートフォンが普及し、AIが将棋のプロを打ち負かし、自動運転の技術が開発されつつある2016年の今、最先端のAmazonダッシュボタンを押しても、商品が届くのはせいぜい12時間後でしょう。

ヒデヨシダッシュはそんなレベルじゃない。

ボタンを押されたら5分以内。
しかも、誰でも無料。

肌色の面積が60%以上を占める女も、不良の番長も、挙句の果てには名前もわからん他校の誰かでも、ボタンを押したら即ダッシュ。

タバコからおやつまで、何を頼まれても5分で商品が届く。
そんな画期的なサービスを、僕は15年も昔からやってきたわけです。

中学だけではありません。

高校1年生。

初めてできた彼女がパカパカの携帯電話を開き、

「化学のテストがあるから教えてほしい」

とメールを書きます。
そして、真ん中の送信ボタンを押したその10分後には、彼女の家までダッシュで到着しているのがHidezonクオリティ。

無論、下心もあったわけですが、当然何もさせてもらえず、

化学のテストが終わったら振られました。


それでも僕はダッシュをやめませんでした。

社会人になり、彼女が「熱が出た」と言うと、
冷えピタとリンゴを買ってダッシュで家まで届け、

「疲れた」と言うと、
ダッシュで最寄りの繁華街に飲みに連れて行く。


そんな風に、真心と愛情を届け続けた僕からすると、
ボタンを押してトイレットペーパーが届く程度のAmazonダッシュは最先端とは言えません。


だって僕は、15年も前から、恋のボタンを押されるたびに、ダッシュで真心を届けてきたわけですから。


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