俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

「何か食べたいものある?」→「オムライス食べたい」の破壊力はヤバい。


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おじさんは疲れていた。
毎日のドタキャンに。

おじさんは希望を失っていた。
送るたびスルーされてしまうLINEに。

おじさんは悲しんでいた。
たまに入る予定は「男」ではなく「財布」になっている現実に。


そう。

この私は。


空前絶後の

超絶怒涛の非モテ男


女性を愛し、女性に愛されたことのない男


ドタキャン...
アッシー...
既読スルー...


全ての非モテの生みの親


そう我こそは

身長170センチ
体重70キロ


貯金残高 52万円

キャッシュカードの暗証番号は0721

オナニーって覚えてください。


どうも、ヒデヨシです。


非モテ界で圧倒的な輝きを放つサンシャイン斎藤ことヒデヨシですが、こんな僕にも最近、感動的な出来事がありました。

年末に酔った勢いでリゴレットに行って、そこで連絡先を交換した女の子に連絡してみたんです。
正月の勢いのままに、満を持して。


「ご飯に行きましょう」


と。

まぁ、こんなLINEは基本的に返ってこないものですから、何も期待することなく、何も感情を込めることもなく、淡々とメールを送ってみました。

すると、

「行きましょう(絵文字)」

というLINEが返ってきて。

絵文字がついているというだけでちょっと感動したんですが、その後、

「何か食べたいものあります?」

と聞いたときに、

「オムライス食べたい!」

と返信が来たんですね。


これには。

ここ数年何を見ても心動くことなく、


感動の不感症


と言われていた僕でもグッときました。


焼肉、
フレンチ、
寿司、
イタリアン...

あるとあらゆる店に連れていかれ、ありとあらゆる会計を任されてきた僕にとって、


オムライス


というのは未知の領域だったわけです。


振り返ると、初めて女の子とオムライスを食べたのは大学生の時でした。
18歳になって、大学に入って、彼女ができて。

学食もちょっと飽きたし、ちょっと街に出て何か食べようよ、と二人で話して。


自転車をこいで向かう先にあったのは

ポムの樹

でした。


駅前のポムの樹に1時間並び、大盛りチキンオムライスを頼み、満腹になって午後の授業をサボって家で寝る。

あの頃の僕たちは、相手の年収を気にすることもなく、
結婚なんて全然違う世界の大人の話で。

ただただ、いま目の前にあることが楽しければよかった。

そんな毎日を過ごしていました。


夜中にクラスの友達からメールが届いて。
突然みんなで集まって。
なぜか画用紙とサインペンを持ってて。

適当に行き先を書いたサイコロを作って、目が出たところにドライブしてた。

一晩中ドライブして、俺たちなんでこんなとこまで来てしまったんだろうって。

温泉入って、いつの間にか昼になって、ご当地ラーメン食べて、やっと帰ってきたのが夕方で。

そのとき、疲れたね、なんか食べに行こうかってなって行ったのが、オムライス屋だったんです。


そう、オムライスとは。

あの頃の真っ白に輝いて、未来が希望で溢れてた、そんな時代の象徴だったのです。
黄色い卵は幸せの色。


デートでラーメン食っても怒られなかったあの頃。
気になる女の子を家に呼ぶのにバーになんて行く必要のなかったあの頃。
公園で話して、カラオケ行って、そのまま一緒に家に帰ってたあの頃。

お腹すいたね、なんか食べたいねって。

家に帰って作ったのは、オムライスでした。


「何か食べたいものある?」

「オムライス食べたい」


オムライスに詰まっているのは卵でもライスでもなくって、ノスタルジックな思い出。

そんな、みんなが心の奥に隠してしまった思い出を見事につつくのが、

「オムライス食べたい」

だと思うのです。


フレンチとか高級焼肉とか、気取った食事もたまにはいいのですが、スープカレーとかパスタとか、高くないけど美味しいものってたくさんあって。

そんなB級グルメを愛せる人って、肩の力を抜いて一緒にいられる人だと思うんです。



高い店に連れて行ってもらうのが愛情


なんて考える女の人もたまにいて、理想が高いアラサー女子に多いんですが、お金で愛を測ってるうちは、まだまだです。

本当に大事なものは、目に見えないものなのですから。

とにかく、「何か食べたいものある?」→「オムライス食べたい」は、不意打ちとしてはかなりの破壊力があるので、次に男の人に誘われたときは、ぜひ使ってみてください。

男のハートを掴むこと間違いなしです。
少なくとも僕のハートは掴まれたまま、正月以来、既読がつきません。