好き嫌いの多い子供だった。
小学生の頃、給食のピーマンがどうしても苦手だった。
いつまでもピーマンを残し続ける私に先生がブチ切れ、
「食べるまで貴様は帰さん」
とひたすら居残りさせられたことがある。
当時好きだった田中さん(通称リナちゃん)は、泣きながらピーマンと見つめ合う僕を見て、明らかに軽蔑していた。
女子に関しては全く好き嫌いはなかったが、食べ物に関してはあまりにも好き嫌いが多かった。
高校もラーメンやカレーばかり食べて、野菜を残す日々。
あの炭水化物に偏った食生活は確実に身体に悪かっただろう。
結局、野菜嫌いを克服したのは大学に入ってからである。
mixiにドヤ顔で料理の写真を上げるために、仕方なく野菜を調理し、色々と作ってみた。
自分で調理することによって、野菜は敵ではなく、味付けによって色々な表情を見せる日々の食事の味方となった。
ちなみにmixiに上げた料理は皆に酷評され、今も昔もやってることは何も変わっていない。
好き嫌いは損だ。
好き嫌いをする人間は、変わった人間だと思われる。
僕がそうだった。
好き嫌いは損だ。
栄養が偏って、身体に良くない。
僕がそうだった。
好き嫌いは損だ。
世の中にはたくさんの美味しい料理があるというのに、その味の素晴らしさに気付くことができない。
僕がそうだった。
そこで今日は、そんな野菜嫌いな人でも美味しく食べられる、超簡単なレシピを紹介したい。
名付けて、
『野菜たっぷりの中華スープ』
である。
料理アカウント駆け出しの僕でも作れる簡単料理で、一人暮らしの男性に特におすすめしたい。
男の一人暮らしはとにかく栄養が偏りがちである。
吉野家、サイゼリヤ、富士そば、ピザハット...
男のおなじみの店だ。
こういうお店ももちろん美味しいのだけれど、たまには家で野菜を摂ってみよう。
中華スープはきっと日々の野菜不足を補ってくれる。
では、作り方。
* * *
まず、玉ねぎを用意します。
用意した玉ねぎの先っちょを切ります。
それから皮をむきます。
玉ねぎの皮は、茶色いのが見えなくなるまでむけばいいです。
次に玉ねぎを半分に切ります。
半分にした玉ねぎをできるだけ細く切ります。
スラムダンクで言われていたように、左手はそえるだけです。
グーに握って、包丁に添えましょう。
鍋に500mlくらい水を入れて、そこに玉ねぎを入れます。
冷蔵庫に余ってる野菜も入れましょう。
今日はかぼちゃを入れます。
土の中で育つ野菜は根菜類と言いますが、根菜類は先に入れます。
沸騰させた水に突っ込みましょう。
次に、ウインナーをぶつ切りにします。
ぶつ切りとは、適当に切ることです。
ぶつ切りにしたウィンナーを鍋に入れます。
で、次はキャベツ。
キャベツを手で適当にちぎって、鍋に入れます。
キャベツは葉菜類とか葉物野菜といって、葉っぱの部分を食べる野菜です。
こういう野菜は、後から入れます。
次に登場するのはウェイパーです。
味の覇王とかいて味覇(ウェイパー)
ウェイパーを入れると中華料理が美味しくなります。
「味の王様」
これを鍋の中で溶かします。
最後に、適当にコショウをふれば出来上がり~!
ここまで、10分もかからずできます!
食べる時はこんな感じ。
普通に美味しいはずなので、時間がないときのサイドメニューに使ってみてください!