俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

ツイッターの凍結が恐ろしいので、利用規約を読んで対策や凍結を解除する方法をまとめてみた。





最近、フォロワー数の多いツイッターアカウントが凍結される事例が相次いでいます。
凍結されてしまうと復活は厳しいようで、タイムラインからはたくさんの悲鳴が聞こえてきます。

氷河期とも呼べるツイッター大凍結時代。

「凍結されてからがツイッター本番」

という名言も生まれました。


凍結の原因は色々あるようですが、最近の凍結騒ぎの多くは「ユーザーからの報告」が契機となっているようです。

凍結祭りの発端は「#絵師を凍結させる方法」が多くの人に広まったことです。

ツイッターのアルゴリズムの裏を突くようなやり方が広まった結果、未曾有のアルファ垢凍結祭りが始まりました。


ツイッターのアカウントが凍結されたからといって死ぬわけではありませんが、凍結されると困ってしまう人もたくさんいます。
ツイッターを仕事の連絡ツールとして活用している人にとっては死活問題でしょう。

ちなみに上の文章には使った「死」という文字が2つほど入っていますが、これだけでも凍結対象になりかねないのが今のツイッターです。



有名ソフトウェアエンジニアのmizchiさんがツイッターの中の人と話した感じだと、「どうやら雑なフィルタで凍結判断をしてるらしい」という反応だったようです。




機械的に凍結する説と、担当者が適当に凍結させる説が色々ありますが、真相は中の人じゃないとわかりません。







ツイッターに出回っている情報から判断すると、ツイッター日本支社の人には凍結判断のロジックを組む権限がないことは間違いないようです。

記事の下の方で凍結解除の方法についてまとめていますが、まずは利用者側のリテラシーとして利用規約を読み直してみましょう。
とはいえ、いちいち規約を読むのが面倒な人もいると思うので、僕なりに要約してみました。



* 5分でわかるツイッター利用規約 *

ツイッターには利用規約があります。
こちらは「ツイッターをこれから利用する人」に向けたものです。

https://twitter.com/ja/tos

このページに書かれた「サービス利用規約(米国以外に居住の場合)」の内容を要約して紹介します。
下に書く「Twitterルール」に比べてそれほど重要なことは書かれていないので、ざっと流し読みで大丈夫です。

  • 「ツイッターを利用できる人」は国の法律でツイッターが禁止されていない人で、この規約をちゃんと守れる人です。
  • ツイッターに投稿された情報はプライバシーポリシーに従って、利用することがあります。プライバシーポリシーでは、個人情報に関係ない部分を使って「話題のツイート」を集計したり、広告主への報告を行います。パートナーシップを通じて、他の会社に個人情報を伝えることもあります。
  • サービスの利用とコンテンツに対しては、ユーザーが責任を持ってください。ツイッターを使っていたら、不快、有害、不正確、不適切なコンテンツに触れる可能性があることを理解していてくださいね。
  • 全てのコンテンツはコンテンツ作成者が責任を負ってください。著作権や商標の侵害、なりすましを行っているコンテンツは削除する可能性があります。
  • 自身のコンテンツの著作権が侵害された場合は「著作権侵害フォーム」から連絡してください。
  • ユーザーはコンテンツが世界に公開されることを了承してくださいね。
  • スクレイピングしたり、ツイッターサーバに負荷を与えることは許しませんよ。
  • 強力なパスワードを設定して、アカウントの安全は自分で守ってくださいね。
  • アカウントを削除しても30日間は再登録できますよ。

まぁ、ありがちな利用規約ですよね。
重要なのは次です。


* 5分でわかるTwitterルール *

Twitterには利用規約の他に「Twitterルール」というものがあります。
上の利用規約はツイッターを使い始める人のためのものですが、こちらはツイッターを利用している人のためのものです。
「Twitterルール」に違反するとアカウント凍結される可能性があるので、よくよく読んでおく必要があります。

https://support.twitter.com/articles/253501

ルールに書かれていることを僕なりに噛み砕いて列挙しますが、気になる人は本家のページを見てください。

ざっと利用規約はこんな感じです。

  • ツイッターは商標を守ります。たとえば一個人が「ナイキ」や「シャープ」のロゴを使って公式アカウントのように振る舞っていたら永久凍結させます。
  • ツイッターは著作権の保護の協力します。著作権者が適切な著作権侵害を申し出た場合、対応します。あまり人のことは言えないですが、漫画や著作のスクショもNGです。
  • 「刺激の強いコンテンツ」はダメです。ポルノなんてもっての外。その他、刺激が強いコンテンツをプロフィール画像にしたり、ヘッダーに使用することを禁止します。エロい画像は基本やめておいたほうがいいでしょう。
  • 「違法な活動」を推進するためにツイッターを使ってはいけません。法律に従ってください。
  • 「認証済みバッジ」を不当に利用したり、ツイッターと連携しているように見せかけたりしたら、凍結させる可能性があります。
  • 「脅迫行為」を禁じます。脅迫行為とは仲間とのじゃれ合いの中で「○すぞ」「○ね」などとリプライすることも含まれます。「蚊を○す」もダメです。
  • 「嫌がらせ」を禁じます。クソリプおじさんのように特定の人物に向けて一方的に嫌がらせを行っていると凍結させます。
  • 「ヘイト行為」もダメです。人種、民族、性別、宗教を理由に他者に攻撃するのを禁止します。扇動するのもダメです。
  • 「複数アカウントの不正利用」もダメ。「凍結垢はこちら→@xxxx」みたいに、永久凍結に備えて別アカウントを用意するのもダメです。重複利用してはいけません。
  • 個人情報を本人の許可なく公開することを禁じます。最近ではペアーズの誰かを個人情報付きで晒したり、電車の盗撮っぽい投稿がバズったりしていますが、これらは基本的に禁止事項です。
  • 「なりすまし」もダメです。昔、安倍総理になりすましたアカウントがいましたが、当然凍結対象でした。
  • 自傷行為もダメです。「もうダメ...リスカしょ...」が凍結の対象になるかはわかりませんが、そういう自傷行為をほのめかすのは禁止です。
  • スパムは許さん

けっこう常識的なことではありますが、改めて気をつけなければいけない部分もありますね。
たとえば、ツイッターがポルノ画像を機械学習で判定しているとすると、「肌色が多い画像」+「卑猥な単語」のツイートがポルノとみなされる可能性もあるわけです。

「○す」などの脅迫っぽい言葉については、機械的に凍結しているようです。


自分のツイートは「from:cook_hideyoshi 大好き」のように「from:アカウントID 調べたい単語」で検索できるので、怪しそうなものは片っ端から削除しておきましょう。人の悪意はいつどこで向けられるかわかりません。
この土日がチャンスです。思い立ったらすぐ消しましょう。


* 凍結解除のパターン *

凍結解除ウィザードに従って、「不正なツイート」を削除すれば解除されるパターンと、永久凍結パターンがあるようです。
永久凍結を喰らった人の中にはツイッターに抗議の連絡を送っている人が多数いるのですが、反応が得られないことが多いようです。

そこで、最近よく見るのは「Twitterジャパンに抗議してきた」という人です。









「アカウントを凍結された外山恒一氏がツイッター社に直接抗議に行ったら、あっさりと解除された顛末」
headlines.yahoo.co.jp



僕もはてなブログが凍結されたとき、はてな社にコーヒーパックを持って解除をお願いしに行ったので凍結されたときの気持ちは痛いほどわかります。
が、mizchiさんも書いているように、基本的に「突撃」は良いことではありません。

ソフトウェアの会社にとって最もお金がかかるのは「人」です。
「人が働く時間」と言ってもいいでしょう。

凍結された人が大挙して押し寄せてしまうと、「中の人」が働く時間がなくなってしまいます。
それはすなわち、サービスを改善する時間もなくなるということです。

凍結されたら胃に穴が開くくらい凹むとは思いますが、できれば自身で解除努力をするのが望ましいとは思います。
とはいえ、どんなに解除申請を送っても承認されないのであれば、直接話を聞いてもらうしかないという、ツイッター社もユーザーも誰も幸せにならないlose-loseな状況に陥ってしまっているのが現状です。


となると、やっぱり根本的に問題を解決するには、ツイッターのアルゴリズムを改善するしかありません。



ツイッターの中に人が書いていましたが、ツイッターの中の問題もあるようです。
「即戦力がつくビジネス英語」という本に、日本人は文脈で言葉を理解する「ハイコンテクストな文化だ」と書かれていました。

友達同士でじゃれ合って「○すぞ」なんて言っても、誰も本気にしません。冗談で言っている、ということを暗黙の了解としてお互い理解しているからです。
逆に英語は「ローコンテクストな言語」であるため、何から何まで明示的に言わなければ伝わりません。
逆に言えば、言ったことはその人の本心だと解釈されるのでしょう。

この文化の違いが、凍結アルゴリズムに出てしまっているように感じています。
凍結アルゴリズムを実装しているのはおそらく米国のエンジニアだからです。




ツイッターはアルゴリズム改善の努力を。
ユーザーは再度規約を読み直し、危なっかしいツイートの削除を行っておくことが現時点での一つの落とし所となりそうです。