石川県加賀市議員の乾浩人さんから学ぶ非モテマインドの恐ろしさ



朝のニュース番組で石川県加賀市議員の乾浩人さんが取り上げれていた。

ニュースの内容をざっくり要約すると、こんな感じ。

・ある飲食店に対し「ゴキブリが入った料理が出てくる」というような誹謗中傷をネットに書き込んだ
・その投稿がきっかけで飲食店からは客足が遠のき、店を畳むことになった
・飲食店の誹謗中傷は全くのデマカセ
・悪口を書き込んだ動機は、店主の交際相手を口説こうとしてうまくいかなかったから

このような事件を選挙で選ばれた市議会議員が起こしたという点で救いがない。

ニュースでは揉める原因となった女性にあてたLINEのスクリーンショットも紹介されていた。
LINEの内容は女性側が一方的に紹介したものなので、女性側の都合の悪い内容は削除されているのかもしれないが、

「会いたい」
「好きだ」

のような想いが綴られていた。投げても投げても帰ってこない一方通行の恋文を見て、僕はなんだか悲しくなった。
乾市議は恋をしていたのだ。

彼は街に出て道で女性に声をかけることもあったという。

「俺は市議だ」

と言って女の子に声をかける「市議ルーティーン」を使いこなせる人材は全国広しと言えど乾市議だけだろう。

自分の肩書を武器に声掛けをするその姿はコリドーで夜遊びする商社マンとどこか通じるものがあるかもしれない。
が、このような肩書をぶら下げまくるやり方はあまりうまくいかないことが多い。

いかにもモテなそうなオーラが出てしまうからだろう。

ちなみに乾市議は既婚者で、このような数々の遊びが明るみに出た今は離婚協議中だという。

実際にはもっと複雑な事情があったのかもしれないし、悪意に満ちた編集が行われた可能性もある。
ざっとニュースを見ただけでは真実までは見えないのだ。

ただ一つわかっているのは、乾市議自身が認めたように、

「女に非モテコミットして、手に入れられない腹いせに飲食店の悪口をネットに書き込んだ」

ということだけだ。
言うまでもなく、卑劣な行為である。

僕もモテないので非モテの気持ちはよくわかるのだが、重度の非モテ男全てに共通しているのは、

・女の優先順位が高すぎる

ということだ。
モテ男との決定的な違いがここである。

とにかく女に気に入られることを優先してしまう。
女のこととなると、他が見えなくなってしまう。

女に余裕があるモテ男だと、こうはならない。
女のために職を失うような真似はしないし、特定の女を手に入れられなかったからと言って、そこに固執し続けるようなことはしない。

ああ、ダメだったね、仕方ないね、次頑張ろう、と良い意味で諦めをつけることができる。

乾浩人先生は市議になって権力を手に入れても非モテマインドは治らなかったようだ。

「非モテマインド」というと嫌な響きがあるが、別に非モテだからといって悪いわけではない。
不特定多数にモテなくても、たった一人、愛してくれる妻を見つけて、幸せに暮らしている人は世の中にたくさんいる。

問題なのは、「非モテマインド」と「高ぶる性欲」が合わさってしまった場合だ。

乾市議の場合は47歳になっても「ハント」に繰り出していたほどの性豪である。

古くから伝わる伝承によると、「非モテマインド」と「猛る性欲」が掛け合わさったとき、世の中には不幸が訪れると言われている。

穏やかな心を持ち激しい怒りに目覚めたサイヤ人が超サイヤ人になるように、
「非モテマインド」を持ち激しい性欲に目覚めた男は超非モテ人になってしまうのだ。

超非モテ人は天災のようなもので、現れるところには必ず何かの災いが起こってしまう。

超非モテ人は高い性欲をコントロールすることができず、間違った形で発散させようとしてしまうからだ。

僕は今、非モテマインドを抱えて生きているが、特に問題なく生きていけるのは、性欲が足りないからである。
仙人のように穏やかな日々を過ごしている。まるで植物のようなこの状態を「草」と言う。

この記事を読んでくれている人が仙人であれば何も心配はいらないが、性欲猛るZ戦士である場合は、早めに非モテマインドを脱出しておいたほうがいい。
具体的には、人生の一時期でもいいからさっさと女遊びを済ませておいて、

「意外と女の子はなんとかなるな」

と心から思える状態にしておくといい。
一度その境地に到達すれば、その後どんなに女っ気がなくなっても、間違いを起こすことはまずなくなる。

女よりも仕事、女よりも友達、女よりも信用が大事だと身体で理解することができるからだ。

僕は今、全く女っ気のない生活をしているが、昔...ずいぶん昔、大学生の頃に遊びまくっていたことで、超非モテ人(=女の優先順位が異常に高い)からは抜け出せたように思う。

余談だが、奥義・オナ禁は非モテマインドをさらに増強させてしまう可能性があるので、究極非モテマインドから抜け出せていないうちはオススメしない。
泣きっ面に蜂、非モテにオナ禁である。

まとめると、非モテマインドの恐ろしさから逃れるには2つの方法がある。

一つ目は、ナルトが蛙の国で修行したように、仙人化すること。
通称「草」と呼ばれる状態になると、湧き上がる性欲がなくなり、問題を起こす気力もなくなる。

二つ目は、精神と時の部屋で修行した悟空のように、一時的に女遊びの修行をして、超非モテ人から抜け出すことだ。

これらの対策を怠ったまま大人になってしまうと、いつか性欲が暴発して大変な事件を起こしてしまうかもしれない。
そんなことを思った加賀県乾事件であった。