2017年に買ってよかったものを紹介する



2017年ももうすぐ終わりですね。
部屋の大掃除をしていたら、たくさんの埃をかぶった物が出てきました。

イラストを描けるブロガーになろうと決意した夏にアマゾンで買って以来、一度も使っていないペンタブレット。
美容の意識が高まったときに買って以来、クローゼットの奥で使われないまま眠ったリファ。
お掃除ロボットなのに自分が埃まみれになっているルンバ。

僕は病的なアマゾンユーザーで、欲しいと思ったものはすぐに検索して、衝動的に買ってしまいます。
そのせいで全然お金も貯まらず、家には使われないままの物が増えていくばかり。

大掃除をしながら一年を振り返って、本当に買ってよかったと思えたものはごくわずかでした。
それはネットで見つけて衝動買いしたものでもなく、高くて立派なものでもありません。

元々何らかの「解決したい問題」があって、その解決に役に立つものこそが、買ってよかったものでした。

今日は一年間で買ってよかったものを紹介していきます。

無印の"消える"ボールペン

たまたま無印に立ち寄ったときに見つけたボールペンです。

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「消えるボールペン」

といえばフリクションボールを思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、フリクションボールには昔から不満がありました。

僕が以前使っていた「フリクションボールスリム0.38」はペン自体が細すぎて、手帳の耳の部分に引っ掛けられず、持ちづらく、あと色が黒ではなくグレーに近い薄い色だったのです。

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無印のボールペンはこれらの問題を見事に解決した素晴らしいボールペンでした。
ちゃんと(灰色ではなく)黒い字が書けて、グリップも適度な太さがあって持ちやすい。

0.4mmで180円と、普通のボールペンより少し高いですが、十分に元が取れるいい買い物でした。

「そんなに消したいならシャーペンで書いて消しゴムで消せばいいだろうに」

と思われるかもしれませんが、「ボールペンの滑らかな書き心地」と「後から消して修正できる」を両立させた"消えるボールペン"はやはり魅力的です。

本当地味ですが、このボールペンは来年も買い続けようと思います。


無印のルームシューズ


ボールペンと同じく無印ですが、このルームシューズもまさに僕が欲しかったものです。
冬は足元が寒くって、靴下を履くことが多かったのですが、部屋で履く靴下の圧迫感がどうも気に入らない。

かといってスリッパだと隙間から冷たい空気が入って寒いので、どうにか「履き心地が良くて、暖かいもの」はないかと探していました。
たまたま入った無印良品で見つけたのがこのルームシューズです。

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写真から匂いが漂ってきそうなのが申し訳ないですが、写真は嫌いでもルームシューズのことは嫌いにならないでください。

足をスポッと覆うように履けて、でも靴下みたいに締め付けられない。
スリッパの履き心地と靴下の暖かさを両立させた素晴らしいアイテムでした。

これもめちゃくちゃ地味ですが、買ってよかったと思えたものです。
寒い冬の時期に重宝しています。


口呼吸を防ぐ「ねむるん」


起きたときに口が乾いている人は、寝ているときに口呼吸してしまっているのかもしれません。

僕は夏頃に「口が乾いている自分」に気付き、これはなんとかせんといかんと悩みました。
口から息を吸うと、鼻呼吸に比べて病原菌や微粒子をキャッチしづらく、風邪を引きやすくなってしまいます。

口呼吸を続けるとアデノイド顔貌といって、口が突き出たような顔つきになってしまう可能性もあります。

そんな悩みを解決すべく購入したのが「ねむるん」です。

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寝る前に口に貼るだけで、口呼吸しなくなります。
3週間続けるとそれが習慣になります。

口に貼ってしまうと鼻が詰まったらどうしようと思っていたんですが、むしろ口を封印されることで鼻の詰まりも解消されました。
人体の不思議を体験したような気分なんですが、今では朝起きて口が乾いてしまうこともなく、快適に眠れています。

夜に鼻呼吸の癖をつけておくと、日中も鼻で呼吸する癖を継続できます。
口呼吸してしまっている人にはオススメしたいです。


ストップウォッチ


僕は昔からの習慣で、勉強する時は時間を決めて、カウントダウンタイマーで測っていました。

手帳に「TOEICの問題集を解く・・・60分」と書いて、60分を測って机に向かっていたのです。
このやり方は時間がたくさんある大学生のときは割とうまくいっていたのですが、社会人になるとうまくいかなくなりました。

予想外の予定が入ったり、仕事が忙しくなると、まとまった時間が取れなくなってしまうからです。

そこで、今年の12月に思い立って今までのやり方を変えるために買ったアイテムがストップウォッチです。

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マジでただのストップウォッチやん...と思われるかもしれませんが、
ストップウォッチだと「積み上げ」で時間を測ることができるため、細かい時間を有効活用しようというモチベーションが湧きます。

何かのタスクをこなすときも「60分」とか「45分」というキリの良い時間で終わることも少ないため、タイマーでカウントダウンすると「時間を過ごすこと」が目的になってしまいがちです。

ストップウォッチで測ると、やりたいことがキリの良いところに到達するまで積み上げで時間を計測してくれるため、スッキリした気持ちで机にむかうことができました。

「そもそもなんで時間なんて測るのや」

と疑問に思われた方もいると思いますが、自分が何に時間を使ったかを記録しておくと、後で振り返って反省するときに便利です。
数字にして見えるようにしておかないと、頭の中のイメージだけで何かを判断してしまうからです。

脳はけっこう適当で、時間を測って記録しておかないと、自己評価ばかりが高くなってしまいます。

「俺、疲れてるのにすげえ頑張った(←でも本当は15分机に向かっただけ)」

みたいなことにならないように、なるべく時間を測って、手帳に記録するようにしています。
あと、何にどれくらい時間がかかったかを記録することで、自分の時間の使い方を改善するのにも役に立ちます。

ちなみにこのブログ記事をここまで書くのに既に36分30秒かかっていて、ブログを書くスピードを向上させるのは僕の2018年の課題の一つでもあります。

さらに余談になりますが、今日の午前中に「ライフハック大全」という本で紹介されている「タニタ バイブレーションタイマー 24時間計」を買いました。
さっき届いたのですが、この商品はカウントダウン機能とカウントアップ機能が両方ついていて、バイブレーションで時間を知らせてくれます。

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音が鳴らないため、図書館や自習室で使いたい学生にもおすすめです。電車でストップウォッチを使うと怪しい人に見えますが、タニタのタイマーだと自然に使えるかもしれません。
使ってみて良かったら、家用と移動用に2つ揃えたいと思っています。


L字の机

夏まで使っていたニトリの机は幅が120cmくらいで、パソコンとキーボード、ディスプレイを置くと余分なスペースがほとんどなくなってしまっていました。
本を置きながらPCを使うのにも苦労して、何かとストレスが溜まっていました。

もっと机が広かったらいいのにと。

半年くらい狭い机に悩んで、やっぱり狭い机に四苦八苦するよりも広い机を買ったほうがいいという結論に至り、購入したのがL字の机です。

L字の机は場所は取るのですが、部屋の角に置けばそれほど気になりません。
思いっきり本やノートを広げてもまだ余裕があり、部屋での作業がとても快適になりました。

生活感が出てしまうので机の購入を敬遠する人もいると思います。
何を隠そう僕自身も、女遊び円滑に進めるために一度、L字机を捨ててしまった経験を持つ男です。

しかし、やはり仕事を頑張りたいなら机はちゃんと広いものを使ったほうがいい。
日々の作業の快適さはとても大切です。

自分への投資だと思って買ったL字の机は意外と安く、そして思った以上に快適でした。
2018年は机に向かい時間を増やしたい、という人はL字の机や横幅の広い机の購入を検討してもいいかもしれません。

部屋が格好悪くなってしまうのは少し辛いですが…。


リングノート

新しいノートを買ったはいいものの、最初のページが綺麗に書けないと途端にやる気をなくし、新しいノートが欲しくなるタイプの人はいませんか?

僕がそうでした。
コンビニでコクヨのピンク色のCampusノートを買って使っていたのですが、最後まで使い切れたことは人生で数えるくらいしかありませんでした。

途中で使う気がなくなって、新しいものが欲しくなってしまうからです。

そんな飽きっぽい自分でも必ず最後まで使い切ることができるようになったノートがこれです。

「コクヨ ソフトリングノート」

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このノートはコクヨの書き心地の良さはそのままに、なんとリングの部分が柔らかいゴムのような素材でできています。
リングノートはページを千切れるので、気に入らないページをなかったことにできる点では便利なんですが、リングの金属が手に当たって書きづらい、という問題がありました。

このソフトリングノートはそのような問題を見事に解決してくれており、とても使いやすいです。

自分にとっては

「気に入らなかったらいつでも破って捨てることができる」

という安心感が重要だったのか、特にページを破り捨てることもなく最後まで使うことが使うことができています。
見つけてよかった商品です。



耳栓

ただの耳栓です。

「旧サイレンシアSサイズと同じサイズ」

というレビューを見て買ったこの耳栓は、僕の耳に予想以上にフィットしました。

耳栓なんて何に使うんだ、と思われるかもしれませんが、生活の雑音を軽減するだけでけっこう集中力は高まります。
できれば仕事中にも付けたいくらいです。

この耳栓にはもっと素晴らしい使い方があって、それはBOSEのノイズキャンセリングヘッドフォンと組み合わせて使うことです。

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耳栓をして、その上にBOSEのノイズキャンセリングヘッドフォンを被せると、世界から音が消える───。

ノイズキャンセリングヘッドフォンを持っている人はぜひ、電車で試してみてください。
うるさい通勤電車の中で、自分だけが静寂に包まれているような、不思議な気分になります。

カフェで本を読みたいときや、寝るときにもおすすめです。
案外快適です。

HOWARD LEIGHT 耳栓 Bilsom303 小さめ 7ペア エコパック ケース付 Bilsom303S

HOWARD LEIGHT 耳栓 Bilsom303 小さめ 7ペア エコパック ケース付 Bilsom303S


大きめのサイズのほぼ日記手帳

世の中に手帳は数え切れないほどありますが、

「24時間書き込むことができる手帳」

はそれほど多くありません。
ほぼ日記手帳は一日の予定を1ページに書き込むことができるので、その日何をしたのか、何時に何をするのかを1時間単位で記録することができます。

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写真は2018年のものですが、ここに日々の記録を書き込みます。

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こっちの見開きのページには予定を書き込んでおけばど忘れを防ぐことができます。

今ではGoogleカレンダーをスマホで確認したり、Outlookとスマホを連動させている人も多いかもしれません。
でも僕はこういうアナログな紙の手帳に手書きで書き込んでいくのが好きで、これからもずっとほぼ日記手帳を使い続けるつもりです。

あえて大きめのサイズの手帳を買うことで、将来やりたいことや身近な目標、日々の改善点を書き込むことができます。
「手を動かしてノートに書く」という作業は、液晶に文字を打ち込むよりも、意志の強化につながりやすいように感じています。

デジタルなデータは編集しやすく、どこでも参照できて、削除も容易で便利なんですが、手書きに比べて"文字の重み"が少し軽い気がしていて。
できれば自分の中に秘めておきたいような大切なことは、手書きで手帳に書き込みたいと思っているのです。


カフェインレスコーヒー


僕はコーヒー中毒者でした。
朝にレッドブルを飲んだ後にコーヒーを飲み、昼食後にセブンのドリップコーヒーを買い、15時頃にまたコーヒーを飲み、夜も2杯ほどコーヒーを飲む。
そんな生活を送っていました。

当然、耐性がつきまくっているため、カフェインを摂取しても全然覚醒することもなく、飲んでも飲んでも目が覚めないような状態が続いていました。

カフェインは成人男性で一日3杯程度が望ましいとされており、僕は明らかに飲み過ぎだったため、自分の身体が心配になってきました。
https://www.asahi.com/articles/SDI201706016870.html


そんなときに、ふと思いついて買ったのがカフェインレスコーヒーです。
二酸化炭素でカフェインを抽出することで、カフェイン含有量を0.3%以下に抑えるなどと謳われており、最初は絶対不味いだろ!と思っていたのですが、買ってみたら思ってたよりずっと美味しい!

普通のコーヒーとあまり変わらない美味しさでカフェイン摂取量を抑えることができるのは、僕にとってありがたいことでした。
というのも、僕がコーヒーを飲みたくなるのはカフェインが欲しいというよりも、どちらかというと作業中に口元が寂しくなって、何か口にしたいという欲求からくるものだったからです。

アマゾンでカフェインレスのドリップコーヒーをまとめ買いして毎日飲んでます。

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近くのスーパーにも色々売ってると思うので、興味がある方は手にとって見てみるといいかもしれません。

個人的には、アマゾンで買ったものよりも無印良品のカフェインレスドリップコーヒーが美味しかったです。


* * *

なんか露骨にライフハック系(笑)のアイテムが多くなってしまいましたが、やっぱり何かを買うときは、衝動で買うんじゃなくて、解決したい何かがあって、それを満たすために物を購入するようにすると、後悔が少ないですね。

無駄遣いを防ぐにはwantではなくneedから入るのが良い、ということは2018年からの教訓にしたいです。