ビジネス

大手IT企業のリストラ。専門性のない中高年会社員の居場所がなくなっていく

日経新聞を読むと暗い話が目につくようになってきた。 最近では富士通で希望退職者を募集して、2850人が応募したという。 NECでは3000人がグループを去ることになる。日本企業では解雇の要件が厳しいので、従業員を減らしたい場合は希望退職という形を取って…

生産性を下げる無駄な定例会議はなぜなくならないのか

自分の時間の使い方を手帳に記録しながら振り返ってきて、最も時間を使っているのは突発的に入るタスクなどではなく、「定例」と呼ばれる「決まった時間、決まった曜日に開催される何か」であった。仕事では「定例会議」と呼ばれる会議が何個も入っている。 …

忙しい社会人がどうやって読書時間を捻出しているのか知りたい

社会人は時間がない。こんなことを書くと優秀な人からは「お前の時間の使い方が下手なだけだ」と殴られるのはわかっている。だから僕は逆に、優秀な人の時間の使い方を知りたいのだ。 平日は毎日9時間近く業務に縛られる。激務な人は12時間以上は会社にいる…

正社員はクビにできない?整理解雇の4要件とは何か

久しぶりに藤沢数希さんの『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門』という本を読んでいたら、「整理解雇の4要件」という話が出てきました。日本は世界の中でもかなり解雇規制が厳しい国で、かなり明確な不正行為でもなければ正社員のクビ…

会社員は転勤を拒否できるのか?判例を調べてみた!

会社員には転勤がつきものだと思います。僕の友人に電力会社に勤めている男がいるのですが、彼は最近転勤を命じられ、地方の僻地に飛ばされていました。コンビニも近くにない場所だそうで、「不便だが仕方ない」と哀しげに笑っていました。電力会社に限らず…

会社員は副業したらクビになるのか調べてみた

脱社畜が叫ばれ、副業がちょっとしたブームになった2018年。「ちょっと副業をやってみようかな」と思った人も、 「会社にバレたらクビになるんじゃないか」という不安な気持ちはなかなか拭いきれないですよね。 ツイッターでは既に勝ち組にいる強気な人が 「…

「ハードワーク」という宗教

新卒で入社した会社の研修が終わり、現場に配属された日に課長との面談があった。僕のメンターのような人と課長と3人での面談で、僕はたしかにこう言った。 「会社に入れたことに心から感謝しています。まだ何も専門性が身に付いていない自分を雇っていただ…

『金持ち父さん貧乏父さん』から社会人は何を学ぶべきか

本棚に眠っていた『金持ち父さん貧乏父さん』を読みました。実は『金持ち父さん貧乏父さん』は大学時代に一度読んだことがあるのですが、当時はパラパラと読んでも全く刺さるものがなく、何の教訓も得ることもなく社会人になってしまいました。もし社会人に…

官僚主義的な大企業での合理的な生存戦略を考える

前回の記事で、官僚主義に陥ってしまった大企業の特徴を書きました。 関連記事:日本の大企業に絶望してGoogleやスタートアップに転職する人が目立っている件 官僚主義に陥ってしまった大企業では、「過去の勝ちパターン」があるがゆえに非効率な慣習が温存…

日本の大企業に絶望してGoogleやスタートアップに転職する人が目立っている件

最近、はてなブログで退職エントリをよく見ます。 6年勤めたNTTを退職しました 日本経済新聞社を退職しました 富士通SEを1.5年務めて辞めた結果、得られた3つの手札 1つ目はNTT研究所を辞めてGoogleに転職した方の記事。2つ目は日経新聞を辞めてGoogleに転…

本業の仕事と副業を両立させる3つのコツ

日中フルタイムで働きながら、業務終了後に副業としてスモールビジネスを手がけている人が増えてきています。ブログやアフィリエイト、アプリ開発や転売など、個人が空いた時間で副業して、キャリアの幅を広げていこうという動きを後押しする流れはあります…

人はなぜアニメに恋をするのか。“安室透の女”の謎を考える

dマガジンという雑誌読み放題サービスで、DIMEという雑誌を読んでいた。2019年1月号の特集は「平成最後に流行ったもの」である。その特集で「ベストキャラクター賞」に選ばれたのが、安室透であった。 知らない人に説明すると、安室透とは、身体が子供だが頭…

『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください』が最高にわかりやすいから、副業に興味があるサラリーマンは絶対読むべき

『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください』というタイトルだけで47文字あるこの本は、僕が今まで読んだ税金に関する本の中でダントツで一番わかりやすい本でした。「今まで読んだ中で」というと…

僕たちはみんな「楽しく仕事しなければいけない病」にかかっているのではないか

学生の頃読んだ小説の最後に、こんなセリフがあった。少しだけ長いが、僕の心にずっと残っている素敵なセリフなので、読んでみてほしい。 **卒業式は本当に淡々としていて、相変わらず僕は、さめた思いで式の進行を眺めていた。ただ、式の最後、学長の言っ…

下町ロケットに学ぶ「仕事に夢中になる条件」

下町ロケットを見ると毎回胸が熱くなって泣いてしまう。佃製作所の労働環境は過酷だ。元請けの帝国重工からは無茶振りばかりされて、社員はいつも疲弊している。いつも裏切り者が出てくるし、外部の弁護士からはイチャモンをつけられる。佃製作所はピンチに…

英語ほどコスパの高い自己投資はない

外資系企業の面接を受けた時に英語ができなくて恥ずかしい思いをした。英語をやっておけばよかったと激しく後悔した。英語ほどコスパの良い自己投資はない。やる気を出したい人に向けた記事。

30歳を過ぎた頃から同じ社会人でも明確な差が出始める件

Facebookを開くと少しだけ胸が苦しくなった。 20代の頃はみんな、「仲間とキャンプに行ってきました〜」とか、「ゴルフを始めました!ラウンドレビューです!」みたいな投稿をしていて、誰の投稿も似たようなものだった。おいおい、なんで俺が呼ばれてないん…

孫正義に「無責任だ」というNHK「マネー・ワールド」の論調に違和感

孫正義さんに対して辛辣な反論を投げかけた番組がツイッターで話題になっていた。#孫正義 のこの言い草!!!その酷い言い草を一刀両断する爆笑問題の #太田光 『成功者の戯言だろ!』で、そんな状況で孫さんにトドメを刺すこちらの女性。『あなたは無責任だ…

会社の飲み会が出世の条件ってやばい

お酒を飲めることが出世の条件である、と豪語する会社の記事を見つけました。 「三流上司は飲みに行かず、二流は「社外の人」と飲む では一流は?」 www.sbbit.jp 要約するとこんな感じです。 17年連続増収の優良企業である株式会社武蔵野 「お酒が飲めない…

なぜ会社の環境は集中できないのか

休日に出勤すると、普段の業務に比べてはるかに集中することができ、気付いたら仕事が進んでいて驚くことがある。「人がいない」というだけで、明らかに生産性が高まるのだ。逆に考えると、普段の業務環境は目の前のことに集中するのに全く向かない環境だと…

部下を細かく管理しないと気が済まないマイクロマネージャーの倒し方

僕がライフワーク的に読んでいる『CAREER SKILLS』という本では、マイクロマネージャーを以下のように定義していた。「マイクロマネージャーは、部下に何をすべきかを指示し、それをどのようにすべきかを指示してから、仕事の状況を監視し、どこがまずかった…

ドラッカーに学ぶ時間の使い方

段ボールに読まない本を詰め込んだ。古本屋に売るためである。 計画とは不思議なものだ。 「あれをやろう。これをやろう」 と考えているうちは、なんでもできるような気分になる。本も同じだ。 あれを読もう、これを読もうとアマゾンでポチるときは完璧に読…

成功した起業家は皆本当に、リスクテイカーだったのか?

インターネットには定期的に「自由を謳う人」が現れる。会社員をディスり、「自由な生き方」こそが正義であり、「おれは好きなことをやって生きる!」と宣言する。 突然会社を辞めて起業したり、プロブロガーになる決意表明をして、ネットで炎上するまでがワ…

知っておきたいインターネットの法律やルール

ツイッターで炎上事件を見て、「明日は我が身」と恐れをなし、それから何冊か本を買って、ネットの法律や炎上の事例について色々と勉強してみました。 今やインターネットは誰でも気軽にアクセスできますが、守らなければいけない法律についてちゃんと理解し…