俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

札幌駅の地下街でナンパしてみた


札幌には長い長い地下通路がある。


札幌駅と大通り、そしてすすきのをつなぐ通路だ。

この通路は当然雨も降らず、それでいて人がほどよく多い。

素晴らしい声かけスポットなのである。

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関連記事にも書いたが、

  • ほどよく静か
  • ほどよく道が広い
  • 人があまりいない

というのは、人と話すのにとても条件が良い。



「ウケる技術」の一つに「ロールプレイング」というパターンがある。

キャラ設定を行い、それになりきって役割を演じるというものだ。


ロールプレイングは、設定が難しいと意味不明になってしまうけれど、うまくハマるとずっと笑いを取ることができる。


前の記事で書いた非モテ王と一緒にナンパに行った。


非モテ王のための、ボランティアナンパだ。


非モテ王は絶対に自分では女の子に話しかけることはしないので、

「俺が声掛けするから連絡先を交換したい女の子いたら教えて」

と伝えて、街を歩いた。


王は自分が声かけしないことをいいことに、可愛い子ばかりを指示してきた。


こ、この野郎・・・!


ちょっと見た目が普通の子にすると、


「うーん、あれはイマイチ・・・」


みたいに言ってきて、文句をつける。


ちくしょう...!

自分がやらないからって難しそうな子ばっかりやらせやがって、蹴っ飛ばしてやろうかとも思ったけど、グッとこらえて彼の望み通りに声掛けをした。


何人かに声掛けしているうちに、地下歩道を歩く素朴系美女を発見し、満場一致で声掛けすることにした。

満場一致といっても、二人しかいないんだけど。


後ろ側から近づき、横に並ぶ。


さぁ、声掛けだ。



「あのー、お姉さん、ドラゴンクエストって知っていますか?」


「え?笑 あ、はいw」


「いやいや、俺、実は勇者なんですよ。ずっと前から姫を探しておりまして」


「ええ!?」


「お姉さんがもしかして、探し求めていた姫なのかな、と。ここに来てやっと見つけた姫なのかな、と」



「えええー姫~!?笑笑」



「姫!俺の横にいるこいつ(非モテ王のこと)は魔法使いですよ。恋の魔法使い。姫に恋の魔法をかけようかと思って」


「あはははは!」


「姫、こんなモンスターがたくさんいるところを歩いていたら危ないよ!一人で何フラフラしてんのw」


「いやー行くところ無かったんです」


「姫は田舎者だから知らないかもしれないけれど、ここの街で一番最先端を行くカフェがあるんよ」


「え、なに~ww」


「スターバックス」


「あはははは」


「いやいや、スターバックスなめてるでしょ?ただのスターバックスじゃないからね!(非モテ王を指さして)こいつが経営してるスターバックスだから!顔パスだし!」


「なにそれ~」


「というわけで、顧客調査をしなければならないので、スタバ行こっか!10ゴールドでコーヒー飲めるから!」


「経営者なのに金払うんですかー?笑」

「ちょっと経営難なんだよね。役員を特別扱いしない方針なので」


「やばいじゃん~」


なんて言いながら、連れ出し。

我ながら、ひどいトークだった。


なんでついてきてくれたのか。感謝しかない。本当にありがとう。



スタバに行くと言いながら、なんか混んでたのでモスバーガーに連れ出した。

非モテ王と女の子を先に席に座らせ、レジで適当なポテトと飲み物を買った。


王、後は頼みますぞ!


モスバーガーで、非モテ王は誠実そうに話していた。


向かい合わせに座っていたので、


「俺、広いほうがいいから隣に座って!」


と隣に座らせた。


30分くらい話して、一番盛り上がったところで、時間制限戦略を使う。


盛り上がったところで切り上げることで、また会いたくなる作戦だ。


「俺たち、もう一人の友達と予定あるから、そろそろ行くね」

「せっかくだし、ドラクエ部作ろうよ!(非モテ王と)LINE交換しといて(・∀・)」

と王にパスを出し、番号交換完了。


連絡先の交換は、十分に信頼関係を築いてからでいいと学んだ。

職業とかプライベートに関わる情報も、なるべく最初には聞かなくていい。
それも信頼関係が築けた後に聞けばいい。


「さぁ、次行こうか!あの子は後日ゲットしといてな」

非モテ王と握手を交わし、再び街に出た。

王はいまちょうど、LINEをしていて、年末年始のデートに誘っているみたいだ。


非モテ王にありがとうと言われ、僕はすごく嬉しくなった。


王に彼女ができることは、自分に彼女ができることよりよっぽど嬉しいことだ。