やるだけで差がつく飲み会後・デート後の気遣い



昔から数え切れないほど飲み会の幹事をやってきた。

大学時代は週に3回合コンを開いた。
女の子と知り合うためにクラブに行ったり街で声をかけて、それから女の子と日程を調整して、メンバーを集めた。

自画自賛だが、女の子のためにイケメンを集めたし、イケメンはイケメンで次から次へと色んな女の子と知り合うことができ、みんな楽しんでいてくれたはずだ。

何度も何度も合コンを開き、幹事をやっていて気付いたことがある。

みんな、幹事をやりたがらないということだ。

当たり前だが、幹事は面倒くさい。

飲み会を成功させるために皆に気を使う必要がある。
場を盛り上げ、話していない人に話を振る。

店を選び、人を選び、それぞれのスケジュールを調整し、こまめに連絡を行い、問題が発生したら柔軟に調整しなければならない。

みんな面倒臭がって幹事などやりたくないのだ。

そしてもう一つ、気付いていたことがある。

飲み会の幹事は大変だが、幹事に感謝する人はほとんどいないということだ。

会社から給料をもらっても感謝する人がほとんどいないように、
あるいは子供が親に「育ててもらってありがとう」と感謝しないように、
専業主婦が旦那が給料をもらって帰ることに感謝しないように、
人は他人の幹事に感謝しない。

誰もが当たり前に呼んでもらって、当たり前に飲んで、当たり前に帰っていく。

それでいいのだ。
それが普通なのだ。

だからこそ、ちょっとの気遣いができれば印象に残る。
ほとんどコストがかからずにできて得しない類のものだ。

飲み会後のお礼

「飲み会を開いてもらった翌日は上司にお礼に行く」みたいな社会人の作法がある。

個人的には

「行きたくもない飲み会に強制的に参加させられて翌日お礼に行くってどんな罰ゲームだよ」

と思っていたが、それでもやらないわけにはいかない。

最低限の礼儀だからだ。

しかし会社では最低限の礼儀とされている「飲み会後のお礼」は、プライベートでは全くできなくなる人がほとんどだ。
本心で感謝などしていないのだから、打算が働かないプライベートで「お礼」という行動を取る人など滅多にいないのだ。

飲み終わって、それで終わり。
気になる人がいたら連絡するが、飲み会自体には感謝しない。

ちょっともったいないよね。

念のためだが、これは自分が幹事をやることが多いからではない。

簡単で、気軽で、やっておけば確実に印象が良くなって、人を喜ばせることができる気遣いだ。

「幹事ありがとう。おかげで飲み会楽しかったです」

みたいな、簡単なお礼を後でするだけでいい。

会社での「後日のお礼」はやらない人が少ないのでマイナスを避ける類のものだが、プライベートでの「後日のお礼」はプラスを生み出すものである。

やって損することはない。
とりあえずやっておこう。

デートで会計の後のお土産

女子がやっておくと得する技である。
9割の女子はやらない。

大人になると、デート代は男が支払うことが多い。
女の子側も奢ってもらうことに慣れきっていると、それが当たり前だと思ってしまう。

個人的な印象だが、「ごちそうしてもらうこと」自体に感謝する人はほぼいない。

「『いいな』と思う人が会計をしてくれたから、後日また連絡する」

というのはあるかもしれないが、まぁ男としては「奢る」というのはマイナスを避けるためのマナーみたいなものになっている。
それに反発する人もいるが、そんなに高くない食事代は気前よく出せばいいだろう。

それで、まぁ「上手だな」と思う子はお礼の仕方がうまい。
男が支払うのを見越して、支払い後にちょっとした手土産をプレゼントしてくれるのだ。

これをされると、「この子、本当に仕事ができるんだな」という印象を受ける。

支払いは男がやる。
でもされっぱなしにしないで、お札以外のお礼を用意しておく。

これはなかなかできないことだ。
素晴らしい気遣いだと思う。

タクシー代なども同じだ。
タクシー代を払ったことは数えるくらいしか無いが、大目にもらったタクシー代は後日、お礼と一緒に返すなどできたら、たとえ男が多く払っていたとしても

「す、すごい...!めっちゃいい子や...!」

と感動を呼ぶことになる。

要はほとんどの人がやらない些細なことをちょっとやるだけで、感動させることができてしまうのだ。

大事なのは相手の気持ちを考えること

ツイッターなどの殺伐とした場では、「奢り奢られ」などがよく話題に上がる。
男も女もお互いに「相手からいかに奪うか」「自分がいかに気持ちよくなるか」ばかりに話が終始している。

ツイッターを見ていると人間がいかに醜い生き物なのかをまざまざと見せつけられ、世界に絶望したくなるかもしれないが、これはむしろチャンスだ。

ほんの少しの手間と、ほんの少しの気遣いで相手を喜ばせることができる。

「こうやったら相手は喜ぶんじゃないかな?」

と考えて行動するだけでいい。
95%の人が「ほんの少しの手間」「ほんの少しの気遣い」などできないものだ。

oreno-yuigon.hatenablog.com

幹事は損なのか?

大学時代。
毎週合コンを開き、自分の部屋を提供し、皆、好き放題荒らして帰っていった。

友達にトイレを破壊され、買ったばかりのソファをゲロまみれにされた。
ベッドの上にゲロをぶちまけられたこともある。

破壊されたトイレを直してもらったことはないし、ベッドは自分で買い替えた。
買ったばかりの純白のソファは、それからずっと酸っぱい香りがした。

星の数ほどのカップルと一夜限りのラブストーリーを生みだした合コンだったが、「飲み会の調整」を感謝されることはほとんどなかった。当然、お返しなどもなかった。

でも楽しかった。
それでよかったんだ。

前に読んだ本に、

「人に対してイライラするのは、人に何かを期待するから」

だと書いてあった。

もし僕が「誰かからのお返し」を期待したり、感謝を求めていたら、きっとイライラしてやり切れなかったと思う。
自分ばかり損した気分になるからだ。

でも考え方を変えて、

「人が楽しんでくれることを楽しむ」

と思っていれば、ストレスはたまらない。

見返りを求めると他人の行動に自分の気分が左右されてしまう。

「他人に何かを求めることなく、自分自身の問題に集中するのが大事」と割り切れば、対人関係において感じるストレスは激減する。


何度も幹事をやってきた経験から確実に言えることがある。

合コンを調整してもらったり、可愛い女の子を紹介してもらったときは、できる限り感謝の意を伝え、お返しするようにするのがいい。

ほとんどの人はお礼なんてしないから。
軽く「ありがとう」と伝えるだけでも全然印象が変わってくる。

小さな気遣いを忘れずに。
幹事をやるなら「楽しませたこと」を自分の喜びに。

そうすれば、身の回りの幸せが増えるから。