いやぁ、この間の高松城の水攻めの話、興味深かったですな。
いい武将が見つかるといいですねぇ。今日はたしか、あの合戦を見て相談したいという男の人がいるとか。
あの...それは僕です。
おわっ、びっくりした! 隣にいたのかよ!存在感ねぇよ!
お二人に恋愛相談ができるって聞いて、来てみたんですけど...。
え、武将になりたいって?
いえ、恋愛相談です。
なんだ、恋愛相談ですか。
6年くらい彼女がいない僕は、先日AV監督の二村ヒトシさんと、美人すぎる経営者・川崎貴子さんに相談したんですけど、なんだか他の人の意見も聞きたくなっちゃって。
ずいぶん説明口調ですな。
ここは曲がりなりにも、天下統一を果たしたヒデヨシ公に話を伺おうと。
君は出世しそうだね。
ヒデコもいるよ。
ぼく、彼女が6年くらいいないんです。
妖精ですね。
は?
5年間Hしない男には羽が生えるといいます。Kさんは妖精です。童貞ソーヤングです。
続けてください。二村さんと川崎さんとの対談では「嫌いなタイプの女」の話をしたらしいっすね。
はい。最近嫌だったのは、理想の男性像をつくりあげていて、そこに合わない部分を減点して見てくる人ですね。
いやそもそも、6年間彼女がいないレベルの男なんて、基本的に出会った瞬間から減点が始まりますからね。
えっ!?
僕なんて、出会った瞬間から減点ですよ。
テスト開始直後に30点くらい減点されてる。猿顔だし。
女の子が加点するのはベッドインして果てた後ですよ。ベッドに入るまでは減点方式。加点されるのはその後からなんですよ。
「ベッドイン」って言い方が嫌らしいですね。
露骨な表現を使うとアダルトサイト扱いされちゃうからね。
それで、僕、飲み会で知り合ったすごく素敵な美人とデートすることになったんですけど、その美人にすごい減点されたんです。
飲み会っていうか、合コンですよね?結婚式で「知人に誘われて行ったお食事会」とか言い換えられますが、合コンですよね?
話し進めていいっすか?
ドウゾ。
合コンで出会った女の子がめっちゃ可愛かったんですよ。
で、どうやら僕のこと好みだったらしくって、デートできることになったんです。
ところで君は表参道に行ったことはあるかね?
えっ
表参道に行ったこと、ある?
あ、あります。
お前は、表参道を歩く美女と比べても、その合コンに現れた女が美女と言えるかね?
あの...それは...
合コンではなぜか、メンバーの中で一番マシな奴が可愛く見えるという怪奇現象が起こる。
これをジャイ子美人理論という。
つまり、合コンで出会った女の子は、実はたいした美女ではないと。
その中でマシに見えただけだと言いたいのですか?
そうだ。女が可愛く見えるか美女に見えるかっていうのは、相対的な基準なんだ。
周りにブスばっかりいたら、ちょっとでもマシな女はすごく可愛く見える。
進学校の女子とか、街で見たらブスなのに、学校では可愛く見えただろ?
それと同じだ。あと、非モテの目から見た女はたいてい可愛く見えるという法則がある。
6年彼女がいない君の目から見た世界は、美女で溢れているに違いない。
あの...美人ということにしないと話が進まないのですが...
よろしい。広い世の中を見ろと私は言いたい。
パスポートも持ってないくせに偉そうに。
黙れ!中の人が気にしてるんだからそれは言うな!
彼女とデートする時、店を予約できなかったんです。
それを伝えたら、まず減点されてまして。
いいね!
え?
いいじゃん
何が「いいね!」なんですか?ふざけてるんですか?
ふざけてなどいない。
お前、頑張って高い店を予約したら加点してもらえるとでも思っていたのか?
俺はかつて、食べログの有料会員になってまで、素晴らしいレストランを探しまくった。もちろんデートのためだ。
食べログで「Top1000」に入るような店は、どの店もものすごく高かった。なぜかわかるか?
やっぱり、店がいい材料を使ってるんじゃないですか?
違う。人は、高い評価をつけることで、高い金を払った自分を正当化しているんだ。
高い金を払ったんだから、美味しいに違いないと。
だから、評価が高い店はほとんど高級店だ。
なるほど。
俺は、なけなしの安月給のすべてを突っ込んで、女をうまいレストランに連れて行った。
家では毎日白米生活だ。
それは女の子は喜びそうですね!
違うんだよ。
全く抱けなかったんだ。
美味しいレストランに連れて行ってもダメだったんですか?
その通りだ。
いま思うと、「うまいレストランに連れて行って加点してもらおう」なんて発想がキモかったんだ。
自分の魅力は、連れて行くレストランのレベルで証明するのではなく、自分自身で伝えなければならない。
でも、ツイッターではいわゆるキラキラ女子が、良いレストランに連れて行かない男は失格と言ってますが...。
言わせておけばいい。それが彼女たちのアイデンティティだからだ。
キラキラ女子は、輝き続けないと死んでしまう。だから、いつまでもモテる自分、貢がれる自分、愛される自分を発信し続けなければならない。
ツイッターのキラキラ女子が言う
「いいレストランに連れて行ってくれない男はダサい」
「私はこんな素敵な夜景が見えるレストランに行った」
というのは、文字通り、彼女たちの魂の叫びだ。レゾンデートルだ。
良いレストランに連れて行ってもらえないキラキラ女子アカウントに価値はない。
でも俺達が相手にするのは、ツイッターではなく目の前の女なんだ。
よっぽどキラキラ女子が嫌いなんですね(笑)
愛している。愛しているからこそ、ディスる。
どっちにしてもヒデヨシさんは相手にされてないっすよww
愛があればいつか伝わるんだよ。
最後に愛は勝つんだ。
前回の対談で、僕の敗因はたった一つだと言われました。
店を予約しなかったから、「ああ、私とのデートそんなに楽しみじゃなかったんだ」と思われたことだと。
美人すぎる経営者の川崎さんはこう言ってました。
彼女はプライドが傷ついたんです。だって、すごく素敵な美人なんでしょう?
同年代からおっさんまで、みんなが彼女のために最高級のデートを用意してきたと思いますよ。それが、この人は自分から言ったのに店の予約もしてないなんて、と。「私とのデートを楽しみにしていない。」というメッセージとして受け取ったのでは。
そして、自分のプライドを守るために、「この男性が色々ダメだから。」という事にしたかったのではないかな? 友人達に対して。当日忙しくても、事前に予約しておくとか、他の友達に良いお店を教えてもらったりとか、やりようはあったよね?
俺は昔、港区でブイブイ遊んでて、某SNS会社の社長の部屋に入ってやらせなかったことがある女にデートに誘われたことがある。
ま、まじっすか!
自信満々なLINEがきたんだ。
「今度仕事でそっちに行くから、デートしようよ」
ってな。色んなオッサンや若い金持ちに高級なお店に連れて行ってもらっている女だ。
俺はこう返した。
店を予約するのが面倒くさい。
吉野家だったらいいぞ
と。
恋愛工学的にディスったんですね。
どうなったんですか?
ブロックされた
ダメじゃないすかw
いいんだよ。そもそも俺に高級レストランに連れて行く金などない。
そういうのは、金があるオッサンがやってくれればいい。
ブロックされて何偉そうに言ってるんすか
俺はFacebookで検索して彼女が幸せそうにしているのを見れたからよかったんだ。
ソーシャルストーカーってやつだね!
二村さんと川崎さんとの対談で、美女を落とすコツを教えてもらいました。
店は予約する。デートを楽しみにしてたことを伝える。そして、実際にデートを楽しんで、相手が楽しんでいるかをちゃんと確認する。
これ、釈然としないんですよね。当たり前というか。
まぁ、「美女を落とすコツ」というか、野球で言うとバットの握り方を教えているような感じだな。
甲子園で美女と闘おうって男にアドバイスする内容ではないな。
もちろん、バットも握れないお前が女にナニを握ってもらうことなど不可能なわけだが。
二村さんと川崎さんは「ニーズを汲めば、美人だって落とせる」と言っているが、困ったことに「本当のニーズ」っていうのは表面上ではわからない。
「優しい人がいい」とか「誠実な人がいい」とは誰だって言うが、実際に好きな男は優しくなかったり、誠実じゃなかったりするもんだ。
女も男も、自分が本当に欲しい物なんてわかっちゃいないんだ。
本当に欲しいものは脳の奥の大脳辺緑系で感じ取る。
大脳新皮質で理解できるもんじゃないんだよ。
最近知ったにわか知識を披露してきましたね。
うるさい
じゃあ、そろそろヒデヨシ公の結論を。
タイトル通り、初デートで「モテる美女」を落とす方法を教えてください!
じゃ、結論。以下の3つを実践すること。
自分を加点評価してくれる女に当たるまで出会いを増やす
まず女は興味ないやつは何をやっても減点しようとする。
ダメな理由を先に探すものなんだ。
まぁ、女は太古の昔からキモいやつにストーキングされ続けてきたもんで、
「やばい男は避けろ」
と遺伝子に組み込まれているのだろう。
はじめに興味を持たれなかった女に固執するな。
時間がもったいない。
頑張って加点しようと考えるな。
その態度がさらに減点対象になる。
自分を減点対象として評価する女に無理に時間を使わないこと。
のめり込まないこと。
まずは間口を広げて、可能性がないならさっさと切る。
そのためには出会いを新たに生み出す場所に常に身を置く必要がある。
「新しい女がいるからお前は別にいいよ」
と常に言える状態にしておくといい。
そして本当に愛せる彼女ができたら出会いの場からはスパッと身を引くのがいい。
こちらは記事を参考にして出会いの場を開拓してほしい:東京のおすすめ出会いスポットをハードルが低い順に紹介する
加点評価される可能性を増やすべく、初期値を高める
自分を磨いて、相手に受け入れられる可能性を高める。
当たり前の努力を当たり前にすることだ。
「自分を磨く」という言葉はすごく曖昧な言葉で、「じゃあどうすればいいの?」と思うかもしれない。
以下の記事に男ができる美容への努力をまとめた。
参考記事:見た目を良くするための美容への自己投資は男の方が圧倒的にコスパがいい
自分の生まれ持った魅力を最大限に引き出し、自分の限界値を突き詰めていこう。
整形やメイクも手段としてあるにはあるが、まずは髪型や肌、服装などで変えられる部分はたくさんある。
まずは見た目。
見た目がいまいちだとスタートラインにも立てない。
というか、立てる可能性が減る。
見た目を改善する努力をしながら、「女の話を聞く」「女の話を引き出す」練習をしよう。
遊んでいる男なら当たり前にできていることだが、女慣れしていないとなかなかできない。
女の話を引き出し、相手に気持ち良く語ってもらえるようにしよう。
無理に自分をアピールしなくてもいい。
引き出していこう。
第一印象テストをクリアした後に、余計な減点されない振る舞いとトークができるように練習する
「場数を踏んで鍛えろ」と言われることが多いが、間違ったやり方で続けても何も向上しない。
安西先生が桜木花道に言っていたように、正しいフォームで練習しないとうまくならないのだ。
デートは基本的に1対1で行われるものなので、誰かに評価してもらうのは難しい。
なので、最も効果的な修行は、モテる男と一緒に2対2でデートしたり、モテる男の合コンに混ぜてもらうことだ。
そこでモテ男の会話の「間」とか、話の展開の仕方とかを真似する。研究する。
これは本やメルマガを読むだけでは絶対に身に付かないものだ。
だから実際に話が上手な人を見て研究するのがいい。
僕なんてモテる人の振る舞いをパクるために合コンを開きまくったくらいだ。
友達も楽しんでくれているし、僕も技を盗めてラッキーでwin-winだった。
トークを磨こう。
相性にもよるが、減点されないトークであれば簡単だ。
会話の引き出しを増やすには、何か「面白い話」をノートにまとめておくといい。
本気でモテたいなら、それくらいの努力は惜しまずにやっておこう。
参考記事:初めての合コンで一言も話せなかった俺が10年かけて積み重ねてきたパーティトークのノウハウを全部公開する
エピローグ
最後は完全に自分のブログっぽく書いてきましたねw
ところで、ヒデヨシさんは上に書いてたこと、ちゃんと実践してモテるようになったんですか?
俺もお前と同じ妖精だよ、馬鹿野郎。
お前も妖精かよ!偉そうにすんなこの野郎!