乗るしかない、このビッグウェーブに!話題のふるさと納税制度を利用してみたので、やり方をまとめる。




ふるさと納税やってますか?

やってる人、グッジョブ!!
やってない人、たぶん損してます。

僕?
それが、やってなかったんですよ!でもこれ、調べれば調べるほど、やらなきゃ損だわという結論に達しました。

だってね、たとえばこれすごい!
長野県伊那市の特典です。

 

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僕が前から欲しかったお掃除ロボット。部屋で動かすならルンバかRuloかって感じなんですけど、Amazonで買うと70,000円するのが実質2,000円でもらえるんです!

 


他にも高級な佐賀牛とか、1年でも食べ切れない量の米(64kg)とか、色々あるんですけど、限度額以内で寄付すれば、実質負担は2,000円で済むのがふるさと納税のいいところ。

エロいおっさんは高級食材をゲットしてホームパーティのネタにすればいいし、目ざとい主婦は便利な家電をもらえばいい。

そして寄付によって、地方の税収格差を是正し、普段は見えにくい税金の用途も指定できるという、納税者にも自治体にもwin-winな制度!

 

せっかくできた制度(2008年から)なんだから、利用しなきゃ損です!


...ってよく言われるじゃないですか。

 

でも、不安ですよね!
よくわかんないし。僕も全然わかりませんでした。

便利そうなのはわかる!
けど、何していいのかわからないし、どうやって納税すればいいのかもわからない。
なんで「実質負担」が2,000円で済むのかもわからない。

 

なので、僕が今回ふるさと納税するときに調べたこと、やったことをまとめてみました。

これからふるさと納税してみよう、と考えている人の参考になれば嬉しいです。

ちなみにやり方はとても簡単で、ネットでできます。

今年ふるさと納税をやってみたいという人は、12月中にやっておきましょう。

Q.2015年のふるさと納税[ふるさと寄附金]の受付はいつから?

ふるさと納税の受付期間の制限はございません。1年中いつでも受付ています。

ただし、確定申告をして税金控除を考えている方は基本的に2015年1月1日~2015年12月31日の間に寄附した金額を申告することになりますので、2015年に確定申告をお考えの方は2015年12月31日までに寄附を済ませる必要があります。

http://www.furusato-tax.jp/faq.html

パッと見た感じ、12/15か12/16までに寄附しないと今年度の手続きに間に合わないという自治体がけっこうありました。

ふるさと納税の仕組み

ふるさと納税とは、ざっくり言うと、地方への寄附することでお礼に地元の特産品をもらえる制度のことです。

総務省のサイトから引用すると、以下のように定義されています。

ふるさと納税とは、自分の選んだ自治体に寄附(ふるさと納税)を行った場合に、寄附額のうち2,000円を越える部分について、所得税と住民税から原則として全額が控除される制度です。

http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/mechanism/about.html

「控除」という言葉が聞き慣れないと思いますが、控除とは「引くこと」です。

上の定義をわかりやすく言い換えると、自分で選んだ自治体にふるさと納税を行えば、2,000円を超える分は税金が安くなるので、実質負担は2,000円だけですよ、ということです。

具体的には、30,000円寄付したら、28,000円分税金が安くなるので、実質2,000円で特産品がもらえるというわけです。

この「税金が安くなること」をそれっぽい言葉で言うと、「寄付金控除を受ける」と言います。

逆に言うと、寄附金控除を受けないと、自腹で特産品を買っているのとあまり変わらないということになります。

ちなみに、複数の自治体に分散して寄附した場合でも、実質負担は2,000円です(確定申告しない場合は5箇所以内)


では、寄附金控除はどうやって受ければいいのでしょうか?

ひとつ目の方法は、確定申告をすることです(まだブラウザ閉じないで!確定申告しなくてもいい方法もあるから!)

寄附金控除を受けるためには、原則として、寄附をした翌年の3月15日までに、住所地等の所轄の税務署へ確定申告を行っていただく必要があります。

http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/mechanism/deduction.html

こんな感じの流れです。

  1. ふるさと納税をします
  2. 納税先の自治体から「これだけ寄附したよー」という受領書が届きます
  3. 受領書を添付して税務署に確定申告します
  4. ふるさと納税を行った翌年度分の住民税が減額されます
  5. ふるさと納税を行った年の分の所得税が還付されます

※還付というのは、銀行振込のような形で振り込まれてお金が返ってくることです


税金を控除してもらうためには確定申告が必要...

わかってる...

わかってるけど...


めんどくせええええ!

確定申告めんどくさい!

確定申告なんて、普通のサラリーマンはやったことないですよね?
年収2,000万ある人は必須なんですけど、そんな読者がいたら僕と友達になってください。


で、確定申告なんてしたくないよ!
でもふるさと納税したいよ!

特産品を手に入れて、合コンで連絡先交換したあの子に、

「見て見て!ふるさと納税で届いた高知のカツオ!うちで一緒にさばかない?」

なんてLINEしたいよっ!

...というスケベに朗報!

今年から確定申告をしなくても税金が安くなる新しい制度ができました。

・ワンストップ特例制度

という制度です。

「2015年1月から控除額約2倍、4月から確定申告不要のワンストップ特例制度開始!」
www.furusato-tax.jp


ふるさと納税ワンストップ特例制度とは、2015年4月以降にふるさと納税した人のうち、

・元々確定申告を必要としない給与所得者
・寄付先が5自治体以内

の人は、確定申告が不要になるというものです。
ほとんどのサラリーマンが利用可能ですね!


5自治体に絞るのは、確定申告をしなくていいからといって、いろんな自治体に寄付しまくる人が増えて、自治体側のコストが増えることに配慮したようです。

確定申告をするパターンでは、住民税と所得税が控除されたんですが、ワンストップ特例制度を使えば、シンプルに住民税だけが所定の金額分控除されます。


寄附した自治体から送られてくる申告特例申請書を書いて、寄附先の自治体に提出することで、自治体側で控除に必要な情報を連絡してくれます。

高知県の村に寄付したら、高知の区役所が、自分が住んでる港区の区役所に連絡してくれるようなイメージです。

総務省の図がわかりやすいです。

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引用元:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/topics/20150401.html#block02

つまり、ワンストップ特例制度を利用することで、確定申告の手間を掛けることなく、ふるさと納税することができるということです。

ここまでで、仕組みはざっくりとわかりました。
では、具体的に何をすればいいでしょう?

僕がやった手順を記します。

寄附の具体的な手順

ふるさとチョイスというサイトで、寄付したい自治体を選びます。
www.furusato-tax.jp
※他にもふるさと納税用のサイトはいくつかあるようです。今回は僕が使ったサイトを紹介します。


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検索できるので、欲しい特産品がもらえる自治体を探しましょう。


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「詳細を見る」のボタンをクリックします。


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「寄附を申し込む」をボタンをクリックします。


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「会員登録しないで進む」をクリック


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寄附ページで欲しい特産品を選びます。
これは高知のカツオを狙っていたときのキャプチャですね。
名前や住所、電話番号の情報も記入します。


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「寄付金控除に係る申告特例申請書を要望する」というような文言があります。
申請書を要望するようにチェックを入れます。


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クレジットカードを持ってる人は、クレジットカードで支払うのが楽でいいと思います。
ふるさと納税は寄附金の使途について指定することができます。

僕は一貫して「青少年の健全育成に関する事業」に貢献しました。
このブログを通じて、青少年の健全な成長を促したいと思っています(重要)


「クレジットカードで支払う」にチェックを入れると、クレジットカードの情報を入力する画面に遷移しますので、そこでクレジットカードの情報を入力します。

クレジットカードの扱いはYahoo公金支払いを使っていますので、HTTPとHTTPSの違いもわからない自治体の担当者がクレジットカード情報を扱うわけではありません。

以上の手続きで、ふるさと納税は完了です。

源泉徴収票が来るまで正確な年収はわからないと思いますので、若干保守的に寄附額を設定するのがいいと思います。

以下に寄附の上限額を記します。

寄付の上限(限度額)

このブログの読者は独身がメイン層だと思うので、独身に絞りました。
詳しくは引用元である総務省のサイトを見てください。子供がいる場合など、上限額が若干異なります。

給与収入 限度額
300万円 31,000
350万円 38,000
400万円 46,000
450万円 58,000
500万円 67,000
550万円 76,000
600万円 84,000
650万円 107,000
700万円 118,000
750万円 129,000
800万円 141,000
850万円 152,000
900万円 164,000
950万円 176,000
1,000万円 188,000
1,500万円 394,000
2,000万円 572,000

引用元:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/mechanism/deduction.html

たくさん税金を払ってる人が報われる制度は素晴らしいですね!
上限を超えないように寄附しましょう。

気をつけること

ふるさと納税をする中で、気をつけなければいけないことを列挙しておきます。

  • クレジットカードは自分のものを使わないと、控除の対象外になる
  • 専業主婦の妻が夫の代わりに自分の名前で寄付すると、控除の対象外になる
  • 上限金額を超えたら自己負担になる
  • 所得税はお金が戻るが、住民税はお金が戻るわけではなく、住民税が安くなる
  • 確定申告が不要になるのは5地域まで
  • ふるさと納税サイトで「申請書を希望する」というチェックを入れる"だけ"じゃダメ。申請書を送り返す必要がある

以上がふるさと納税をやってみた経験のまとめです。
これからふるさと納税やってみようという人の参考になれば嬉しいです!


特産品がありすぎて寄附先に困るという人は、特産品をまとめた本がたくさん出ているので、一冊買ってみるといいかもしれません。
選びきれないくらいたくさんあります。

ふるさと納税 完全ランキング2016 (TJMOOK)

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ふるさと納税ニッポン! 2016最新版 (発掘! プロ厳選の特産品はこれだ!)

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