俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

娘からのメッセージに対する羽生善治先生の「言葉は人をつくる」という信条が深い。


羽生善治先生にあてた娘からのメッセージがとても良かった。



長女(大学生)
「家では仕事の話はせず一言もマイナスな言葉を言わない父です。

『言葉は人をつくる』

だからこそ口に出す言葉はよく考えて大切に。の信条を体現する父。

一つの仕事を頑張り続けている父をとても尊敬しています。」


次女(高校生)
「家ではほんわか優しくて、怒られた事はありません。

バラエティ番組を見て一緒に笑い、悲しいときも一緒に悲しんで泣いてくれる。

いつも私たち子どもの気持ちに寄り添い、共に分かち合って並走してくれる、そんな父が大好きです。」



家では一切マイナスなことを言わない羽生先生。

「言ってる事から逆に感情が生まれてしまうという事もあるので、その負のサイクルに入らないようにという事はよく思っています」

という羽生先生のコメントが素晴らしい。


僕が高校のとき、バイブルにしていた本があった。

「スラムダンク勝利学」

という本である。

スラムダンク勝利学

スラムダンク勝利学

昔ボロボロになるまで読んだこの本に、こんな記述があった。

「人の中には『セルフイメージ』というものがある。
セルフイメージは自分の心の鏡のようなものである。

セルフイメージは『自分』と『他人』を区別できない。
なので、マイナスな言葉を口に出すと、心の中では

『そのマイナスの言葉は自分に言われたものだ』

と解釈してしまうため、セルフイメージが縮小してしまう」



ずいぶん昔の話なので表現が異なっているかもしれないが、大雑把に言うとこんな感じ。

僕たちの中には自分を映す鏡のようなものがあって、マイナスの言葉を発すると、その言葉によってセルフイメージが縮小してしまう。

セルフイメージが縮小してしまうと、どんなに優秀な選手でも力を発揮することはできない。


スポーツ選手は「技術」と「身体」は鍛えるけれど、「心」に目を向ける人は少ない。

私たちには皆、調子の波があるように、心のありようでパフォーマンスは大きく変わってくる。

日々のパフォーマンスを発揮するには、セルフイメージを大きくしなければいけない。

そのためには、

  • 自分を信じること
  • 仲間を信じること
  • マイナスな言葉を自分の中に流さないこと
  • 変化を楽しむこと

など、正しい心のあり方を保ち続ける必要がある、というようなことが書いてあった。


振り返るとこれは部活をやっているときだけではなく、ビジネスマンとなった今だからこそ読み直したい内容であるように感じた(ので、アマゾンでポチしてみた)

羽生善治先生が「スラムダンク勝利学」を読んでいる可能性は低いけれど、マイナスな言葉を言って自分自身のセルフイメージを縮小させない、というのは一流のプレイヤーに共通することなのかもしれない。

今はツイッターやレビューサイト、匿名掲示板に簡単に投稿できるため、普段の生活では言わないような悪い言葉をネット上で発してしまいがちだ。

しかしながら、悪口を発して一番損しているのは自分自身なのである。

悪口は自分自身のセルフイメージを縮小させ、成長を妨げる。

「悪口を言っている自分」を自分は絶対に知っているし、セルフイメージは発信した悪口を区別できないため、自分が悪口を言われたかのように捉え、自分自身のセルフイメージを縮小させてしまう。


この「自分自身に嘘はつけない」というのは僕が敬愛するツイッタラーもたびたび述べていることで、自分はいつだって自分のことを見ている。

そのときに、自分で自分をカッコ悪いと思うようなことをしていたら、心がどんどん小さくなっていってしまう。

だから、自分は自分を裏切らないように。

正しいと思えることをしていればいい。
正しいと思える言葉を発していればいい。