仕事や勉強の集中力を高める方法を27個まとめて紹介する



毎日自分の一日の使い方を反省し、手帳に記録してきました。

自分の理想通りに過ごせた日はほとんどなく、毎日反省を繰り返しているにも関わらず、失敗ばかりの日々でした。


どうやったらもっと集中して生産性を高めることができるか?

どうやったらもっと自分の時間を有効に使うことができるか?


時に本を読み、時には人に聞き、試行錯誤しながら自分にとって効果的な方法論を研究してきました。

その結果、ノウハウばかりが洗練されていきました。
ツイッターでも似たようなことをつぶやきましたね。




「こうやれば集中できる」なんて理屈のほとんどは「言うは易し行うは難し」です。

方法を学ぶのは簡単だけど、実践するのはとても難しい。たとえシンプルなことでも。


とはいえ、これまで10年以上かけて色々試してきたからか、


「こうやって過ごした日はいつもよりずいぶん集中できたな」


と言えるような方法もだいたい掴めたので、この記事でまとめて紹介したいと思います。


読者の方も「そんなことわかってるよ」と言いたくなるようなことばかりかもしれません。

勉強法マニアの中ではほとんどが常識なことですが、それでもマニアじゃない誰かの役に立てば嬉しいです。


「成功本を読んでる人間に成功した人間はいないし、ビジネス本ばかり読んでる人間は仕事ができないし、勉強法にやたら詳しい人間はだいたい試験に落ちる」

というのは一般的によく言われていることです。

ただ方法論を極めるだけでは意味がなく、集中力を発揮して、実際に何か成果を出さなければ全然意味がない、というのは僕が身をもって証明してきました。

ぜひ僕の屍を乗り超えて、方法論を成果に昇華させていただきたいです。


今回の記事はやたら長くなってしまったので、目次を貼りますね。

むしろ読者は、この長い長いエントリを集中して読むことができるどうか、僕に試されているとも言えるでしょう。

ダメだ、長すぎて読めない!

と思ったときこそ、この記事の集中力を高める方法を使ってみてください。


作業スペースを片付ける

集中力を高めるにあたって、思っている以上に大切なのは、

「一つのことに集中する」

ということです。

人間の脳は2つのことを並行して処理するようにはできていません。

2つのことを同時に考えているように見えても、実際は都度考える対象を移して、一つずつ高速に処理しているだけです。


「スイッチングコスト」

といって、思考の切り替えには負担がかかります。

なので、集中力を高めるには、

「そもそも集中するべき対象を一つに絞る」

ことが大切です。

机を片付けましょう。

わかりやすく大学受験を例にすると、机の上に英語の本を開いている横に数学の過去問が置いてあったら、どっちも気になってしまいます。

「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」

と迷いが生まれ、集中力を妨げます。

パソコンでYoutubeを再生しながら仕事をするのもダメです。
実際全然集中できません。


パソコンのデスクトップに大量のファイルを開くのも集中力を妨げます。

部下の報告資料を開きながらメールを読み、通知が飛んできたらチャットに返信する、なんてことがよくあるかもしれません。

これらの作業は一つ一つが軽いため、ある程度並行することは可能です。

ですが、これらの作業をこなしながら「プレゼン資料を作る」というような重いタスクをやろうとすると、途端に生産性が落ちます。

あっちこっちに集中力を奪われるからです。

集中したい時はタスクを絞る。
見るべき対象を少なくする。

意識して目の前を片付けることで、集中力が増します。



時間制限を設ける


締切があると集中力が高まります。

「いつまでにこの作業を仕上げなければならない」

と明確に終わりを決めることで、締切に向けて集中力が高まっていきます。


僕も「なんとなく時間を測る」というのはいつもやってきたのですが、それよりも効果が高いのは

「いつまでに○○を終わらせる」

と明確に決めることです。

火事場の馬鹿力という表現もあるように、人間は危機感があると集中力が高まります。

「いつまでに終わらせる」という「締切」と、
「これを終わらせなければヤバイ」という「危機感」をセットにするのがいいです。

締切の期間は色々あります。

「60分で3000文字分ブログを書く」とか、「一週間で一冊仕事の本を読み切る」など。

それぞれのタスクに締切を作って追い込んでいくと、比較的集中力の高い時間を維持できます。


ちなみに「締切」と「危機感」そして「タスク」がセットになったものが「試験」です。

センター試験だったり、本気で合格を目指す難関資格試験だったりしますが、これらの試験前に集中してがんばれたのは、そこに締切や圧倒的当事者意識、危機感があったからです。


「やらなければマジでヤバイ」


という危機感は、思ってる以上に人間を集中させてくれます。


この絵を見てください。

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これです。

心のなかに戸愚呂(弟)を置いておきましょう。

危機感が足りないと自分を駆り立てましょう。


ちなみにタイマーはこちらの記事でも紹介しています。

所詮はタイマーなので好みで使うといいですが、僕はカウントダウンされるタイマーで時間のプレッシャーをかけ、ストップウォッチで合計時間を測る、という少しややこしい使い方をしています。

oreno-yuigon.hatenablog.com


カウントダウンタイマーで時間をセットして

「この時間までにこの仕事を終わらせないと彼女に振られる」

みたいな仮で危機的な状況を設定してみるのが良いです。

余談ですが、メンタリストDaiGoさんの「自分を操る超集中力」という本では

「ポモドーロ・テクニック」

というやり方が紹介されていました。
これも勉強法マニアの間では有名なテクニックです。

oreno-yuigon.hatenablog.com


ポモドーロ・テクニックは以下の通り、シンプルです。

  1. 達成しようとするタスクを選ぶ
  2. キッチンタイマーで25分を設定する
  3. タイマーが鳴るまでタスクに集中する
  4. 少し休憩する(5分程度)
  5. ステップ2~4を4回繰り返したら、少し長めに休憩する

今日から始める生産性アップ術。ポモドーロ・テクニック再入門ガイド

手元にタイマーを用意して、上記のように時間を測って、短期の集中作業を繰り返すのがコツとなります。
ちなみに僕が昔研究しまくった大学受験の勉強法の本では、25分は少し短すぎるので、60分を区切りにすることが推奨されていました。

どういう区切りで繰り返していくかは個人の好みで調整するのがよさそうです。



とりあえず始める

「作業興奮」という言葉があります。
とりあえず何かを始めることで集中力が高まってくることを指します。

よくある例が「掃除」ですね。

面倒な掃除でも、やり始めてしまうとその作業自体に没頭し始める、というものです。

同じようにやる気が起きない資料の作成や勉強も、とりあえず始めてみることで、少しずつ作業に入り込むことができます。

前に「何かをやめるためにはハードルを上げて障害を設けるのが有効」という記事を書きました。

oreno-yuigon.hatenablog.com


これとは逆で、何かを始めるにはできる限りハードルを下げておく必要があります。

障害を取り除き、ハードルを下げておき、"とりあえず"仕事をスタートさせることで、作業興奮によって集中状態に入っていくことができます。

億劫な資料作成などでも、とりあえず始めてみるとだんだんやる気になってくるのと同じですね。



まず手を動かす

手を動かしているうちに集中してくるというのは本当によくあります。

英単語を覚えようとしても、ただ読んでいるだけだと眠くなってやる気が出ません。

資料を作成するときも、うんうんと唸っているだけだとなかなか集中できないときもあると思います。


手を動かしましょう。


「人間は本能的に指先に集中できるようになっている」

というのはドラゴン桜の台詞です。

これは「姿勢を正して計算ミスをなくせ」という文脈で語られていましたが、指を動かすことで指先に集中し、結果物事に深く没頭できることにもつながるのではないでしょうか。



スタートダッシュに特に気をつける

スタートダッシュは重要です。
スタートダッシュに失敗すると、やる気がなくなります。

やる気がなくなるとモチベーションが下がり、モチベーションが下がると集中できません。

スタートに気をつけましょう。

一年の初めや、月の初め、一日の初めを自分の理想通りにスタートするのが大切です。

僕は一昨年くらいまではよくクラブに遊びに行っていました。

夜中まで遊び、朝型に家に帰り、昼に起きる。

そうすると翌日はボロボロでした。

昼から何かをやろうとしてもまるっきり集中できず、「やらなきゃいけない」という気持ちはあるのに、どうしてもモチベーションが湧かない、という苦しい状態に陥りました。

スタートダッシュに失敗したからです。


集中の話とずれますが、

「貯金するために毎月節約する」

という目標を立てたとして、月の初めに大きな買い物をしてしまうと、だいたい失敗します。

スタートダッシュで財布が緩んでしまうと、後々のモチベーションとか目標へのコミットも一緒に緩んでしまうからです。


とにかく、スタートダッシュが大切です。
一日をロケットスタートさせましょう。マリオカートのキノコダッシュをイメージしてください。

ちなみに僕の経験では、終電を逃して入眠に失敗した日の翌日はだいたいスタートダッシュに失敗します。

翌日のロケットスタートのために遅くても終電で帰りましょう。



好きなことからやる


人間、好きなことはいくらでも集中できます。
楽しいからです。

好きなことをやっていると、夢中になって時間を忘れます。

好きなことをやってるときの集中が、人間にとって一番自然な集中だと僕は思います。

時間が経つのを忘れ、いつの間にか夜中になっている。

あれ?いつの間にこんな時間になってたの!?

と我に帰る、というようなシチュエーションが理想的です。


ありとあらゆる成功本には

「好きなことを仕事にしろ」

と書いてあります。
どんな人もこう言います。

実際には生活もあって、好きなことだけやっていくのは難しいのですが、好きなことに夢中になってるときは、人間のパフォーマンスが一番高い時間です。

そのようなハイパフォーマンスな時間を毎日積み重ねていくべきだというのが

「好きなことを仕事にしろ」

の本意なのではないでしょうか。

人生なんでも積み重ねなので、ダラダラ嫌なことをやりながら過ごすよりも、夢中になって集中して取り組んだことの方が得られるものも大きいと思います。

そういう意味で、好きなことを仕事にした方が成長が早いですよね。



面白いことをやる

漫画はいつまでも読み続けられるし、ゲームを始めると時間が経つのを忘れる、という人もいるでしょう。

僕は小学生のとき、ドラクエを20時間近く休むことなくぶっ続けでやり続けたことがあります。

学校の授業と比べて驚異的な集中力です。

やってて面白いことは夢中になれるし、夢中になれることはいつまでも続けられるんですね。

そうなると、わざわざ「集中しよう」とすら考えなくなるかもしれません。




アウトプットの割合を増やす


「ゼロからイチは生まれない」とはよく言われます。

何もないところから何かを生み出すことは難しいということです。

プログラミングを学んだことのない人にいきなりiPhoneアプリを作れと言っても、まず作れません。

英語を話すためにも、最低限の基礎学習は必要でしょう。

つまり、何かを生み出すためには、まず何かをインプットする必要があります。

とはいえ、ただインプットし続けるだけの勉強は基本、あまり面白くないです。

面白くないことにはなかなか集中できません。

できるだけ、アウトプットを増やしましょう。
自分で考えながら何か作ったり、話したり、書いたりした方が物事の習得は早くなるし、作業自体も楽しいです。

インプットは「すでにあるもの」を頭に入れていく作業なので負荷は少ないですが、その分退屈になりがちです。

試験勉強なら教科書を読み続けるよりも、時々問題を解いた方が眠くならないはずです。



雑念は紙に書き出す

何か作業をしていると、次々と雑念が浮かんできます。

メールが気になったり、明日の予定が気になったり、ふと思い出した何かをアマゾンで買いたくなったり。

そういう雑念にいちいち振り回されていると、いつまで経っても集中できません。

なので、頭に浮かんできた雑念は紙に書き出しましょう。

とりあえず紙に書き出しておいて、あとでまとめて処理するのがいいです。

「あとでやる」用のメモ帳を用意しておいて、そこに雑念を全部吐き出すイメージです。


ゲームにする

作業をゲームのように扱うことで、集中力が高まることがあります。
簡単な例が、

「自分で自分に問題を出してみる」

というテクニックです。
本で何かを学んだ後に、それに対するクイズを自分に対して出題してみる、などがよくあるやり方です。

何かを学んだ後に、「クイズを作る」という工程を挟むことにより、読みっぱなしを防ぎ、記憶の定着を促します。
インプットしたことをアウトプットに変換することで、頭の働きが活性化します。

色々書いてるうちにだんだんと勉強法の紹介みたいになってきましたね...。まずいな。勉強法マニアの血が騒いでいます。

おそらく読者の集中力は切れ始めた頃でしょう。

一度スマホから目を離して、キシリトールガムを噛みましょう。
ガムはいいですよ。


さて、僕は学生時代、体育会系の部活をやっていました。
大事なのはチーム練習が終わった後の個人練習です。

一人でシュート練習するときに

「3分で10本シュートを決めるゲーム」

と考えることで、個人練習の密度が高まりました。


成長 = かけた時間 × 単位時間あたりに向上させた能力値


なので、単位時間あたりの密度を高めるために工夫することが大切です。

時間は誰にとっても平等に24時間なので、時間にレバレッジを掛けるよりも、密度にレバレッジを掛けた方が効果的です。


目標を紙に書く

目標は紙に書き出すといいです。
手帳に書き残しておくとなお良しです。

書くことによって、意志の力が増強されていきます。
身体の中にウィルパワーのようなものがみなぎってきます。


紙に書き出すことの最も良いところは、自分の目標にコミットできることです。

頭のなかでフワッと

「こうなればいいなぁ」

と考えていることは、時間が経ったら消えていきます。
楽しいことがあれば、そっちに気を取られて雲散霧消してしまいます。

なので、

「今日はこれをやるんだ!」

とか、

「半年後に俺はこんなことを達成するんだ!」

という目標は、紙に書いて見えるようにしておくといいです。

それはモチベーションアップにつながり、結果へのコミットにつながり、集中力にもつながっていきます。

ちなみに一部の成功本では

「目標は人に話せ」

と言われますが、彼女とか親のように「なんでも許して認めてくれる人」に話すのはオススメできません。

話したことで満足してしまい、「達成感を前借り」してしまうからです。

デレク・シヴァースさんの「目標は人に言わずにおこう」というTEDのプレゼンが有名ですね。

久しぶりに見ましたが、これ英語の勉強にめちゃくちゃ役に立ちそうですね。



計画を立てる

短期・中期・長期で計画を立てましょう。

「何をやるか」「何をやるべきか」「何をやりたいか」

がハッキリして、それを計画に落とし込むことで、迷いなく進むことができます。

迷いは集中を阻害する大きな要因です。

「俺がやってることは正しいんだろうか...?」

と迷ってしまうと、だいたい注意力が散漫になり、モチベーションが下がり、集中できなくなります。

計画を立てて、迷いを封じましょう。

「計画通りにやってるからええんや」

と思えるようにしておけば、余計な迷いはなくなります。



成果を振り返る

自分がやってきたことは、後で振り返りましょう。

社会人だと「PDCA」と呼ばれるあれです。

「PDCA」と呼ばれていますが、実際には

Do(やってみる)→Check(確認する)→Action(改善する)→Plan(計画を立てる)

の順でやった方がうまくいきます。
何もやってないことに関して計画を立ててもどうせうまくいかないからです。

何をやったかを確認し、改善していくことで自分なりの「合っているやり方」がだんだんわかってきます。
なんでもそうです。


「PDCA」

というと耳にタコができるくらい使い古されたお馴染みのワードのように聞こえてしまいますが、愚直にやっていきましょう。

ちなみに一番ダメなのは計画ばっかり入念に立てて何もDoしない人です。



雑音を遮る

「世界は思ったよりも騒がしい」

というのは、BOSEのノイズキャンセリングヘッドフォンを装着して気付いたことです。

雑音によってずいぶん集中が妨げられてきたんだな、と。

耳栓は良いです。

耳栓をして、その上にノイズキャンセリングヘッドフォンを装着すると最強です。

今、この記事を書いている僕がまさにその状態なのですが、


「キーボードの音が遠く聞こえる」


という稀有な体験をしています。

ノイズキャンセリングヘッドフォンは色々ありますが、僕はBOSEのノイズキャンセリングヘッドフォンをオススメしたいです。

これまでSONYだったり、謎のメーカーだったり色々なノイズキャンセリングヘッドフォンを買ってきましたが、BOSEの性能がピカイチでした。

ただ、ノイズキャンセリングヘッドフォンは非常に高価なので、必ず電気屋に行って、自分で試してから買ってください。
個人的にはBOSEが圧倒的に高性能だと思っていますが、実際に自分で装着して、比較することがとても大切です。

「耳栓」×「ノイズキャンセリングヘッドフォン」の組み合わせは世の中のほとんどの雑音を消すことができます。
ヘッドフォンをつけると肩が凝るのが難点ですが、それでも音が消える効果は大きいです。

我々が普段、どれだけ雑音の多い世界に生きているかがわかります。


ちなみに僕が使っているのはこれです。アマゾンの注文履歴から引っ張ってきました。
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ルーティーンを作る


「これをやれば集中できる」

というお決まりの動作を作っておくと良いです。
昔のイチローもバッターボックスに入るときに同じ動きをしていましたね。

全然集中と真逆の話ですが、僕は

「コンタクトを付ける」

というルーティーンを経ることで女の子と流暢に話せるようになります。
コンタクトつけないとまるで話せません。無言です。
全然集中関係ないですね。


ルーティーン = 自分スイッチ

を持っておくと、そのルーティーンをきっかけに気持ちを切り替えることができます。

できれば、どこでもできてシンプルなものを毎日繰り返すのがいいです。



習慣にする

いきなりやる気を出して机に向かい始めても、なんかムズムズして集中できないかもしれません。

それは、机に向かうことが習慣化されていないからです。

続けましょう。

何かを習慣にするには、21日間同じことを継続する必要があると言われています。

最初は抵抗があるようなことも、だんだんと負荷を感じることなくできるようになってきます。

なので、とにかく3週間は継続して、やってることを当たり前にすることが大事です。

当たり前にやって、当たり前に集中してる。

そんな習慣を身に付けたいですね。



環境を変える

周りの人が喋り出す環境で深く集中するのは難しいです。

「雑音が聞こえなくなるくらい入り込め」と言われるかもしれませんが、やはり近くでガヤガヤ雑談したり、大声で電話で話すような環境だと大変だと思います。

そういうときは、

「場所を変える」

ことを考えると良いかもしれません。

図書館に行ったり、自習室に行ったりしていた受験生は多いですよね。

家で勉強した方が移動時間が省けるのに、わざわざ移動するということは、それだけ静かな環境に価値があるということです。

家では誘惑が多く、他のことをやってしまうから、という理由もあるでしょう。

環境を変えることでリフレッシュ効果もあります。


「集中できないときは場所を変える」

というのは手軽にできて効果が高いやり方だと思います。

集中を阻害する要因からは距離を置きましょう。



ライバルを見つける

ほとんどの人は負けず嫌いです。
闘争心に火をつけましょう。

良いライバルは大きなモチベーションを与えてくれます。

こいつには負けたくねぇ、という強い気持ちが、あと30分の努力を生みます。本当です。

振り返れば僕が部活をやっていた頃は、ライバルに恵まれてきました。
負けたくないという気持ちで人より頑張ることができました。

競い合うことで人は成長します。

そう考えると、私事ですが、僕の今の環境はまずいかもしれません。



スマホ、インターネットから距離を置く

集中力のの最大の敵はインターネットです。
断言してもいいです。

インターネットは僕たちの生活を格段に便利にしましたが、途方もないくらいの時間を奪ってもいます。
正直、今の受験生はマジで大変だなと思います。

よっぽど意志が強くないと、ついスマホを見てしまうからです。
だって楽しいじゃん。ネットは刺激に満ちてるもん。


今ほどインターネット接続が当たり前じゃなかった時代でさえ携帯電話に多大な時間を費やしてきた僕としては、今のスマホ環境は少し恐ろしくもあります。


スマホから距離を置きましょう。
インターネットを切り離しましょう。

特にSNSには注意が必要です。
発信した後は反応が気になってしまうので、通知は切りましょう。

男の場合は助兵衛動画からも距離を置く必要があるでしょう。

とにかくネットは誘惑が多すぎます。
僕たちはあまりにも誘惑に脆弱で、ネットはあまりにも魅力的です。



恋の病を避ける

人間、恋に落ちてる時は集中できません。
断言してもいいです。

「実況パワフルプロ野球」というゲームには

「サクセスモード」

という選手を育成するモードがあります。

そんな育成期間の選手が「恋の病」にかかったら大変です。
まるで練習が手につかなくなるからです。

何かを達成したい時は、できれば燃えるような恋とは距離を置きましょう。

恋すると大変です。
恋を脇において集中するには僕たちはあまりにも若すぎます。

禁欲せよとは言いませんが、集中したいことがある時期には、魅力的な異性にはなるべく関わらないようにするのがいいです。



人間関係のトラブルを避ける

むかつく上司と言い争いになった次の日は、なかなか仕事に集中できなくないですか?
怒りは集中力を削ぎます。

何かに集中しようとしても、腹の底から怒りが湧いてきて、物事が手につきません。

感情の起伏を抑え、人間関係を安定させることは、パフォーマンスの安定にもつながります。

人間関係のトラブルは恐怖心につながります。
僕たちの遺伝子には、恐怖心とはすなわち生命の危機であると刻み込まれています。

生命の危機に瀕した状況だと落ち着きませんよね。

できる限り人間関係を安定させましょう。



「読むだけ」はダメ

面白い小説なら読むだけでも集中できますが、退屈な勉強を「読むだけ」で継続するのは難しいです。
手を動かしたり、声に出すのが良いです。

そうじゃないとだいたい眠くなってしまいます。

ちなみに僕は通勤電車はどうしても寝てしまいます。
なんでこんなに眠くなってしまうのかわからない!

通勤電車で寝ないで学習する方法があれば誰か教えてください。
このままだと立ち続ける以外の方法がなくなってしまう。


適切な難易度

簡単すぎることをやってもつまらないし、難しすぎることをやると全く理解できなくて眠くなります。

今の自分のレベルよりも少し高いくらいを攻めるのがいいです。

今の自分を少し超える。
明日は昨日の自分より少し成長してる。

そんな風に適度な負荷をかけることで、少しずつ自分を良くしていくことができそうです。

有名な画像に「1.01の法則」「0.99の法則」がありますね。

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コツコツ努力して、1.01のハードルを毎日乗り越えていきましょう。


誘惑を遠ざける

昔は家で勉強できない受験生は図書館や自習室に行ってました。

家には誘惑が多すぎたからです。

漫画だったり、テレビですね。

でも今の受験生の最大の敵はスマホなので、どこに行っても誘惑がついてきます。


スマートフォンは時間の貧乏神です。


こういう時間の貧乏神とは物理的に距離を置きましょう。
スマホを郵便受けにぶち込むのは僕がよくやることですが、その他にも、

・外出時にスマホを持っていかない

とか、

・彼女にスマホを預けて手が届かないようにする

とか、色々な方法があります。

漫画やテレビももちろんダメです。

あらゆる誘惑から距離を置きましょう。


精神を安定させる

遊びの予定を入れすぎると、切り替えが大変です。

モードは一定にしておいた方がいいです。

遊びモードと仕事モードをうまく切り替えられる人は仕事ができる人に見えますが、実際やってみるとめちゃくちゃ難しいです。

僕は本当に本当に、そうやって上手に切り替えられる人が羨ましいです。


一回遊びに出てしまうと、翌日も


「あの子可愛かったな〜」


とか、


「LINEでアポりてぇ」


とか、色々考えてしまいます。
全然集中してませんね。

それよりかは、仕事をするときは仕事モードでい続けた方が集中は保つことができます。



同じ音楽を繰り返し聴く

昔読んだ本に、集中力を高めるには「1/fのゆらぎ」という音楽を聴くのがいいとか書いてありました。

これは嘘っぱちです。

「1/fのゆらぎ」というのは波の音とか森の音とかが延々と流れる音楽で、聴いていると眠くなります。

何回も試しましたが、全然意味ないです。

「脳に良い」とか言われてるモーツァルトも同じで、何が効果的なのかさっぱりわかりませんでした。

ただ、個人的にパッヘルベルの「カノン」はめちゃくちゃ好きです。

どうしても集中できない時は同じ曲を何度も繰り返すのがいいです。

「同じ曲を繰り返すと脳は音楽を意識しなくなるので、逆に集中できる」

という話が、当時1万円くらいした勉強法の本に書いてありました。

有賀ゆうさんの「スーパーエリートの受験術」という本です。

スーパーエリートの受験術―キミにもできる

スーパーエリートの受験術―キミにもできる

今見ると89,000円になっててワロタ。


いま、やるべきことに集中する

まずは目の前のことに集中する、というのはとても大切です。
将来のこととか、過去のことを考えていると目の前のことに集中できません。

最もパフォーマンスが高いのは、目の前のことに100%集中しているときです。

計画を立てることは重要ですが、実際に仕事をする時は「今に集中する」と生産性が上がります。

桜木花道の名言を心に刻みましょう。

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「オレは今なんだよ」と。