銀座コリドー街がすごい。
歩いても歩いても男女が入り乱れていて、お祭り騒ぎになっていた。
コリドーって、こんなにもフランクに知らない人同士が話し合える場所だったっけ?
* * *
僕が女遊びの世界に入門した頃は、
「女遊びには参入障壁がある」
「その障壁の名は『勇気』だ」
と言われていました。
「『勇気』という高い壁に守られているからこそ、ナンパはブルーオーシャンなんだ」
と。
知らない女の子に話しかけるのはとても勇気がいることですもんね。
しかし僕が昨日の夜、コリドー街で見たのは、壁が完全に取り除かれた世界でした。
コリドーを歩くと、30秒に一回はナンパしている男に遭遇します。
二人組の女の子は10メートルおきに新しい男たちに声をかけられ、
そこで即席の男女のグループができ、銀座の夜に消えていきます。
普通のサラリーマンが、ごく当たり前のように女の子に声を掛けている姿を見て、少なくともコリドーにはもう壁なんて存在しないんだなと思いました。
雨にも関わらず休日前のコリドーは盛況で、知らない男女がそこで出会い、同じ傘に入り、手を取り合って並んで歩いて行く様子を、僕はただひたすらにボーッと見守っていました。
これをナンパ用語で「地蔵」と言います。
あの日僕は、コリドーの地蔵として、街の平和を守っていたのです。
コリドーにはたくさんの出会いスポットがあります。
最近では「マルギン」と呼ばれる立ち飲み居酒屋が流行っているようです。
物は試しで一度入ろうとしたら、なんと6組待ち。
驚くべき立ち飲みブームです。
僕は再び地蔵となり、遠くからマルギンを見守っていました。
それから待ち合わせしていた友達が現れて、2時間くらい飲んだ後にHUBに入りました。
コリドーのHUBは終電間際でも大盛況で、
「終電なくなっちゃう〜」
みたいなことを話しながらベロベロに酔っ払っている女の子が複数人いて、
夜のコリドーはすごいところだなとしみじみと感じたものです。
一緒にHUBに行った広瀬さんは小栗旬に似ているイケメンで、HUBに入るやいなや女子複数人に囲まれて、
その揺るがない小栗っぷりを見せつけてくれました。
久しぶりにHUBに行ったら女性にめちゃくちゃチヤホヤされてLINEの女性友達が6人増えた。
— 広瀬 (@late_hirose) May 2, 2018
埼玉から出てきたり、京王線沿いから出てきたり、女性も頑張ってんだね。
今は目先の1セックスにこだわるタイミングではないので、「帰りたくない」や「カラオケでオールする」というIOIを心を鬼にしてスルー。
一人で三人の女子を相手にする広瀬さんの勇姿を遠くから見て、僕はこう思ったのです。
聖徳太子かよと。
女子からの熱烈なアプローチを意にも介さず、HUBの真ん中で不敵に笑い、セクシーな仕草でハイボールを口につける聖徳太子広瀬の堂々たる姿は、まさにHUBの王者と呼ぶにふさわしい────
───小栗っぷりでした。
HUBでは小栗旬として。
そして夜は種馬オグリキャップとして、縦横無尽の活躍を見せる広瀬さんですが、最後は
「時間を大切にしたい」
と言ってしっかりと帰宅する姿を見て、本当に立派な人だと思いました。
ここまでHUBというか広瀬の伝説を紹介するような記事になってしまいましたが、HUBは300Barよりもカジュアルに話ができて楽しかったです。
男女比でいうと男のほうが断然多いのですが、お話する分には困らないかと思います。
僕はもちろん話しかけられなかったのですが、人形みたいに可愛い子も数人いたので、腕に自信がある方、小栗旬に似ている方はぜひ、休日前のHUBに遊びに行ってみてください。