俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

少年はいかにしてオナニー場所を確保したのか




少年時代は毎日が土地をめぐる戦争だった。

目下の課題は、オナニー場所を確保することである。


いかにして親にバレずにオナニーを完遂するか。

人知れず毎日闘っていた。


誰と?


親とだ。


デッド・オア・アライブ。


中学生は親にチンコを見られたら人生が終わってしまう。


だが、人生の終わりを賭けてでもオナニーをやめるわけにはいかない。


性欲盛んな少年時代である。


試験勉強で鉛筆を握って机にかじりついていたら、いつの間にかチンコを握っていたことも少なくはない。


人生で初めてオナニーは



出動!ミニスカボリス



という深夜番組を見ながらだった。


『出動!ミニスカボリス』は1996年から2001年にかけて、水曜0時45分から放送されたエロ番組である。

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隣の部屋で寝ている親に絶対にバレないように、22時に寝たふりをして、ブラウン管のテレビに毛布をかぶせた。


イヤホンを耳に差し込み、当時最大限のエロを楽しむ至福の時間だった。


あのとき見た映像の衝撃を僕は決して忘れることはないだろう。



ブラジャーをしていないおばさんがダンスをしていたのである。




なぜ一世一代の賭けをして、親の目を盗んで決死の思いで見たエロ番組に


ブラジャーをしていないババア


がいるのか。


あのときの僕はあまりに純粋で、あまりにも世の中がわかっていなかった。


ノーブラのババアを見ながら泣きながらチンコをしごいたあの夜を、僕は生涯忘れることはないだろう。



オナニーを覚えて3ヶ月が経った頃、


レジェンド


と呼ばれた男が、新たな番組を見つけた。



ギルガメッシュないと


と呼ばれる深夜番組である。


深夜1時30分という異常に遅い時間から始まる番組なのに平均視聴率5%という伝説のエロ番組だ。


あまりにも過激すぎてPTAから問題視され、社会問題になった。


良くも悪くも娯楽の少ない時代であった。

あの時代はみんなが夜中まで起きて、数少ないエロを楽しんでいたのだ。


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そんな「ギルガメッシュないと」を初めて見たときもまた、衝撃を受けた。


なんと!掃除機でおっぱいを吸われていたのである。


当時のエロに興味盛りの僕からしても、全く意味がわからなかった。

なぜ掃除機でおっぱいを吸うのか。


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そんなギルガメッシュからしっかりとエロを学び、僕は童貞をこじらせていく。



さて、そんな天下一流の童貞であった僕だが、オナニー場所の確保にはひときわ苦労した。


初めてオナニーをしたとき。


部屋に放置したティッシュから


甘栗の香り


がした。


異臭騒ぎである。

こんな異臭を発していたら、親にバレてしまうに違いない。


僕は部屋での自慰を諦めた。


次に閃いたのは、風呂である。


風呂は元々裸で入り、身体の汚れを落とす場所だ。

そこで一発抜いてもわかるまい...


とタカをくくったのが間違いだった。


精子はたんぱく質。


風呂のお湯で凝固するのだ。


抜いて流れていくはずのブツはなぜか塊となり、揺らがぬ証拠として風呂を汚染していた。

バレないように窓から捨てるのが辛かった。


他にも、抜きティッシュをトイレに捨てて、トイレを詰まらせたこともある。



「なんでトイレが詰まっているのかわからないよ」


と白々しく言ったが、間違いなく僕のオナニーが原因だった。



少年は大変だ。

自立しないと、満足にオナニーだってできやしない。


最終的にたどり着いた境地。

それは、抜いたティッシュを燃やすことだった。


幸い田舎だったので、庭は広い。


「ゴミを燃やすふりをして証拠を隠滅する」というライフハックを発明し、来る日も来る日もゴミを燃やし


趣味が焚き火


という変なじいさんのような少年となっていた。



いま振り返ると、膨大な時間を無駄にしてきたものである。

エロを一切封じていたら、僕の大学受験の偏差値は10以上は上がっていたに違いない。



「男は化粧しなくていいから時間があって良いよね」


と女子は言うが、そんなことはない。

98%の男は化粧以上の時間をオナニーで無駄にしている。


少年老い易く学成り難し。

少年オナりやすく学成り難しである。


そして大人になった今、僕はオナ禁を試み、性的なものを封印する方向に努力しているのは興味深い。

オナニーとは抑圧からの開放を求める心の叫びだったのかもしれない。


春は曙、大人はオナ禁。


オナ禁の記事はこちらからどうぞ。




<追記>

文中の「ギルガメッシュないと」は「トゥナイト2」だったかもしれません。
謹んでお詫びいたします。


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