社会人がブログを継続するコツ



ブログをほぼ日刊で更新し続けて三ヶ月が経ちました。


それまでの週に2回ペースでの更新を「ほぼ毎日」ペースに切り替えることで、時間の使い方が大きく変わりました。

一応社会人なので「ブログが中心の生活」とは言いませんが、プライベートの時間の半分はブログ構築に費やしています。


さて、僕はなんだかんだでブログ更新を続けてきましたが、ブログを始めたばかりの方は


「やってみたけど更新が続かない」


とか


「全然反応がないからつまらない」


と感じて、ブログの更新をやめてしまった方も多いかと思います。


そんな人のために、僕が自分で体験しながら感じてきた


「継続のコツ」


をお伝えしたいです。

何かをやめて、時間を確保する


大学を卒業し、会社に入ってからまず初めに感じたことは、



「社会人ってこんなに時間がないのか!」



ってことです。


社会人生活に慣れてくるとそんな感覚忘れてしまうかと思いますが、社会人、マジで時間なくないですか??


朝バタバタと準備して、電車に乗り込み、会社に行って、気付いたら日が暮れている。


夜、疲れたな〜と思って会社を出て、家に帰って風呂とご飯を食べて、残された時間は3時間!


ツイッターを見てしまって残り2時間!


12時までには寝ないと明日の日中の仕事に支障をきたしてしまうから、睡眠時間を削るわけにもいかない。


2時間でやれることって何!?

時間がかかることはできないよね。

勉強するならもっとまとまった時間を取りたいね。


ああああ!今日はもう無理だ。


早く寝て、明日早起きして頑張ろう...


...と決意して寝るも、朝起きることができず、結局何もせずに少しヘコみながら会社に行くだけ。


これは僕がプライベートの時間を全然うまく使えないときの典型的なパターンです。


やりたいことはたくさんあるのに、とにかく時間がない。

そんなん当たり前です。



だって、睡眠・食事・風呂・支度の時間を除いたら、一日に使える時間は15時間程度。

10時間会社にいて、移動に1時間かかっていたら残りは4時間。

仕事のための勉強、筋トレ、ブログ、色々やることがあるけど、全く時間がないのが実態でしょう。


時間がないと、何もできません。


人間の器には限界があるので、まず何かをやめて隙間を空けましょう。


実は僕はブログの更新を続けるために、それまで毎日続けてきたオンライン英会話をやめました。


オンライン英会話に使う時間は毎日1時間くらいあったので、その時間をブログの更新に割り当てることにしたのです。

自分の時間の使い方をよくよく見直して、


「何かやめられるものはないか」


を考えてみましょう。


テレビだったり、ネットサーフィンだったり、無駄な残業だったり、通勤だったり。

やめられるものはきっと見つかります。



「何かを継続する」

という話になると、根性の話が最初に来ることが多いですが、

そもそもの時間がないのに


「睡眠時間を削って根性で続けろ」


と言っても身体が持ちません。


何かを継続するには、無理しすぎてはいけないのです。


無理せず続けるためには、「日々時間を食っていた何か」をやめて、まず「やる時間」を作りましょう。


時間がないのに睡眠時間を削って続けても、たぶん半年くらいしか持たないと思います。


最初は根性、次に習慣

さて、先ほど


「根性だけで続けるには限界がある」


と述べましたが、すまん!


やっぱり根性は根性で大事ですわ。



そう、根性だけで続けるには限界がありますが、


「習慣化するまでは『やるぞ!』と気合いを入れて続ける必要がある」


のが実際のところです。


時間を作り、その時間で何かを始め、根性で1ヶ月毎日続ける。


1ヶ月毎日続けたことは「習慣」になります。


習慣になれば、最初は「辛い」と思っていたことも、だんだんと負荷に感じなくなってきます。


人間は習慣の生き物なので、一度「やるのが当たり前」になると、

今度は


「やらないと逆に気持ち悪い」


と感じるようになってきます。


歯を磨かないで寝るのは気持ち悪いですよね。


それと同じで、ブログを続けたいって考えている社会人の方は、まずブログを習慣にしてしまうことです。


「続けるには習慣にしろ」


って100年前から言われてそうなことですが、これは真実です。


で、習慣にするには無理矢理でもいいから一ヶ月続けること。


一度「継続のレール」に乗っかれば、後は進んでいくだけです。


作業に慣れてスピードが上がると、「別の新しいことをやる余裕」も出てくると思います。


まずやる。

続ける。

習慣にする。

慣れたらスピードが上がる。

空いた時間で新しいことを始める。


この流れでできることを増やしていきましょう。


ちなみに僕はこの記事をネット接続環境がない場所で書いています。

数日間記事をアップできないとしても、手を動かす癖を失わないようにするためです。


一度始めたことはとにかく習慣にすることが大事です。

人間、何かを頑張るには目標と妄想が大事

さて、上の項目で


「根性だけではダメだが、最初は根性で続けることが大事」


と書きました。


では、その


「根性の源」


はどこにあるでしょうか。


モチベーションの源泉は希望と目標です。


「こんな自分になりたい」


「これを続けた先にこんな風になりたい」


という理想像でもいいですし、


「XX試験に合格する!」


「XXページビューを達成する」


みたいな数字目標でもいいです。


「なりたい自分の理想像」から逆算した「期限と目標」を設定しましょう。


ブログの話に戻りますが、


「ブログを更新した先になりたい自分」


があって、そのために


「いつまでに〇〇ページビューを達成する」


みたいな目標があるとよいです。


この目標は人に話す必要もなければ、宣言する必要もありません。



「目標を宣言することが行動につながる」


という考え方もあります。


宣言することで自分にプレッシャーがかかり、それを達成しようとする力が湧いてくる、という理屈です。


大学受験などでは効果的なのですが、ブログのようなソーシャルメディアで目標を宣言すると、

宣言した時点で承認欲求が満たされてしまい、そこで満足してしまう人も多いです。


最初は手帳に目標を書いて、何度もその目標を読み返し、自分自身にコミットするのがいいと思います。



自分が嘘をついているかどうかは、自分が一番わかってます。

自分に嘘をついたらだんだん心が沈んでくるのがわかります。


自分に嘘をつかず、思いっきり生きていきましょう。

僕もそうします。


フィードバックがやる気につながる

ブログを始めたての頃は面白いほど反応がないと思います。

僕も最初はあまり反応がなくて、部屋で独り言を言っているような感覚でした。


そんな中で、たまに誰かに反応してもらえると嬉しいですよね。

  • 誰かの役に立とう
  • 誰かにとって面白い記事を書こう


と考えながら記事を書いていると、必ず


「その情報が必要な誰か」


に届きます。

Googleがその人に情報を届けてくれるからです。


続けているうちに、だんだんと周りの人からフィードバックがもらえるようになってきます。

そのフィードバックがやる気につながります。


一人だけでコツコツ書き続けるアフィリエイターもいますが、続けられるのは「お金を稼ぐ」というモチベーションがあるからです。

お金というフィードバックがあるから頑張れるわけですね。


ツイッターでもなんでもいいので、情報を流してフィードバックをもらいましょう。

記事を更新するモチベーションになります。

気軽に始める、ハードルを下げる


これは大学受験用の勉強本に書いてあったんですが、

何かを始めるときはハードルを上げすぎない方がいいです。


楽な気持ちで始めましょう。


人間には「作業興奮」という便利な習性があります。

「やっているうちにだんだんと集中してくる」というものです。


部屋の片付けもやっていたら止まらなくなったことありますよね?


それと同じで、我々には一回始めたら続けられる性質が備わっています。


ブログの場合は「すごい記事を書くぞ!」とか「ガッツリ一万字書くぞ」とか意気込むと、始めるのが億劫になります。


「とりあえず手を動かすか」


くらいの気持ちで、やり始めましょう。

本当に、手を動かしているうちにだんだん集中できます。

時々場所を変える


スタバでMacBookを開くと意識高い人みたいに見えますが、たまに場所を変えるのは集中力を維持するために有効なライフハックです。

自分の部屋以外に、

  • リビング
  • カフェ
  • 有料自習室

など、作業場所があると良い気分転換になります。


僕自身、自分の部屋以外でパソコンカタカタするのは抵抗があったんですが、やってみると意外と集中できます。

ちなみにこの記事も空港のベンチに座って書いていて、なんか部屋にいるよりも集中できて不思議な気分です。

さすがに東京の通勤電車でパソコンを取り出すのはきついかもしれませんが、場所を選ばずに作業できるようになると、生産量が増えます。



集中せざるを得ない環境を持つ

上の項目で


「場所を変える」


というコツを紹介しましたが、集中せざるを得ない環境に身を置くのは超有用な方法です。

受験勉強を学校や予備校の自習室でやっていた人は多いでしょう。


それと同じで、集中しなければいけない環境に身を置けば、集中した濃密な時間を過ごすことができます。

家にスマホを置いて図書館に行って勉強したり、一日貸し会議室にこもるのもなかなか良いライフハックです。


六本木ヒルズの図書館「アカデミーヒルズ」は広くて綺麗で集中できて、超絶最高の環境なので、東京に住んでいて六本木が近い人はぜひ使ってほしいです。




ルーティーンがあるといい

何かを始める前に「お決まりの儀式」があると作業に入りやすいです。


「コーヒーを飲んでから始める」

とか、

「机の周りを片付ける」

とか、簡単な作業を「開始ルーティーン」にすれば、パブロフの犬のごとく自然と勉強やブログの執筆に入り込むことができます。


誘惑を遠ざける


自宅での作業の一番の敵は誘惑です。

誘惑の元は何か?


スマホです。


スマホを退治しましょう。

破壊できればベストなのですが、ないと困るのも事実なので、物理的に距離を置くのが一番です。


「物理的な距離」をどれくらい取るといいのかというと、取りに行くのに5分以上かかる距離です。

簡単に取りに行けたら意味がないです。


マンションに住んでいる人は部屋の外の郵便受けに。

実家に住んでいる人は親に預けるくらいの気合が必要です。

スマホの誘惑はそれほど強いのです。


そして一度手にとってしまうと延々と時間を費やしてしまいます。


特に朝が大事です。

朝にダラダラしてしまうと、その後の作業に大きな悪影響が出ます。

スタートダッシュを死守しましょう。


スタートダッシュにこそ、集中が大事です。


夜寝る前にスマホを郵便受けに閉まっておき、夕方くらいに一度確認してまた閉まっておく、くらいの使い方がベストだと思っています。


僕たちはあまりにもスマホに時間を奪われすぎてるから。

インプットよりアウトプットの方が集中できる

これは今まで薄々気付いていたんですけど、楽な方を選んでました。


勉強や読書のようなインプットよりも、

何かを作ったり、何かを書いたり、何かを発表するようなアウトプットの方がずっと集中できます。


インプットはだいたい飽きます。


もちろん勉強は大事です。

でも、勉強している時間と、勉強した内容を使って何かを作っている時間を比べると、後者の方が圧倒的に集中しているはずです。


「お勉強」は正直楽な選択肢です。

勉強が苦痛だと思っている人には信じられないかもしれません。


でも、頭を使ってゼロから何かを作るよりも、教科書などを読んでいた方が負担ははるかに少ないのです。


勉強している時間は誰かの評価にさらされることもありません。

リスクゼロで頑張ってる気になれてしまいます。


これは自戒を込めて書きますが、60分の時間が確保できたとしたら、45分程度はアウトプットに当てたほうがいいと思います。

僕は勉強ばっかりして、アウトプットが疎かになっていました。

結果、勉強が目的になってしまって、何かを生み出す視点が抜けていました。


これでは本末転倒です。


今どき、学者だって世の中のために研究成果を発表しなければ商売にならないはずです。

勉強だけして褒められるのは高校生まで。


僕たちはとにかく、勉強するだけではなく、何かを生み出さなければいけません。


ライバルがいたら最高

資本主義では「競争は貧乏の始まり」ですが、何かを頑張るという意味で、競争相手がいるのは望ましいことです。

事業で競争するのではなく、


「この人が頑張ってるから自分も頑張ろう」


と思える誰かがいると、モチベーションが沸いてきやすいです。

目標とする誰かでもいいし、ライバルを勝手に見つけるでもいいので、自分と同じように頑張っている人を見つけて、その人に恥ずかしくないくらい努力するのがいいと思います。

逆に、ライバルが全くいない環境だとついサボってしまいがちです。

事業で競争相手がいないのは望ましいのですが、人間の成長にはライバルはいた方がいいです。


一緒に頑張りましょう!