2018年版『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は絶対に4DXで観てほしい



『ジュラシック・ワールド』は恐ろしい映画だった。

これはもはや映画鑑賞というよりは遊園地でジェットコースターに乗っている感覚に近い。


予告編は割と冷静に観ていられるが、実際に映画館で4DXで観ると、


グオゥ!


と唸りをあげながら次々と飛び出してくる恐竜に終始震えっぱなしだった。


予告編をYoutubeで観るのと、映画館で4DXで観るのでは迫力が全く違う。

ジュラシック・ワールドはストーリーを楽しむというより、映画の世界にどっぷり浸かって恐竜の恐怖から逃れるスリルを楽しむ、という側面がとても強いので、みんなぜひ4DXで観てくれよな。


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前作のジュラシック・ワールドが発表された2015年に比べ、2018年の今では4DXが割と当たり前になってきた。

と同時に、技術の進化は早く、3年前に味わった震えるほどの迫力がさらに増し、本気で恐竜に襲われているような気分になったものだ。


この映画はもはや、鑑賞するものではない。

映画の世界に入って、主人公と一緒に恐竜から逃げる体験型アトラクションである。


風が吹き、椅子が揺れ、傾き、雷と一緒に館内が光る。

ディズニーランドでビッグサンダーマウンテンに乗っているときのような気分だった。


この映画をまだ観ておらず、恋人がいる人。


君たちはぜひ、恋人と一緒にこの映画を観に行くといい。


あまりの迫力に、手を握りっぱなしの展開になるだろう。


これから付き合いたい子がいる人は、「ジュラシック・ワールドを観に行こう」と誘うのがいい。


吊り橋効果で心の距離がグッと縮まるかもしれない。


惜しくも恋人がいない人は、一人で行くのもいい。


誰に気を遣うわけでもなく、映画の世界に入り込むことができるはずだ。

椅子が揺れるからポップコーンはこぼさないように気を付けてほしいな。



※ここから先はネタバレを含むので、内容を目に入れたくない人は、2015年のジュラシック・ワールドの感想記事をどうぞ。


あらすじ


さて、今回のジュラシック・ワールドのあらすじは簡単にまとめると以下の通り。

  • 恐竜たちが住むイスラ・ヌブラル島の火山から、大噴火の予兆が捉えられた
  • 恐竜を助けるか、その運命を自然に任せるかが世間で議論になっていた
  • テーマパークの運営責任者だったクレアと恐竜行動学のエキスパート・オーウェンは恐竜を守るために行動を起こすと決意
  • 共に恐竜の保護を志す味方だと思っていた連中に裏切られ、クレアとオーウェンは絶体絶命のピンチに
  • 裏切った連中は、恐竜を競売にかけて金儲けを企んでいた
  • 当然、恐竜を制御しきれずいつものように暴走
  • クレアとオーウェンも恐竜から逃げまくり、追い詰められてもう逃げ場がないと思っていたところ、親友の恐竜「ブルー」に救われる
  • 恐竜たちは野に放たれ、世界は「ジュラシック・ワールド」となる


この映画を観ながら僕は、いつか自分の世界に恐竜が放たれたらどうなるだろう?

自分がジュラシック・ワールドで恐竜と対峙したらどんな行動を取るだろう?


と考えていた。


恐竜の戦闘力は圧倒的である。

皮膚は硬く、銃もなかなか効かない。


こんなのが繁殖して増えてしまったら、本当に手がつけられない。

核の力で殺傷しようにも、今度は人間が住む場所がなくなってしまう。


さらには飛翔能力を持つ恐竜もいて、大空を飛び回られたら駆除にも一苦労だ。


私たちの世界では、白亜紀に小惑星の衝突火山の大噴火がほぼ同時に起こり、生物が生息できないような壊滅的な状況に陥ったことで、恐竜が絶滅したと言われている。


もし恐竜が野に放たれてしまったら、それを滅ぼすためにには地球を壊滅させるレベルの衝撃を与えなければいけないのかもしれない。


先ほどの紹介したサイトにジュラ紀の地球の想像図が載っていたが、めちゃくちゃ怖い。

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こんな奴らが普通に森に生息していたら、人間が生き延びるのは困難である。


映画『ジュラシック・ワールド』では最後に「恐竜を生かす」選択をしたが、この選択は誤りだったと僕は思う。

恐竜は人類を滅ぼす大量殺戮兵器になり得るからだ。


世界が「ジュラシック・ワールド」になってしまったら、僕たちは安心して外を歩くこともできない。

いつ空から恐竜が襲ってくるかもわからない。

安心してデートもできない世界で生きるいくのは絶対に嫌だ。


恐竜はあくまで映画の中だけで生きてほしい。

そして、そんな恐竜の恐怖をリアルに体験できるのが、映画『ジュラシック・ワールド』なのである。