会社が婚活パーティーを主催するのはアリなのか?



2018年8月17日の日経MJ新聞1面に


「しまコン大作戦」


という記事が書かれていた。


なんと、洋服の「しまむら」の社員を対象にした「しまむら限定」の婚活パーティーを会社主導で開催しているというのだ。


「しまコンで検索すると「島での婚活」が大量にヒットしてウェブの情報は見つからない。

社員限定でやる場合はウェブに情報を載せる必要もないなと思い、Googleを閉じる。

しまむらコン。略して「しまコン」とは


日経MJの記事によると、参加費は一人4000円。


さいたま市で開かれた婚活パーティーにも関わらず、群馬や茨城などの遠方からの参加者もいて、特に女性陣は真剣そのものだったという。

9つのテーブルを回るトークタームが終わった後、マッチングカードに1位から3位まで、気になる相手の番号を記入する。


結果、8組のカップルが成立したのだとか。


2012年から開催された「しまコン」は今年で11回目で、毎回平均5〜6組のカップルが生まれるイベントとなっている。


北島常好社長自身が


「従業員に出会いの場を作りたかった」


と話す、会社公認イベントが「しまコン」なのである。


結婚に至ったカップルは10組にものぼり、女性参加者は抽選となるほどの人気になっている。


日経MJではその他の会社の婚活パーティーの事例が紹介されており、「しまコン」の他にも

  • 東京メトロと埼玉高速鉄道の「鉄コン」
  • 家電量販店ノジマの「ノジコン」


などがあるそうだ。


そういえば。


少し前に汐留駅を歩いていたら「汐留ビルコン」なる婚活パーティーの広告が出ていた。

汐留シティセンターとパナソニック東京汐留ビルのオフィスの勤め人限定のパーティーらしい。


汐留ビルコン


このように「街コン」が身内化する事例が増えているのかは定かではないが、身内での出会いを求める声はあるようだ。


余談だが、IT業界の巨人・メルカリはなぜか福利厚生でペアーズ有料プランを無料で使うことができる。


スタービーチなどの「出会い系が怪しい時代」とは異なり、今では企業がマッチングアプリ経由での出会いをサポートする時代となったのだ。


「身内コン」はアリかナシか


さて、僕は東京の出会いの伝道師として、様々な出会いの場に顔を出してきた。


銀座コリドー、300bar、333bar、パブリックスタンド、クラブ、HUB、ストリート......


僕が一人で突撃した出会いの場を数え上げるとキリがない。




誰のサポートを受けるでもなく、たった一人で出会いを切り開いてきた僕だ。

そんな僕から見て、


「企業が社員の出会いをサポートする」


というこの制度は....



イイっ!


めっちゃイイと思う!



なぜか?


男女が出会い、お互いの信頼関係を築く上で、


共通の話題


を持っていることはとても重要だ。


同じ出身地だったり、同じ大学の子と偶然出会ったら簡単に打ち解けることができるように、

同じ職場の人との出会いなら、共通の話題に事欠かない。



そして、いわゆる出会いスポットで出会ったときは基本


「怪しい人」


というマイナスの立場からスタートする。

そこからテクニックを駆使して信頼関係を築き上げていくのだが、


同じ職場


という肩書以上の安心感はないだろう。


そんなわけで、


「職場が出会いをサポートする」



アリ!


すごくイイと思う!


出会いは責任の生じない場所で見つけるのが定石


僕のようなすぐ浮気するダメ男や、色々遊びたい人は、絶対に職場の人と恋愛してはいけない。

二人の間にどんな事情があったとしても、浮気する男はクズ扱いされるし、フラフラ遊んでいることがバレると評判がものすごく悪くなる。



自分のような立場の人間を念頭に置いて、僕はこれまで何度も



出会いは自分のコミュニティと離れた場所で探そう



と呼びかけてきた。


自分のコミュニティと離れたところにもいい子はいるし、最悪破局してしまっても仕事には影響がない。


恋愛を成功させるには出会いの母数も重要だ。



コミュニティ内の限られた出会いのプールよりも、

外の大きな出会いの海から相手を探したほうがたくさんの人に出会える。



そういうわけで僕は外の出会いを推してきたが、でも待てよと。

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普段遊んだわけでもない、普通の人。

常識ある普通の人は、そういう出会いに抵抗があるんじゃないか?


息を吸って吐くように知らない異性と話せる人ならまだしも、

異性と話すのが苦手な人だっているはずだ。



そういう「異性と話したり、出会ったりするのが苦手な人」に対して、


「大丈夫!君はきっと変われる!」


と背中を押すのもいいかもしれない。


だが、会社が福利厚生として「出会いの場」を用意するのも悪手ではなく、優しさだろう。


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別の部署や別の支店の人とのコネクションもできるかもしれない。

無理やり「コミュニケーションルーム」を作って交流を促すよりは、まだ自然と友達ができそうな気もする。




街コンでの出会いは最もハードルが低い


世の中には様々な出会いの場があるが、


「街コンの出会い」


最もハードルが低い出会い方である。


主催者側が全てお膳立てしてくれる。

その場にいるのは皆、出会いを求めている人たちばかりで、簡単に仲良くなれる。


「まず出会いがほしい」

人にとって、こんなにハードルの低い出会いの場もないだろう。


「好みの人と出会える確率が低い」


という問題はあるかもしれないが、そういうのは運次第だ。


何度も参加すれば、たまたま可愛い子を見つけることができるかもしれない。

せっかく可愛い子を見つけたのに、街コンの主催者側の流れに抗えず、自分と同じテーブルにならずに悔しい思いをするかもしれない。



そういうのも全部含めて、運である。


運は放っておけば神様次第だが、自ら主体的に動けば運命として動き出す。



とにかく行動だ。

何かを否定するのは簡単だが、一歩を踏み出せば人生が変わるかもしれない。


きっかけが会社でもいい。

会社が嫌なら自分で街コンに応募するのもいい。


行動を起こせば、たとえ失敗しても反省点が見つかる。

反省点が見つかれば、次はもっと成長できる。



というわけで、僕は会社が福利厚生として主催する街コンは全然アリだと考えている。