女友達の恋愛アドバイスは「安定」や「誠実さ」に偏りすぎているため、本気で悩む乙女の心に響かない



女子会の定番の話題って「恋愛」だと思うんですよ。

「XX君とどうなった?」

「最近いい恋、してる?」

みたいな。想像ですが。


で、女子会に一人は「悩んでる人」いるじゃないですか。



「優しくて誠実、真面目で愛してくれる男」

と、

「カッコよくてギラギラしてて尊敬できて、会うとドキドキするけど浮気症でどうしようもない男」

2人の候補のどちらがいいかで悩んでるみたいな女の子がいたとして。


99%の人は


浮気症の男なんてダメだ。優しくて誠実な人にしなさい


とアドバイスすると思うんです。


僕もそうです。

浮気性は直らないですからね。


でも、後でおかしなことに気付きませんか?



「アドバイス、全然守ってへんやん」


と。


そう!

いいところに気付きましたね。


相談されて、「誠実な人にしなさい。誠実な人がいい理由は...」と延々と説いて、

そのときは


「やっぱりそうだよね!誠実な人にする!」


と”理解”されるんですが、一週間後にはまた浮気症の男の元に帰っている...


なんてこと、何度も経験したことありませんか。


そうなんです。


恋愛アドバイス、全然守られないんですよ。



僕たち良心の使徒が真面目に考えて、真面目に説いたアドバイスはどうして全く守られないのか?



簡単です。

真面目に考えて、アドバイスしているからです。


真面目に考えて、理性に基づいて、論理的に正しい道を説いているからです。



でも恋愛感情って、論理的に沸いてくるもんじゃないやん?ってことです。



理屈で考えて明らかにヤバそうな相手でも、ハマったら抜け出せないじゃないですか。


この現象を僕は



子宮がハッキングされた状態



と呼んでいます。

そうなんです。


恋愛感情は脳ではなく、もっとエモーショナルな、本能的な部分から発火するため、

理屈に沿ったアドバイスは全く守られないのです。

禁じられた愛ほど燃え上がるのは『ロミオとジュリエット』の時代から変わりません。




ではどうしたらいいか。


一番いいのは、本人に任せることです。


本人が考えて、本人が判断するのだから、優しいお友達としてフンフン話を聞いて、後は見守る。


「余計なアドバイスをせずに見守る」のは「強さ」であり、「優しさ」でもあると思います。



どうしても止めたい場合は...


これはものすごく邪道なのですが...



おそらく効果が抜群なのは


「上書き」


でしょう。


恋の世界には


恋愛感情をハッキングできるのは一人だけ


という暗黙のルールがあるので、今ヤバいやつにハッキングされているなら、別の誰かが上書きすればいい、という理論です。


ただ、複数の人からハッキング攻撃され続けると、


「恋愛感情自体がバグってくる」


という悲しい現象が起こり、心身ともに疲弊するため、あまりおすすめできません。


ちなみに男の場合は、失恋して傷ついて立ち直れないときは、恋愛感情をバグらせる手法はものすごく有効です。


色んな女の人と遊びまくっているうちに自分の感情がわからなくなる


という意味不明の現象が発生します。

恋愛で悩んでいたことも忘れるというか、考える暇がなくなります。


ものすごく落ち込んでいる人がいたら、試しにクラブでもTinderでもなんでもいいので、遊びまくってみてください。


1ヶ月くらいでバグってくると思います。


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さて、「ハッキングされた女の子の助け方」ですが、

一番は「見守る」ことでした。


次に使えそうなのは「さらなるハッキングで上書きする」でした。


これらの作戦はどちらも消耗戦で、見ていて辛くなります。


最後に取れる手段は、


「ハッキングされていることを自覚させる」


でしょうか。


恋愛感情は「思い込み」によるものが大きいため、その「思い込み」を自覚させて、冷静になってもらう作戦です。

こういう理屈で攻める手法はなかなかうまくいきませんが、たまに効きます。


あとは、女の子には


「ダメ男をダメ出しするとなぜかもっと好きになる」


という謎の性質があるため、それを利用して、逆に褒めまくるのもいいかもしれません。


「彼氏持ちの女の子に彼氏の悪口を言っても口説けないが、

彼氏を褒めると勝手に悪口を語りだす」


という恋愛界における普遍的な法則の通りです。


「ダメな部分を指摘すると良いところを探し始める」

「良いところを褒めると、(不満や不安がある場合は)ダメなところを探し始める」


ものなので、とりあえず褒めるとノッてくるかもしれません。


ダメ男の相談されたときに、


「そんなにたくさんの女と浮気できるのは才能だ!すごいよ!

というか、つまらない男と一生いるよりも、

そばにいるだけで胸が高鳴るイケメンと一晩過ごせたほうが幸せだろ?」


みたいなことを言うと、「でも〜」と言い始めたりします。


なんなんだよ(笑)

と言いたくなりますが、そういうものです。


結局、他人の恋愛に他人が首を突っ込めるところなんて限られているってことですね。