ヤリモク率を下げてイケメンと出会う方法



ツイッターでDMをくれた女の子が恋愛で悩んでいて、相談DMを進めているうちに、


「新しい恋が始まれば、次の一歩を踏み出せるのではないか」


という話になった。

これは僕の勝手な決めつけではあるのだが、恋の傷を癒やすには新しい恋をするしかない。

新しい恋には傷を癒やすというより、過去をどうでもよくさせる力がある。


そして、特に若い子には多いのだが、


「本能的に惹かれるかどうか」


は、恋心に火をつけるためにはとても重要だ。

お金でもなく、社会的地位でもなく、男としての魅力に純粋に恋できるのは、若さゆえの特権だろう。


というわけで、軽々しく

「よし、イケメン探しに行こうぜ!」

と提案したのだが、ちょっと待てよと。


いま、恋愛で傷ついているというのに、よりによってイケメンに出会いに行ってヤリ捨てなどされたら泣きっ面に蜂。飛んで火に入る夏の虫。

傷口に塩を塗り込むというか、傷口にチンコを差し込んで心を病むような事態に陥ってしまうかもしれない。

読者をそんな目に遭わせるのは僕の流儀に反する。


出会いの場について、色々と想像を巡らせてみた。


クラブ、銀座の出会いバー、マッチングアプリ、相席屋、パブリックスタンド.......


だ、ダメだ。

どんなにイメージを膨らませても、そういう出会いの場にいるイケメンはだいたいヤリチンだ。

街コンにはブサイクが多いし、婚活パーティーはおじさんが多い。

ツイッターは変態ばかりだ。


どうしたらいいだろうか。

おれにもっと力があれば...


「イケメンに出会いたい?


それは......


俺のことかね?」


と聞けたのに!


おれは無力だ...!

しかしよく考えてみると「出会いの場でヤリモクでないイケメンを探すこと」自体が難易度高すぎの無理ゲーなのだ。


なぜか?


出会いに貴賤はないが、出会った場所によって男は背負うものが変わってくる。

街で拾った女の子に対しては多少雑に接しようと、レピュテーションリスク(評判が下がる危険)は生じない。

クラブで出会った女の子も同様だ。

容姿で圧倒した場合は出会いの場所など関係なしにヤリチンを倒すことはできるが、やはりどうでもいい場所で出会った相手は、同じコミュニティ内の出会いに比べて、雑に扱われる可能性は高い。


逆に言えば、僕の知り合いを見渡してみると、どんなヤリチンだろうと「身内の出会い」は丁寧に、大切に育てている場合が多い。

そう!ヤリモクを避けたい場合は、出会い方を選べばいいのだ。

同じコミュニティは強い

同じ学校、同じサークル、同じ会社のように「同じコミュニティに所属する相手」は遊びの対象になる確率が低い。


理由は2つある。

1つ目は、同一コミュニティ内で遊び歩くとコミュニティ内で悪評が立って立ち回りにくくなる点だ。

人間、誰だって自分が所属しているコミュニティは大切だ。

大昔から集団で生活を営んできたことからもわかるように、僕たちは「集団内で省かれる」ことを本能的に恐れている。

そして元々遊び人だった男は特に、「だらしない女関係」がどれだけ他の男に嫌われるかをよく知っている。

女同士の悪口の格好の的になる上に、「遊び歩く男が理解できない正義の男」にも攻撃を食らうことになる。

そういうリスクもあるので、同一コミュニティ内で「ヤリ捨てポイ」みたいなことをする男はほとんどいない。

僕が知る限り、大手会社員かつイケメンの男は、社内に本命の大事にしている彼女がいて、外では後腐れなく遊んでいる人がとても多い。

同期同士で結婚するケースもよくある。

やはり同一コミュニティは特別なのだ。


「同じコミュニティに所属する相手」は遊びの対象になる確率が低い理由の2つ目は、人は自分が努力して手に入れた環境は見下さないからだ。

大学受験を頑張った人は、難関大学に入った異性に対して敬意の念を抱く。

ビジネスを頑張っている人は、どんなに容姿がイマイチでも成功した女性起業家を見下したりはしないだろう。

勤めている会社に誇りを持っている人は、同期の異性を軽んじたりしない。

ツイッターではたまに「年収1000万ガー」とか「ハイスペガー」なんて話題が出るが、最強の婚活は努力して自分がハイスペになることだ。

とりわけ、「大学受験」は最強の婚活だと言える。

周りがハイスペの卵だらけになる上に、何者にもなっていないモテる前の青年を青田刈りできるからだ。

エンジェル投資家のように、男の可能性に賭けよう。

同じコミュニティの友達からの紹介を狙う

これまで散々、

「自分とコミュニティが被っている人間を適当に扱うヤリチンはほとんどいない」

と力説したことからもわかるように、ヤリモクイケメンを避けるための最も有効な手段は


「同一コミュニティで出会うこと」


だ。

それが難しい場合は、同一コミュニティの仲の良い男友達から友だちを紹介してもらうのがいい。

僕自身も経験があるからわかるのだが、仲の良い女友達にはヤバイ人は紹介できない。

クラブで拾ったような適当な子にはヤリチンを紹介することもある。

つまり、同一コミュニティの友達への紹介にはリスクが伴うのだ。

そのリスクこそが、ヤリモクを遠ざける。


ここからは余談だが、もし同一コミュニティにまともな友達がいない場合は、「出会いロンダリング」という高度な技を使う手もある。

出会いロンダリングとは「男を紹介してもらうために別の男と出会っておく」という技である。

別名「噛ませ犬戦法」ともいう。


遊び人界隈で

「クラブで出会った子に可愛い女友達を紹介してもらう」

とか、

「ペアーズで出会った子に合コンを開いてもらう」

みたいな技として使われているものを、彼氏を作るために流用するのだ。


関連記事:「彼女にするかどうか」なんてセックスする前に8割決まってる。

逆ナンできれば強い

ここから先は机上の空論で申し訳ないんだけど、やっぱり自分から話しかけることができたら強いと思うな。

一人でバーに行ってみて、いいと思った人と友だちになってみたり、丸の内のカフェで勇気を出して手紙を渡してみてもいい。

僕が昔通ってた六本木ヒルズの図書館で勉強している人はまともそうな人ばかりだった。

図書館の中で立ち読みしたり、中のカフェでコーヒーでも飲みながら、軽くお話することはできなくもなさそうだった。

あと、出会いに関係ないイベントに参加してみたりね。


結局、チャラい場所にはチャラいことを目的とした人が集まるわけで、チャラくない掘り出し物を見つけるにはこういう裏技的な場所で出会うのがいいと思う。

出会いの場で出会うと、周りの人と比較されて競争になってしまう。
出会いの場から離れたらオンリーワンになれる。

結論に入ろう。

ヤリモクを避けてイケメンと出会う方法は2つ。

1つ目は、同一コミュニティの縛りで男側にもリスクを負わせること。

2つ目は、出会う場所を”ずらす”こと。

これできっと、”消耗しない出会い”を楽しむことができるはず。