『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください』が最高にわかりやすいから、副業に興味があるサラリーマンは絶対読むべき



『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください』

というタイトルだけで47文字あるこの本は、僕が今まで読んだ税金に関する本の中でダントツで一番わかりやすい本でした。

「今まで読んだ中で」というと、一体お前はどれくらい読んだんや?と気になるかもしれませんが、積み重ねると小さな山ができるくらいで、引っ越しのときに捨てた分があと5冊くらいあった気がします。

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とにかく、『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください』は色々読んだ中でダントツでわかりやすいから、「税金のことが気になるけど学ぶ時間がなかった」という人におすすめです。


普通にサラリーマンをやっていると、税金の仕組みを意識することはほとんどありません。

毎月「なんかたくさん引かれてるな〜」と不愉快になりながら、なんとなく給与明細を眺めたり、

12月に配られる源泉徴収票を「うーん」と唸りながら眺めてみても、結局「意味がわからん」と放置していたり、

払いすぎた税金が返ってくるだけなのに、12月に会社からお金が振り込まれて喜んでみたりする程度ではないでしょうか。


年収2000万を超えるスーパーサラリーマンの場合は自分で確定申告しているかと思いますが、僕を含め多くのサラリーマンには無関係な話です。

住宅ローンを組んでいる人や扶養する家族がいる方はもしかしたら自分で確定申告をしているかもしれませんが、独身で若い世代の人達は、確定申告とは無縁だったのではないでしょうか。


とにかく僕たちは消費税以外の税金をあまり意識せずに暮らしていて、世代に関わらず、

「自分で帳簿をつけて、ゼロから確定申告の書類を書く」

という作業をしたことがある人は少数だと思います。



最近は副業がちょっとしたブームとなっています。

軽い気持ちで始めてみたnoteが思ったよりも売れて、予想もしなかったお金が入ってきて喜んでいる人もいるかと思います。


儲かった分はちゃんと確定申告しなければいけません。

でも、

「確定申告しなければいけない」

と頭ではわかっていても、税金の仕組みが複雑過ぎてわけがわからない、という人が大半ではないでしょうか。

それで、「わけがわからない」と避けているうちに確定申告の期限である3月15日を過ぎてしまって、


税務署職員が家に来ないことを震えながら天に祈る


みたいな人もいたかもしれません。

脱税は犯罪です。

恐怖ですよね。知らなかっただけなのに、犯罪者にされるなんて。


税務署職員はおそらくSNSも見ています。

特に「脱社畜@noteで月に100万」みたいな、お金儲けてる系のアカウントは税務署職員にチェックされているかもしれません。


後々、恐怖で震えないためにも税金はちゃんと勉強して、確定申告の準備をしましょう。

早めにやっておいた方が絶対いいです。


そして、

『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください』

は、フリーランスの方に限らず、

「確定申告しなきゃいけないけど、マジで何から始めていいか全くわからん」

という人にものすごく有用です。

この本を”はじめの一歩”として3回くらい読んで、次にクラウド会計ソフトの使い方の本を一冊、その年の「これ一冊でOK!確定申告」的な雑誌を一冊、最後に節税について書かれていそうな本を一冊読めば、確定申告の不安はだいぶなくなると思います。


個人的には、よくぞここまでわかりやすくまとめたもんだな〜と感心しました。

もっと早くにこの本を出してほしかった。

いや、もっと早くにこの本は世に出るべきだった、とも思います。

若林杏樹さんの漫画もよかったです。

改訂版が出るなら、サラリーマン向けの情報ももう少し増やしてほしいですね。

会社の源泉徴収票をどう読んで、どこに何を書けばいいか、までは紹介されていないので。


お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください! (SANCTUARY BOOKS)

お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください! (SANCTUARY BOOKS)


数年前の僕は、税金のことなんて何も知りませんでした。

何がなんだかわかりませんでした。

  • 「所得」と「年収」の違いって何?
  • 「控除」って何?
  • ある段階から急に所得税が増えるから、年収は税率が低い部分に留めた方がいいんじゃないの?
  • 田舎に住んだら住民税が安くなるんじゃないの?


とか何もわからず、なんとなくイメージで勘違いしてました。

『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいました』を読めば、税金入門者が間違えてしまいがちな部分はほぼ解決します。

とにかくイメージが掴みづらい「確定申告の手順」も以下のように、

  • どんな書類を用意すればいいか
  • どのように書けばいいか
  • 申告の流れはどうなっているか

などを一つひとつ丁寧にまとめてくれているので、イメージが掴みやすいです。

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ちなみに、みんなが知りたいであろう「会社に副業バレしないようにするための注意点」なども記載されています(笑)


無料のクラウド会計ソフトを使おう

確定申告する人はクラウド会計ソフトを使いましょう。

本では有料ソフトなら「弥生会計」

クラウド会計ソフトなら「マネーフォワード(MFクラウド会計)」

が推奨されています。

個人の家計簿ソフトがfreeeなら、freeeの確定申告でもいいでしょう。


下記はアフィリエイトリンクになっています。

もしかしたら嫌悪感を抱く人がいるかもしれません。


でも僕自身が実際に使ってみて、MFクラウド会計は本当に素晴らしかったです。

クラウド会計ソフト無しで確定申告は無理だったなと思います。


使ってみたらわかりますが、とにかく便利です。

クレジットカードのデータを勝手に仕訳してくれるので、編集がものすごく楽です。

MF確定申告の画面上の書類を印刷すれば、確定申告に必要な書類がだいたい揃います。

(会社の源泉徴収票やふるさと納税の寄付金受領書などは別途必要です)


僕は本当にこのMFクラウド確定申告に助けられて、感動しました。

確定申告に不安がある人はぜひ、マネーフォワードとクレジットカードを連動させて、自動で仕訳される便利さを感じてほしいです。

面倒な確定申告の手間が格段に減るはずです。

freeeのリンクも貼っておきます。

こちらはアフィリエイトリンクになっていますので、嫌な方は普通に検索で探してみてください。


弥生会計は使ったことがないのでわかりませんが、一昔前までのデファクトスタンダードだったようです。

税務署に相談に行こう

確定申告の時期になると、税務署が無料で相談会みたいなことをやっている場合が多いです。

僕は確定申告の書類を持っていって、2回くらい税務署の職員の方に見てもらいました。

本当に無料で、笑顔で親切に教えてくれます。

税務署は敵ではなく、ちゃんと税金を払おうとする人には優しいものなんだな、と思いました。

住んでいる地域の税務署を調べて、無料相談会がないか確認してみてください。

税務署に入るのは抵抗があるかもしれませんが、税務署は刑務所ではありません。

行ってみると意外とワイワイガヤガヤしていて、中を歩くと役に立ちそうな資料がたくさん転がっているのがわかるでしょう。

「来年は初めての確定申告に挑戦するぞ」という人はぜひ一度、税務署に足を運んでみてください。

勉強になることがたくさんあって、損することは一つもないです。


2019年の確定申告は2月18日から3月15日です。

意外と短いので、来年に向けて早めの準備をしておきましょう。


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