「今、この瞬間に全力を尽くす」というライフハック



引きこもりだった自分も最近はけっこう外に出るようになって、自分よりも優秀な人に会う機会がたくさんあります。

大きな舞台で活躍している人、難しい仕事を成し遂げた瞬間の喜びを嬉しそうに語る人、仕事について生き生きと語る人たちと話すたびに、自分はなんて情けないんだろうと悲しくなりました。

そして3年後の自分を想像しては、あれもやらねばこれもやらねばと気持ちばかりが焦り、とりあえず必要な知識はアマゾンで本を買って勉強しようと次から次へと本を買っていたら、アマゾンの書籍代が月に10万円に達してしまいました。

こんなに読めるはずないし、本を買っただけで成長するわけではありません。

もはや病気です。本当に。


未来を見て焦る一方で、過去を振り返って後悔することもあります。

「あのときこうしていれば、もっと頑張っていれば」

と変えることのできない過去を嘆き、今に至るまでを過程を失敗と決めつけてしまっていました。

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そうやって未来を考えて焦ったり、過去を振り返って後悔していると、結局いま目の前にあることに全然集中できません。

あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと計画ばかり立ててやった気になって、結局何も身に付いていないのです。

今日の朝、TSUTAYAに併設されているスターバックスでコーヒーを飲みながら、TSUTAYAの書籍コーナーに平積みにされている本を読みました。


『すぐ真似できる 天才たちの習慣100』

という本です。

パラパラと読んでいたら意外と面白い。

中でも印象的だったのは、イチロー選手の習慣です。

「一日の終わりに、その日の行動を必ず振り返る」

というもので、イチロー自身は「一日単位」で毎日生きることを心がけているのだとか。

そんなイチローの習慣の話を読んで、「これだな」と思いました。

3年先に「あれをやってないとやばい」とか考えても意味がありません。
過去を振り返って、5年前にああしておけばよかった、と後悔しても意味がありません。

いま、目の前にあることに全力を尽くすのだと思うと、雑念が消えて集中できるようになりました。
今ならちょうど、「ブログに自分の言葉を吐き出す」ことだけに集中しています。

もう少し語ると、今朝まで僕の机の上には天高く本が積まれていて、TODOリストはノートにびっしり書かれてグシャグシャになっていました。

「あれも、これも」という焦りが机やノートに全部出ていたわけですね。

それで、山になっているタスクを見て奮起するのではなく、人間みんな同じだと思いますが、「これは無理だろ」と内心考えてしまっていることに対してはやる気が出ません。

そもそも何から手を付ければいいかもわからないのですから。

そんなタスクの山の麓で震えながら何もできない自分とはお別れしようと思い、こんまりさんよろしく、ときめかないものは全部片付けました。

本は本棚にしまい、その時必要なもの以外は出さない。
PCのデスクトップも綺麗にして、いまやるべきもの以外は開かない。

気が散るような余計なものは置かない。

そんな風に机の上を綺麗にして、一つのことだけに集中するようにしたら、割と充実した一日を過ごせました。

僕のように「無駄に意識ばかり高まって結局何も手が付かない」という読者はあまりいないと思いますが、たとえば会社の業務でもタスクが山になると何から手を付けていいのかわからない、ということはたまにはあるかもしれません。

そういうときは、「いちばん大事なもの以外はとりあえず捨てる」くらいの意識で、とりあえず一つのことに集中すれば、最終的なアウトプットは大きくなりそうです。

自分はしばらく「一日単位で生きる」というイチロー方式をさらに細かくした、「1時間単位で生きる」を実践してみようと考えています。


すぐに真似できる 天才たちの習慣100

すぐに真似できる 天才たちの習慣100