俺はいまモーレツに感動している。
ConoHa WINGの使いやすさに感動している。
日本国内でWordPressブログを開設するときは
- エックスサーバーでサーバーをレンタルして
- お名前.comでドメインを取得して
- WordPressをインストールする
という流れがデファクトスタンダードだった。
独自ドメインを「お名前.com」で取るか、「エックスドメイン」で取るかの違いくらいで、とにかくエックスサーバー上にWordPressを作るのがブロガー・アフィリエイターの常であった。
僕もエックスサーバー上に10個くらい(ほぼ更新していない)WordPressのサイトを持っている。
WordPressへの憧れみたいなものはずっとあったからだ。
それで、エックスサーバーを使うたびに感じていたのだ。
なんだこの、クッソ使いづらいインターフェースは...
と。
日本の検索上位のほとんど記事がエックスサーバーを推しているため、必然的にエックスサーバーを使う人は多いのだが、間違いなくみんな感じていたはずなのだ。
「エックスサーバー、使いづらいしわかりづらい」
って。
その感覚、忘れないで。
お名前.comも使いづらい。わかりづらい。
ユーザーインターフェースが現代に適応していないからだ。
人に優しくなくても許された時代のインターフェースをそのまま使っている。
いつまでもそれが通用すると思うなよ?
「Wordpressのインストール方法を画像80枚で教える!」
みたいなブログもあるが、そもそも何十枚、何百枚も画像を使わなければ説明できないシステムの方が複雑すぎたのだ。
僕もエックスサーバーでWordPressを構築する手順を解説した長い記事を書いたことがある。
↓
エックスサーバーでWordPressを始める方法
FacebookやInstagramの使い方を理解するのに、何十枚もの画像が必要だろうか?
もちろんWordPressの構築はInstagramへの投稿とは性質が異なる。
だが不必要に複雑な手順を踏む必要はないはずだ。
複雑さはミスを招く。シンプルさこそが正義だ。
ConoHa WINGでWordPressを立ち上げて、こんな当たり前のことにやっと気付いた。
我々はなんと面倒な手順を踏まされてきたんだろうって。
エックスサーバーの悪口ばっかり言ってるんじゃねェぞ...!
この記事を読むと、エックスサーバーに慣れ親しんだ熟練ブロガーの中には
「おい貴様、なんか胡散臭いな。
ConoHa WINGの宣伝のために過剰にPRしてるんだろう?」
と疑いの目を向けてしまう人もいるかもしれない。
マジで1回使ってみてほしい。
この記事のことは忘れていいから、フラットな目線でエックスサーバーと比較してみてほしい。
マジで使いやすいから。
僕は今、ConoHa WINGを使ったときの感動体験を勢いのままに書いている。
あまりのシンプルさ、使いやすさにモーレツに感動したのだ。
何かを褒める時に別の何かを落とすのは良くないことはわかっているが、デファクトスタンダードと比べざるを得なかった。
エックスサーバーはせめて、インフォパネルとサーバーパネルを分ける謎仕様をやめてほしい。
ConoHa WINGでWordPressを作るまでの超簡単な手順
↓
oreno-yuigon.hatenablog.com
ConoHa WINGのメリット
ConoHa WINGが良い理由はユーザーインターフェースに限らない。
料金、サーバーの応答速度、WordPressの自動インストール、自動SSL化など、
「もっと便利にしてほしかった...」
と今まで僕たちが感じていた、きめ細やかな部分にしっかりと配慮されている。
ユーザーが困らないように、楽できるように、わかりやすくなるようにと施された細かな配慮に僕は感動しているのだ。
本当に...本当にありがとう。
サーバーの応答速度が圧倒的に速い
ConoHa WINGは本当に速い。
その速度はWordPressの管理画面を開くだけでわかる。
手元にストップウォッチがあるので測ってみよう。
ログインボタンを押してからWordPressの管理画面が開かれるまでの時間(Safariで履歴、キャッシュを全て削除して計測)
サーバー | 時間 |
---|---|
エックスサーバー | 10秒 |
ConoHa WING | 2秒 |
となった。
またGoogleのPageSpeed Insightsでも測ってみる。
WordPressをインストールしたばかりで、記事が「Hello World」しかないサイト同士の比較だ。
テーマも同じSANGO。
サーバー | スコア |
---|---|
エックスサーバー | 87 |
ConoHa WING | 94 |
こちらがエックスサーバーで「87」
下がConoHa WINGで「94」
ちなみに1000記事近くあって、はてなのサーバーで動いている「俺の遺言」のスコアは「35」
ConoHa WINGが速い理由は
- ディスクがSSD
- PHPのバージョンが最新
- HTTP/2の利用
など色々とあるが、「利用者が少ないこと」も理由の一つになると思う。
レンタルサーバーはその性質上、利用者が多ければ多いほど、他の利用者に引っ張られてサーバーの性能が落ちる。
エックスサーバーはその上に巨大なサイトや多くのユーザーを抱えているため、後発のConoHa WINGに比べて性能が落ちやすいはずだ。
「GMO」というまず潰れなさそうな大きな会社が運営していて、ユーザー数が現時点で多くないConoHa WINGは、客が少ないスターバックスのようなものだ。
待ち時間もなく快適に使えて、その空間を満喫できる。
なぜ表示速度が速い方がいいのか
Webページの表示速度はGoogleの評価要素の一つになっているため、SEO上の影響が大きいのが一つ。
サイトの表示速度が遅いと、ユーザーが離脱してしまうのも理由の一つだ。
- サイトの表示までに3秒かかると40%以上のユーザーが離脱
- 表示が1秒遅れるごとにコンバージョン率は7%減少
- 読み込みが1秒から3秒になると、直帰率は32%上がる
- 読み込みが1秒から5秒になると、直帰率は90%上がる
- 読み込みが1秒から6秒になると、直帰率は106%上がる
- 読み込みが1秒から10秒になると、直帰率は123%上がる
参考: How Loading Time Affects Your Bottom Line
Webページの表示速度はユーザー体験に多大な影響を及ぼす。
そして母艦となるサーバー側の速度は我々では調整できないので、最初から「速いサーバー」を借りた方が良い。
Google Search Consoleでもページの表示速度が遅いと警告が出る。
サーバーの応答速度は速ければ速いほど良い。
せっかくコンテンツを頑張っているのに、表示速度みたいな副次的な要素で損するのはもったいない。
必要な作業はほぼ全て自動でできる
SSLを有効化したらHTTPからHTTPSへのリダイレクトも自動に設定してくれたりと、きめ細やかな自動対応が素晴らしい。
エックスサーバーの場合は.htaccessファイルを編集してリダイレクトの設定を入れる必要がある。
独自ドメインの取得、WordPressのインストールも全て自動でできるため、手間がかからない。
エックスサーバーでもWordPressの自動インストールはできるが
「短いパスワードしか設定できない」
などの古いウェブサービスにありがちな、不便な仕様が残っていた。
ConoHa WINGにはエックスサーバー利用時に目についた欠点は見当たらない。
サーバー上のファイルへのアクセスも直感的でわかりやすい。
ユーザーインターフェースが圧倒的に使いやすい
とにかくユーザーインターフェースがわかりやすい。
ディスク容量やプランの内容もひと目でわかる。
アクセス解析も簡単に見ることができる。
セキュリティの設定も超簡単。
ほしかったあの機能がここにある...
あったらいいなが揃ってる!
使えば使うほどConoHa WINGの使いやすさに感動して、逆にいうと、今までどれだけ使いづらいユーザーインターフェースに疲弊していたかがよくわかった。
エックスサーバーにも必要な機能は全部揃ってるだろ?
シンプルさは正義なんだ。
エックスサーバーは上級者向きってことかもな。
初めて触る人にはConoHa WINGの方が優しいってことか...
ドメイン取得からWordPress稼働まで一気通貫で超簡単
ConoHa WINGのユーザー登録時に促されるがままに入力していくだけで、超簡単にWordPressブログを開設できる。
WordPressブログを構築する手順を説明した記事を作成したが、正直手順書なくてもわかるんじゃないかな、とさえ思った。
僕たちはみんな、説明書なんて読まなくてもiPhoneを操作できた。
それと同じで、ConoHa WINGでは手順をわざわざ調べなくてもWordPressサイトを開設できる。
説明書を必要としない仕様こそが、「本当に良いユーザーインターフェース」なのではないだろうか。
料金が安い
これだけメリットが大量にあって、本当使いやすくて素晴らしいサービスなのに、ConoHa WINGは料金が安い。
WINGパックという3ヶ月契約を前提としたプランなら月額1,100円。
エックスサーバーのX10プランの月額1,200円よりも安い。
そしてキャンペーンとかなしに、ドメインが永久無料で一つ取得できる。
ドメインの更新料は年に1,000円近くかかるから、このドメインの永久無料プレゼントは実にありがたい。
これだけサービスが充実していて、それでも利用料金が安いのは、ConoHa WINGが2018年9月に開始した後発のサービスだからだ。
ユーザーを獲得する時期だからこそ、安い料金で攻勢をかけているのかもしれない。
そして後発であるがゆえに、ユーザーインターフェースも現代に適応していて、とても使いやすいものになっている。
ConoHa WINGのデメリット
ConoHa WINGの最大の弱点は、歴史が浅いという点にある。
ググっても解消方法が出てこない可能性がある。
インターネット上に知見が溜まっていないからだ。
ConoHa WINGはエックスサーバーなどに比べて情報が少ない可能性が高い。
また、もしかしたらこれまで顕在化していなかった新たなバグが見つかる可能性もある。
とはいえ、僕自身が今までレンタルサーバーで色々とWordPressブログを立ち上げてきて、レンタルサーバー自体の問題を検索したことはほとんどない。
ConoHaのサービス品質保証制度(SLA)では、サーバーの月間稼働率が99.99%以上であることを保証しており、万が一下回った場合は利用料金の10〜30%分が補償されることになっている。
スマホでサーバーの稼働状況も確認できるし、正直サーバーの利用については全く心配していない。