女性への暴行事件は他人事ではない

ナンパ塾の塾長が逮捕された事件が一部で話題となった。

女性に大量の酒を飲ませて乱暴したとして、警視庁新宿署は準強制性交容疑で、女性の口説き方を教えるとうたうセミナー「リアルナンパアカデミー(RNA)」の塾長で会社役員の渡部泰介容疑者(42)と、受講生の住居不定、無職、大滝真輝(まさき)被告(29)=集団準強姦罪で公判中=を逮捕した。


“口説き方セミナー”塾長を逮捕 酩酊女性に乱暴容疑


ナンパ塾の是非や問題点などがツイッターの一部で議論となっているが、この記事ではそこには触れない。


というのも、女性関係の問題は場合によってはブーメランになってしまう可能性もあるからだ。


弘法も筆を誤ったり、

猿も木から落ちたり、

どんな達人でも失敗することはあるのだが、

女関係は習字や猿と違い、筆を誤ったり木から落ちてしまうと、人生を棒に振ってしまう可能性がある。



高校の頃は硬派一筋、彼女以外の女とは遊ぶなんて考えもしなかった僕だが、

大学に入って悪い友達の影響を受けて、女遊びを覚えた。


今になって振り返ると、自分たちの飲み方、遊び方に問題がなかったとは決して言えない。


ベロベロになるまで酔っ払って、その勢いで致してしまったこともある。


大学時代の僕たちは愚かで向こう見ずで、そこにはたしかに


「ノリが良ければ勝ち」


みたいな空気があった。


ゲームで負けたら一気コール。


吐くまで飲んで、朝まで大騒ぎ、みたいな合コンを連夜繰り広げていた。

破廉恥だった。


もちろん、自分はベッドに入るときはいつも合意の上だと信じていたし、

相手もそう考えていてくれたと思ってる。


でも、そのとき酔っていたら、酔いが覚めたときにどう思い直すかは誰にもわからないのだ。


酔うのはいい。

でも酔った勢いは危険である。


そう。

もちろんナンパ塾の暴行は決して許されるものではない。


男同士で経験人数を競って、経験人数をトロフィーにして優劣を競い合うやり方は上品とは言えない。

男同士の競争が、行為を焦らせる一因であることもよくわかってる。

厳しい競争の中で経験人数を増やそうと焦れば焦るほど、相手のケアが疎かになってしまい、リスクが高まってしまうのだ。



ただ、男女の関係は単純ではないケースもあることを忘れずにいたい。


女の子の気分次第で、


「合意じゃなかったことにされる」


場合だってあるのだ。


たとえば、彼氏に隠れてこっそり遊んでいた子が、あとで彼氏にバレたときに


「無理やり誘われたから」


なんて言い訳してたケースもあった。

まぁ、滅多にないけどね。


とにかく、運が悪かったら僕だって逮捕されていたかもしれない。


ナンパ塾の逮捕は他人事ではないのだ。

対岸の火事なんかじゃない。

自分にも起こり得ることなんだ。


ちょっと偉そうに、こんなツイートをしてしまった。


こんなツイートだけど、これは僕の本心だ。


周りにチャラい奴が多ければ多いほど、


赤信号 みんなで渡れば怖くない


的なノリで、正常な感覚が麻痺していってしまう。


「あいつはもっとひどかったから自分はまだマシだ」みたいに、普通の人の感覚と離れた基準で”性”を見てしまう。


それに、たくさんの女の子と色々と遊んでいると、一人ひとりの女の子の扱いがぞんざいになってしまうこともある。


ペアーズを2週間やってみた感想を語る。


この状態は本当に危険なのだ。


そして、危険の渦中にいるうちは、自分が危険な状況に置かれていることにも気付けない。

自分の周りでは「それが当たり前」のようになってしまっていることがほとんどだから。



僕たちは年をとるにつれて、失ってはいけないものも増えてくる。

一時の性欲で女性問題の過ちを犯してしまったら、自分の大切なものを失うことになってしまうかもしれない。

将来のチャンスも一緒に。

自分にも相手にも一生の傷が残ってしまうかもしれない。



だから女性関係はとにかく慎重に、薄いガラスに触れるように、丁寧に扱っていかなければいけないのだ。

僕たちの人生は、たった一度の性欲とは天秤にかけられないほど、重いものだと思うから。

同じように相手にとっても重みのある人生である。

人の人生にも傷を残さないように、慎重に接していかなければいけない。


こういう綺麗事は「言うは易く行うは難し」なんだけどね。

それでも決して忘れないように、慢心しないように、心に留めておかなきゃいけないと思うんだ。

また毒にも薬にもならない記事を書いてしまった。すまん。


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