「パーソナルスペース」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
パーソナルスペースとは、他人に近付かれると不快に感じるとされている距離(空間)のことである。
1966年、アメリカの文化人類学者のエドワード・ホールはパーソナルスペースを4つのゾーンに分けた。
以下の4種類である。
- 密接距離(0~45cm=キスできる距離)
- 個体距離(45cm~120cm=レストランで向かい合わせになったくらいの距離)
- 社会距離(1.2~3.5m=横並びの電車の向かい側の席くらいの距離)
- 公共距離(3.5~7m=壇上で公演する孫正義と観客の距離)
この記事のキーワードは
「モテたい女は空間を支配せよ」
である。
大学のときから星の数ほど合コンをしてきて、ずっとずっと解けなかった謎があった。
顔はそんなに可愛くないのに、めちゃくちゃモテる女が世の中には一定数存在するということだ。
そしてそういう女はなんだかんだ、ちゃっかりハイスペック男と結婚して、幸せな家庭を築いていたりする。
唇をわなわなと震わせ、拳を握り、
なんでこんな女が....
と呪っても仕方ない。
今日はその理由を教えよう。
そもそも。
顔が可愛くて巨乳がモテるのは当たり前のことである。
強ければ勝つし、弱ければ負ける。
そんな理論はクソの役にも立たない。
美人/イケメンは世の中の上位10%しかいないわけで、残りは普通かブスだ。
親からもらった大切な身体だ。
軽い気持ちで整形するわけにもいくまい。
歳を重ねるにつれ女→男の好みは多様化されるため、男は不細工でも救われる余地がある。
しかし、女性の人生は残酷である。
時の流れとともに若さは失われ、顔のレベルによって男の態度も露骨に変わる。
みんな、わかっているはずだ。
男は例外なく、可愛い女が好きだと。
若くて可愛い子が好きなんだと。
熟した人が好き
という例外もたまにはいるが、変わった人を論じても仕方あるまい。
我々はマジョリティを取りに行かねばならないのだ。
そしてこの記事を読んだ君。
君が女性なら、安心してほしい。
綺麗になる努力は大事だが、もうちょっとせこい技を教えるから。
合コンではたしかに可愛い女が圧倒的にモテる。
しかし何度合コンに行ってもどうしても腑に落ちなかったが
「可愛くないのにめちゃくちゃモテる女」
の存在である。
君たちの周りにもきっと一人くらいは思い浮かぶのではないだろうか?
同性には嫌われるけど、男の誘いが絶えず、彼氏が途切れたことのないアイツだよ。
天真爛漫でワガママなアイツだ。
顔は可愛くないのに、奴らはなぜモテるのか。
最近出会った美魔女の振る舞いを観察することによって、やっと謎が解けた。
彼女たちの振る舞いには共通点があったのだ。
彼女たちは皆、パーソナルスペースの使い方が圧倒的に上手なのである。
男心を巧みに操る魔女みたいに。
では、魔女になる方法は何か?
以下で説明していく。
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小悪魔テクニックを極めよ
魔女の特徴は3つある。
ひとつ目は普通の女子に比べ、明らかに男との物理的な距離が近いことだ。
たとえば合コンやホームパーティで二人で話すとき、普通は個体距離(45cm~120cm)のスペースを空けて会話する。
魔女は初対面から遠慮しない。
相手が
「ん!?
ち、近い」
と感じる密接距離(0~45cm)に踏み込んでくるのだ。
そして男の目をよく見てよく笑う。
うんうん頷きながら、男の話をよく聞く。
興味ありげに距離を詰めてくるから、近くても全然不快にならない。
そのうち男も催眠にかかったみたいにどんどん居心地が良くなって、親密な気分になってくる。
この親密な気分を男は恋と勘違いする。
魔女の魔法だとも気付かずに。
魔女のふたつ目の特徴は、ボディタッチが巧みなことだ。
魔女はとにかくボディタッチが多い。
しかし、全然やらしくない。
とても自然なのである。
「あはは!やぁーだぁー!」
なんて左手で口を押さえながら、右手で男の肩に触れるみたいに、ものすごく自然にボディタッチをしてくる。
ぎこちないモテテクじゃないぞ。
自然にやるのだ。
あれはたぶん、男が好きじゃないとできない芸当だ。
これは目を逸らしてはいけない不都合な真実なんだが、男は性的な興奮を恋心と勘違いしてしまう。
中身を見て?
私をちゃんと知って?
みんな、そう言うんだ。
でもな、
「なんかヤレそう」
に勝る魅力はないんだ。
そっちの興奮を恋だって思ってしまうんだ、男は。
だからモテたい女は男の欲求を刺激せよ、と僕は言いたい。
元から可愛くてセクシーな女に言うことはない。
君たちは神に愛されてる。
でも、持たざるものだって幸せになったっていいだろう?
僕は持たざる者の味方なんだ。
そして大事なのは、みっつ目の特徴である。
魔女の第3の特徴は、ヒット・アンド・アウェイが巧みなことだ。
距離を詰めて、ボディタッチしてきて、
「なんかイケそう...」
と思って男から接触しようとすると、ヒラリを身をかわす。
このかわし方が絶妙なのである。
潔癖な女子はこういうとき、露骨に嫌悪感を出して
「うわ!ヤダ!」
みたいに言うこともあるが、それでは強すぎる。
もちろん、本当に嫌だったら殴っていい。
俺が許す。
が、合コンでモテたい場合だけは、魔女に徹したほうが自分が得することができる。
強く拒絶されると男は傷つくのである。
今はまだ、キスされたくない。
そういう時期じゃない。
「悪いとは思わない。
でも遊びで手を出してほしくない」
という相手と出会う日もあると思う。
魔女はそういう相手のかわし方がとてもうまい。
男を傷つけることなく、スマートに身をかわす。
あるいは恋のABCでいうと、A~Bまでは限りなくエロい雰囲気を出して実に積極的だが最後まではやらせない。
パンツは絶対下ろさない。
そう、魔女のテクニックは
「じらし」
である。
魔女はこの「じらし」が実にうまい。
この「じらし」は古くから魔女界に伝わる必殺技で、恋のヒット・アンド・アウェイ理論と言われている。
かつて、モハメド・アリという偉大なボクサーがいた。
モハメド・アリは蝶のように華麗なフットワークと、蜂のように鋭い左ジャブを特徴とするアウトボクシングが得意だった。
人は彼の美しいボクシングスタイルを
蝶のように舞い、蜂のように刺す
と称した。
これだ。
合コンで男にモテたい女は、モハメド・アリに学ぶべきなのだ。
俺たち男は花。
こと『夜の優勝』に関しては、君たちが止まってくれるのを待つしかない。
俺たちのおしべに止まってくれるのを待つしかない。
パーソナルスペースを活用し、男の欲望に火をつけ、それを恋の炎に変換させよ。
目指すべきは
「一緒にいて居心地の良い。
それでいて妖艶な雰囲気を持つ女」
である。
下品で露骨なのはいけない。
そんなのは下品な相手しか捕まえられないから。
あでやかで美しくあるべきなんだ。
女は蝶。
ヒラヒラと舞い、優れた花を選ぶべし。
蝶のように舞い、
これだ!という男を見つけたら、蜂のように刺す。
そして君自身はむしろ、手の届かない高嶺の花のように錯覚させるべし。
これが、合コンで男をその気にさせる必勝法だ。
俺からは以上だ。