2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜe-Taxは致命的に使いづらいのか

2019年2月28日の日経新聞一面に「可処分時間の争奪戦」について書かれた記事が載っていた。北欧エストニアでは電子化が進んでいて、税の申告から処方箋の発行まで公的手続きの99%がオンラインで済むのだという。 その結果、役所仕事で年間1400時間分の時間の…

確定申告で悩む副業サラリーマンは税務署の「無料相談」を使おう

会社員で副業をしていて、所得が20万を超えた場合は「所得税の確定申告」を行わなければいけません。所得とは「総収入金額」から「必要経費」を引いたものです。 「必要経費」とは、所得を生み出すために必要なお金です。たとえばブログで書評を書いてアマゾ…

会社員の「学び直し」が人生100年時代の有効なキャリア戦略になる

2019年2月25日の日経新聞朝刊29面に仲條亮子(なかじょう あやこ)さんという女性のキャリア論が掲載されていた。米グーグル傘下のYouTube日本代表を勤める仲條さんのキャリアはテレビ局から始まった。1967年生まれの仲條亮子さんは立教女学院短期大学を卒業…

大手IT企業のリストラ。専門性のない中高年会社員の居場所がなくなっていく

日経新聞を読むと暗い話が目につくようになってきた。 最近では富士通で希望退職者を募集して、2850人が応募したという。 NECでは3000人がグループを去ることになる。日本企業では解雇の要件が厳しいので、従業員を減らしたい場合は希望退職という形を取って…

「今、この瞬間に全力を尽くす」というライフハック

引きこもりだった自分も最近はけっこう外に出るようになって、自分よりも優秀な人に会う機会がたくさんあります。大きな舞台で活躍している人、難しい仕事を成し遂げた瞬間の喜びを嬉しそうに語る人、仕事について生き生きと語る人たちと話すたびに、自分は…

僕たちは「緑のペンと赤シート」の暗記パワーを再評価するべきだ

先週から読んでいる『西洋美術史』の本の内容が頭に入らない。これは決して本の内容が悪いというわけではない。 わかりづらいというわけでもない。人名にカタカナが多すぎるのだ。世界史の授業を受けたことがある人なら皆経験があると思うが、世界史に出てく…

【書評】齋藤孝『ネット断ち 毎日の「つながらない1時間」が知性を育む』

本を買うときには二種類のモチベーションがあります。一つは、興味はあるけどまだ知らない何かを学ぶため。 もう一つは、自分と似たような主張を述べる本を読んで自説を強化するためです。齋藤孝先生の『ネット断ち』を購入した動機は後者です。 僕はこれま…

会社員はどうやったら貯金を増やすことができるか

婚活アカウントの方が出会った男性が話題となっています。31歳年収1000万以上。そして貯金がなんと2000万。すげえ。 先ほどアポしてきた方・某大手企業・年収1000万以上・31歳・見た目がかなり若い・結婚の価値観が合う最後にアピールしていいですか?と見せ…

生産性を下げる無駄な定例会議はなぜなくならないのか

自分の時間の使い方を手帳に記録しながら振り返ってきて、最も時間を使っているのは突発的に入るタスクなどではなく、「定例」と呼ばれる「決まった時間、決まった曜日に開催される何か」であった。仕事では「定例会議」と呼ばれる会議が何個も入っている。 …

匿名アカウントとリアルの自分との境界線が溶ける瞬間

2014年11月にツイッターアカウントを作ったとき、僕はアカウントの匿名性を完全に維持しようと考えていた。今では「料理アカウント」としてレシピを紹介するような平和なアカウントを運営しているが、元々はいかにしてモテるかを研究するためのアカウントだ…

人間、成長するためには定期的に挫折して危機感を持った方がいい

土曜日の日中に社外のセミナーに参加してみた。ここ半年くらい週に2時間くらいのペースで機械学習の勉強をしていて、 そろそろちゃんと人に教わってみたいなと思い、外部のセミナーに参戦したのである。そんなノリで、「多少は勉強してきたのである程度は通…

男女における「デートの勝率を上げるレストラン」の考え方の違い

僕は密かにグルメツイッタラーの紹介するレストランを楽しみにしている。中でも伊藤初美さんはとても有名なグルメブロガーで、東京グルメサロンと呼ばれるグルメが集まるサロンを主宰するようなお方だ。男子のみなさんへ。デートの勝率を上げるエロいカウン…

忙しい社会人がどうやって読書時間を捻出しているのか知りたい

社会人は時間がない。こんなことを書くと優秀な人からは「お前の時間の使い方が下手なだけだ」と殴られるのはわかっている。だから僕は逆に、優秀な人の時間の使い方を知りたいのだ。 平日は毎日9時間近く業務に縛られる。激務な人は12時間以上は会社にいる…

リファグレイスヘッドスパで頭皮マッサージしてみた感想

「リファグレイスヘッドスパ」をアマゾンでポチったとき、僕は正直に言って「やってしまった...」と後悔した。完全なる衝動買いだったからだ。 ツイッターの美容垢らしき人のツイートが回ってきた。半年に一回くらい全力で言いたいんだけどリファグレイスヘ…

大学デビューや社会人デビューできた人は、変わることができた人

朝ツイッターを見ていたら、ハッとするツイートを見つけました。『あいつは◯◯デビューだから』とか『あいつは変わっちゃった』とか言ってくる奴は、全員、笑顔で無視すれば良い。日々の自己変革が出来ない奴は、ただのオーディエンスで傍観者だ。自分の人生…

NEC会長 遠藤信博さんの日経新聞への寄稿「ICTを生かすには」が難解だった件

NEC会長の遠藤信博さんが2019年2月4日の日経新聞夕刊に「ICTを生かすには」というテーマで記事を寄稿していた。遠藤信博さんは98,726人の従業員が勤める巨大IT企業、NECの頂点に立つ男である。日本が誇るITの巨人の頂点に立つ男の頭脳はあまりにも鋭く明晰で…

はあちゅうさんの『仮想人生』を読んだ感想

ツイッターで裏アカウントを作る人々の生態を描く『仮想人生』は、ツイッターの世界を第一線でずっと見てきたはあちゅうさんにしか書けない小説だと思う。はあちゅうさんは小説を執筆するにあたって、自身も裏アカウントを作り、ナンパ師の世界を観察し、裏…

コインチェック和田晃一良という天才

2018年1月26日。株式会社コインチェックが運営する「Coincheck」から5億2630万XEM(当時のレートで約580億円相当)が流出した。「バブルの上で踊っているうちは今がバブルだとは気付かない」とは言われるが、振り返るとコインチェック仮想通貨流出事件は仮想…