担当を予約して確保する人。あるいは、担当決めのルールなど。



普段接する友達と一緒にナンパや合コンをすると、不思議なことが起こっていた。

担当を予約しようとするのだ。

たとえば、前にリア友とクラブに行った時

「XX君、あの子達、行きましょう」

「OK、声かけてみるよー」

「じゃあ俺、あの右の子でいいすか?」

と、オープンする前に必ず、自分が行きたい方を宣言される。
一回だけなら「そういうもんか」と思うんだけど、毎回必ず、可愛い側の方を「予約」して、自分の好みの方を「確保」しようとしていたので、偶然ではないんだろう。

そんなことわざわざ言わなくても、こっちとしてはパスを出す気持ちはあるのに、コンビの相方を最初から排除しようとする態度は釈然としない。
個人的には、担当ってのは相手の反応を見て、流動的に決まっていくものだと思っていたんだけど、色んな考え方があることに気付いた。

担当決めには人それぞれのルールがある。
そのルールは、各々がすごく曖昧なまま持っているもので、そこに認識の相違があると、コンビプレーがぎこちなくなってしまう可能性がある。


合コンに行った時も同じようなことが起こった。

「俺、○○いっていい?」

と、いち早くグループラインにメッセージを入れてくるのだ。
一番かわいい子を他の男に取られないために、先に予約する目的で。

もちろん、担当を相談して各々調整するのはよくあることだ。
相手の反応を見て、チームの成果を最大限にするための調整は必要だ。

誰がどの子を担当するかについて、合意を取ること自体には全く問題はない。


ただ、そこに、「一番かわいい子をいち早く確保するために、他の男を排除したい」という意図が見えてしまうと、ひどくモヤモヤとした気持ちになる。
なぜなら、合コンやコンビはチーム戦だからだ。

メルマガのステマみたいになってしまうのは気が引けるが、金融日記のメルマガに以下のような記述があった。

じつは、コンビ・ナンパが上手くいくかどうかというのは、一にも二にもプレイヤー同
士のチームプレイができるかどうかにかかっており、ふたりでライバル視しながら競争を
すると、コンビ・ナンパのいい部分が全く引き出せれずに、自分一人だけで完結している
ソロ・ナンパに比べて圧倒的に劣るパフォーマンスしか出せません。


引用元)週刊金融日記 第106号(1/2) コンビ・ナンパのプロトコル

誰がどの子を担当するか、というルールについては色々と議論されてきている問題ではあるが、
一番大事なのは、仲間への思いやりだと思う。

「自分が美味しい思いをしなければ気が済まない」というスタンスでいくと、コンビはうまくいかない。
いわゆる「リア友」とのピックアップ活動では、このような悲しい対抗意識を持たれてしまうことが多く、複雑な思いだった。
自分に自信がない男の人(ナンパが下手な人、キープも彼女もいない人)に限って、このような予約行動を取る傾向が顕著だ。

モテる人はそういう行動は取らない。


ツイッター等を通じて出会った人は、仲間のゴールを共に喜ぶ意識が共有できているので、とても居心地が良かった。

リア友を軽んじるようなことを書きたくないんだけど、やっぱりピックアップ活動において、日常的にナンパをしていない人は、AFC(欲求不満男)的なアプローチをとりがちになってしまうのかと思った。


負けず嫌いは仲間に対して発揮するのではなく、ターゲットの女の子に対して発動するべきだと思う。

対戦相手の女の子との関係は短い間で終わってしまうけれど、仲間との付き合いはずっと長く続く。
今回おいしい思いをしたら、次はお返しをすればいい。

そうやって、持ちつ持たれつつで、お互いを思いやっていくことで、双方にメリットがあるだろう。
「The Game」にも書いてあったけど、いい女が一人で歩いていることは少ない。

二人組を撃ち落とすためには、やっぱりコンビがいい。
コンビの成功を喜ぶことができれば、より一層ピックアップ活動が楽しくなるだろう。


先月のゴッホさんとのコンビ中の地蔵トークでも軽く会話したけども、
以下のようなルールがコンビの間で暗黙の了解として共有できれば、よりコンビの意思疎通をスムーズにできるかと思う。

(1) 最初に声掛けして会話をオープンさせたプレイヤーが優先権を持つ。
  以下、優先権を確保したプレイヤーをA、確保していないプレイヤーをBとする。

(2) プレイヤーBは、プレイヤーAがターゲットをゲットできるようにサポート役に回
る。
  以下、プレイヤーAが狙っている女をターゲットC、残りの方をターゲットDとす
る。

(3) プレイヤーBは、ターゲットCを横取りしてはいけないが、ターゲットDには自由に
アタックできる。
  ターゲットDに対しては、プレイヤーAはサポート役に回る。

(4) プレイヤーAがターゲットCをゲットできる可能性がなくなった場合(脈なしサインな
どで判断する)、ターゲットCの優先権はプレイヤーBに移る。


引用元)週刊金融日記 第106号(1/2) コンビ・ナンパのプロトコル

上記のような双方平等なアルゴリズムを核として、時には女不足の方にパスを投げたり、初心者を助けたりして、
応用を効かせいくことで、持続可能なコンビ関係を築けるのではないだろうか。


振り返ると、今までのナンパでコンビについて真面目に考えたことなんてなかった。
基本的には、ナンパをするときは俺が声かけして、連れ出し、雰囲気作り、パス出しを全部やってた気がする。
合コンもほとんど自分が主催した。


そういうものだと思っていた。


でもここにきてやっと、一緒に闘う仲間ができたことがすごく嬉しい。

やっぱ、ブログやっててよかった。