最近、Voicyというラジオメディアを聴いています。
Voicyはストリーミング配信が中心となるツイキャスと違って、録音したコンテンツが後からでも視聴可能で、
自分の好きな時間に、好きなコンテンツを、倍速再生で聴くことができる
という点が素晴らしいのです。
時間が限られるサラリーマンが、通勤途中やコンビニ弁当を食べながら聴くのにものすごく都合がいいというわけです。
発信者も充実していて、この記事で紹介する経沢香保子さんの他にも、
など、多くのインフルエンサーが、ほぼ毎日のように放送しています。
今まで
音楽以外の音声メディアを聞きながら歩く
ということをしたことがなかったので、正直聴いてみるまでは
それってどうなの!?内容頭に入るの!?
と思っていたんですが、耳から情報を仕入れながら移動できるというのは想像以上に良い体験です。
時間の節約にもなります。
さて、この記事で取り上げたいのは数あるVoicyの中でも
神回
と僕が勝手に思っているものです。
今をときめく箕輪厚介さんと経沢香保子の対談。
これを無料で聞けるのがすごいレベル。
本屋や広告で「多動力」や「お金2.0」というビジネス本を見たことがある方はたくさんいると思います。
これらの目立っているビジネス本の多くは箕輪厚介さんが関わっています。
落合陽一さんの「日本再興戦略」も箕輪さんの編集ですね。
落合陽一さんが『日本再興戦略』という本で
— ヒデヨシ (@cook_hideyoshi) February 15, 2018
「今の日本は拝金主義が行き過ぎて文化性がない。収入と生み出す価値はそれぞれ異なるものだ」
って書いてて、
ネットでも「年収高い彼氏がすごい」じゃなくて「XXして世の中を良くしてる彼が素敵」って言えるようになれば世界がハッピーになるのにと思った
箕輪さんは超有名編集者なのです。
いま日本で一番目立っている編集者なのではないでしょうか。
僕の中では史上最強の編集者はドラゴンボールの編集を担当した集英社の鳥嶋和彦ですが、箕輪さんは将来マシリトを超える伝説の編集者になりそうな勢いです。
経沢香保子さんは女性として最年少でトレンダーズを上場させた超有名起業家で、現在は「キッズライン」というベビーシッターのマッチングサービスを展開する事業を行っています。
で、そんなタレント同士が対談が、冒頭でリンクを貼っているVoicy神回です。
ちなみに僕はVoicyアカウント持っていないのですが、アプリをダウンロードすればラジオは聞けます。
アカウントなくても余裕です。
パソコンのブラウザからも聞けますね。
音声を聞くまでは、箕輪さんはすごくおっかない人だと思っていました。
なんか見た目が怖い。
そんな怖い印象は、Voicyで声を聞いた瞬間吹き飛びました。
「箕輪さん今すごいご活躍で」
「今ねぇ、活躍してますっ」
と甘えたような、鼻にかかるような無邪気な声で答える様子が伝わってきて、
見た目は怖いがこの人はなんか可愛いな
と考えを改めました。
そんな箕輪さんのトークが素晴らしい。
ラジオを聴いてない人にもわかるように、個人的に印象に残った部分を簡単にまとめておきます。
Q.「堀江さんや見城さん、落合さんなどの多くの人を巻き込む箕輪さん。その【人を巻き込む】秘訣は何ですか?」
- 相手が何を望むかを考えること
- 相手を愛すること
- 「相手が一番望むものが何か」まで分析して、相手が望んでいるものを出す
- 相手をよく知って、相手の求めるものを提示する
- 「相手が求めるものを知る」ことは当然人によって違っている
- ホリエモンだったら、彼の行動原理を知ること
- 見城さんだったら彼のことを徹底的に知ること
- イケハヤさんだったら面白そうな企画を提案すること(「高知の川に泳ぎに行きたいんです」)
Q.「箕輪さんのように、会社員でありながら起業家として活躍するにはどうしたらいいですか?」
- 本業で圧倒的日本一になったら勝手に副業はやってくる
- 副業でチマチマ稼いでも仕方ない
- 圧倒的なブランドで溢れんばかりの人気でやらざるを得ないくらいがいい
- 幻冬舎の手取りは30万だが、幻冬舎で築いた圧倒的なブランドによって、その何倍ものオファーが次々と舞い込んでくる
- 時間を売るな。本業でブランドを作って、ブランドを売れ。ブランドを売ってそこで回収すればいい
- ブランドを作って、市場公開せよ
この対談の内容を掘り下げていくだけで本が作れそうな濃い会話です。
音声の良いところは、本で読むよりも心に響きやすいところです。
耳から声を聞くことで、本を読むよりも断然、行動を促されるんです。
まだ聞いたことがなくて、少しでも興味を持たれた人は、ぜひ一度聞いてみてほしいな、と思います。
それも机に向かって聞くんじゃなくて、移動中とかに聞くとすごく得した気分になれます。本当です。
僕は箕輪さんの周りを巻き込んで、圧倒的な熱量で周りの人々を熱狂させる姿を想像しながら、「竜馬がゆく」を思い出しました。
司馬遼太郎の傑作「竜馬がゆく」の主人公、坂本竜馬はとにかく器が大きい人物です。
海よりも広い器で周りの人間を包み込み、圧倒的な発想力で予想もつかない行動を起こし、幕末の日本を動かしていきます。
ラジオを通じて聞こえてくる箕輪さんの像からなんとなく、坂本竜馬はこのような人物だったのではないかと。
何度も何度も
「圧倒的」「圧倒的」
という言葉を発する箕輪さんからは、滲み出るパッションのようなものを感じました。
耳からパッションが伝わって、自分も少し熱くなる、みたいな。
Voicyにはこういう神回がたびたび生まれるので、時々聞いてみると得することが多いと思います。
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