女子に喜ばれるプレゼントの渡し方を考える



ケーゴさんのツイートが久しぶりに炎上しました。



「女子はみんなぬいぐるみが好きだから、ぬいぐるみをプレゼントするべし」


という主張に対し、


「ぬいぐるみはいらん」


という反論がいたるところから矢のように飛んできたのです。



僕も正直、ぬいぐるみはこんな感じの子供に渡すものだと思っていました。



なので、ぬいぐるみを大人の誕生日プレゼントとして渡すアイデアには否定的です。

ですが、ケーゴさんがぬいぐるみを渡して喜んでくれた女性がいたのも事実です。


そこに横から介入して、


「プレゼントにぬいぐるみはあり得ない!ぬいぐるみを渡すのはかわいそう!」


と横から口を出す権利は僕にはありません。


プレゼントの良し悪しは二人の関係によるものだからです。


何を渡すかよりも、誰が渡すか


僕が昔付き合ってた子はキャバクラ経験がありました。

その子は客のおじさんに色んな良い店に連れて行ってもらっていたのですが、

高い料理を食べても全然美味しく感じなかったそうです。


同じように、どうでもいい人からプレゼントをもらったとしても、

物欲は満たされても心は満たされないでしょう。



欲しいものが手に入ったのは嬉しい。

でもそこには、心が震えるような感動は存在しないのです。


ちなみに僕も昔、ストナンした女の子に冬物のコートを買わされそうになったことがあります。

このときコートを買ってあげていたら、その子は


「やったー」


と喜びはしたかもしれません。

でも、どうでもいい男に物を買わせても、そこに感謝の気持ちなんて生じません。

物だけもらって男の存在は忘れてしまうでしょう。

それはあまりにも哀しいことです。


逆に、普段はどうしようもなくだらしなくって、

いつも浮気ばっかりしているダメ彼氏が、

誕生日のことなんて全然覚えてない様子だったのに、

急に「ちょっと」って言って、


「はい、これ」


「誕生日、おめでと」


なんて言って、前に気になってるって話してた指輪を渡してくれたら、一生忘れられないくらい幸せな思い出になるでしょう。


箱を開けたら手紙が入ってて、


「いつもありがとう。

これからもよろしく」


なんて書いてあったりしてね。


少女漫画的な展開に見えるかもしれませんが、僕自身が完全無欠・徹頭徹尾・ 完膚無き迄にダメな人間だったので、

ダメ男がたまに頑張ったらめちゃくちゃ喜ばれることを知っています。


映画でジャイアンが良い奴になってたらみんな感動するのと同じです。


物をもらったら嬉しい。

それは、その「物」が欲しかったから。


心を動かすには、「物」よりも「誰」が渡すかが大事なんです。

物だけで人の心までは動かせないんですね。


なので、プレゼントを渡す際にまず考えるべきなのは、


自分が相手にとってどういう存在なのか


です。


断言してもいいですが、何の感情も持たれていない他人に高価なプレゼントを買っても無駄です。

意味ないです。響かないから。

そのお金で募金するか、適当に投資信託でも買ったほうがいい。

そんな関係の相手に「女子が大好きなぬいぐるみ」を買っても怒られるだけなので、正解は


「何もしない」


です。

逆に、ぬいぐるみに喜んでくれるような相手なら、

ぬいぐるみをプレゼントして「俺は財布などではなかった───」と安心するよりも、

うまい寿司を食いに行くとか、

ちょっと欲しがってた時計を買ってあげるとか、

そういうことをしてもいいはずです。


高いものを欲しがらない子はたしかに男としては楽ですが、

逆にそういう子は少し値の張るものをプレゼントしたらマジで喜びます。

本当です。

高価なプレゼントを貰い慣れている子に高級品をプレゼントするよりも、よっぽど響きます。


なので実際は、

「高価なものをねだったりしない『心のキレイな子』にこそ、良いものをプレゼントするべき」

なんです。

そういう子は、プレゼントした物をこっちが恥ずかしくなるくらい、めちゃくちゃ大事にしてくれるからです。

人は現金の価値を過小評価してしまう


ぬいぐるみ論争のときに、


「ぬいぐるみの中に現金が入ってるんだろう?」


とか、


「いっそ現金を渡すべき」


という意見がありました。


ダメです。


現金のプレゼントは絶対にダメです。



なぜか?


人は「かかったお金」よりも「かかった労力」に心が動く生き物だからです。

お金を渡すよりも、その裏側にあるストーリーが大事なんです。


お金はATMから下ろせばすぐ手に入ってしまうものですから。

ストーリーもクソもないのです。


父親が娘にお金を渡すのであればいいのですが、

男女の関係で「現金をプレゼント」するのはマジで費用対効果が悪すぎるのでやめましょう。


プレゼントに現金を渡すのは「男としての価値」を地に落とす愚行です。


もし「お金を渡す以外に価値がない男」と思われているのであれば、

その子は諦めてさっさとフェードアウトしましょう。


その子との関係は「客」に過ぎないから、何も期待できません。


サプライズ理論

最後にプレゼントの効果をより高める「サプライズ理論」を授けます。

プレゼントを渡した相手の感動は「期待値とのギャップ」から生まれます。

図にするとこんな感じです。
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ギャップこそが感動の源なのです。


人は無意識に

「相手に対する期待」

を抱いて生きています。


それまでの行動を元に、

「この人だったらこれくらいしてくれるだろう」

と未来のパフォーマンスを期待します。


人が感動するのは期待値を超えたときです。


サプライズ理論は期待値と実態のギャップを演出するための理論です。

問題児が教室を掃除していたらみんなが驚くように、

期待値の低い人が突然素敵なプレゼントを渡した場合、効果は抜群です。
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誕生日なんて覚えていないような風だったのに、

実は裏でめちゃくちゃ準備してくれてた...

みたいなストーリーは、非常に効果的です。


逆にいつも良いものをプレゼントしている人が、

いつも通りのものを誕生日にプレゼントしても、


「あ、これくらいだったんだ...」


とガッカリされてしまうでしょう。


ギャップを演出しましょう。

全ては感動のために。


どうせプレゼントするなら、心を動かし、記憶に残り、忘れられない思い出を作りたいじゃないですか。


女の子が相手であれ、上司が相手であれ、お客さんが相手であれ、

僕たちが相手の期待値を超えるパフォーマンスを見せたときにこそ、感動が生まれるのです。