恋愛って難しいですよね。
どんなにたくさんの人と身体の関係を結んでも、
どんなにたくさんの人に追いかけれたとしても、
本当に愛したたった一人の人とはうまくいかなかったりしますもんね。
僕は今までたくさん恋をして、たくさん振られ、ときには追いかけて、ときには追いかけられて、ときには愛されて、
おそらく恋愛に関する経験でいうと、世の中の平均的な男性の倍以上は積んできたと思います。
しかしどんなに経験を積んでも本気の恋の前にはそんなものは全く無意味で、めちゃくちゃ可愛い女の子と出会っては夢中になり、夢中になっては振られ、恋愛って積み重ねが効かないゲームなんだなと残念な気分になるわけです。
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ゴッホさんが「モテラジオ #366」で
「彼女がいるのに非モテコミットしないために女遊びをしてしまい、心苦しい」
という方からの相談に答えていました。
相談者様は、彼女に夢中になるあまり自分の魅力が失われてしまうことを恐れていたのだと感じました。
「彼女に夢中になると魅力が損なわれる」
というと、普通に考えると意味不明に感じるかもしれません。
「いや、夢中になるっていいじゃん」
「真剣になってくれたら嬉しいじゃん」
と。
しかしたくさんの男性が口を揃えて言うのは、
「本気になった相手に限ってうまくいかず、適当にしていたらすごく愛される」
ということです。
夢中になることが悪いのではなく、自分だけに夢中になって他のことに手がつかなくなるような男の人はしょぼく見えてしまうということですね。
そんな風に一人の相手に執着して気持ち悪くなってしまうのを防ぐために、男の恋愛術として考えられた苦肉の策が、
「執着の分散理論」
です。
たくさんの相手に執着を分散させて、一人の相手に対して気持ち悪く接してしまわないようにするセルフコントロールの技術です。
今まで一人の女性に真剣になっては振られてきたケーゴさんの言葉はとても重みがあります。
「一人だけに執着すると、女の子が搾取モードに入って搾り取られてしまう」
というのは、僕も昔考えてました。
だから執着を分散しなければならないと。
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僕自身、執着の分散理論には「救われた」ことがあります。
すごく可愛い子と出会い、運良く連絡先を交換し、デートの約束を取り付けることができました。
デートは翌週の金曜日。
金曜に向けて浮足立ってる僕を見て、親友はこう言ったのです。
「お前、非モテコミットしてるぞ。
執着を分散するべきだ」
その言葉を聞いてハッとしました。
また同じ轍を踏んでしまうところでした。
それから金曜までに4人の別の女の子とのデートを入れて、しっかりと執着を分散し、
「他にいくらでもいるんだぜぇ」
みたいな状態でデートに臨んだ結果、なんと!とても可愛い子と付き合うことができたのです。
しかしですね、「執着の分散」には副作用がありまして。
色んな女の子と遊んでいるうちに自分の感情が訳わからなくなってしまって、
“執着を分散する前”のトキメキが消えてしまって、あの苦しいような、嬉しいような、もどかしいような恋心も執着と一緒に消えてしまったのです。
それって、幸せですか?
結局、そのとても可愛い子と付き合ってからも複数の出会いを並行で走らせてしまったりで、何のために遊んでいるのかよくわからなくなってしまいました。
振られるリスクを一身に背負わないと、その恋愛が叶ったときの幸福感を最大限感じることはできないのです。
ここで重要なことに気付いたでしょうか。
振られることはたしかに辛いですが、振られても何も失うものはないということです。
執着して、失恋して、胸が痛くなるかもしれない。
それでたとえ振られたとしても、その子に出会う前に戻っただけで、むしろ経験が積めてラッキーなのです。
これまで散々執着を分散して、芽生えかけた恋心を踏み潰してきて経験人数だけを増やしてきた僕から言えることは、
「失敗を受け入れる覚悟がないと、恋愛から本気の幸福感は得られない」
ということです。
僕はその失敗から常に逃げ続けてきました。
振られることも少なくなったけど、幸せかと聞かれるとよくわからない、という不思議な恋愛を数多くしてきました。
(本気になったことがゼロってわけじゃないっすよ!)
そんな僕の失敗から一つ言えるのは、
「何人もキープして心の安定を保つ」
よりも、
「もし振られたとしてもすぐ次が見つかるから大丈夫」
という自信の方が大事ってことです。
複数に執着を分散する心にあるものは「恐怖」です。
僕たちは恐怖を克服し、「自信」を身に付けなければいけません。
自信を持ちましょう!
女に対する自信に加えて、本気で好きなことを仕事にして毎日を充実して過ごせば、恋愛の執着を分散しなくても気持ち悪くはなりません。
ケーゴさんはジェフ・ベゾスの例を出して、
「どんなにビジネスで成功した人でも、女性に対してはキモくなってしまう可能性がある」
と主張していました。
たしかにその通りかもしれませんが、それはベゾスに
「振られたら次がいくらでも見つかる」
という本質的な自信がなかったからです。
世界一の億万長者だからこそ、恋愛の経験を積む時間がなかったのかもしれません。
ベゾス、恐るるに足らず!
世界一の億万長者ではない僕たちは幸い、恋愛経験の修行を積む時間がたくさんあります。
そこで「俺は大丈夫」と心から信じられるだけの自信をつけて、本気で夢中になれる人を見つけたら非モテフルコミットしてみてください。
もし振られたら大丈夫です。
飲みに行きましょう。