ツイッターのフォロワーの増やし方〜王道編〜



ツイッターは麻薬です。

「中毒症状がひどくなってきたから、おれはツイッターから離れる!」

と何度も何度も誓い、その3日後には我慢できなくなって、ヤク中患者のようにタイムラインに戻ってきました。

ツイッターはあまりにも楽しすぎるのです。

そして僕のフォロワーの方々もみんな、ツイッターを愛する人ばかりだと思います。


僕は常時ツイッターに入り浸っているので、ツイッターのどこに美女がいて、どこにイケメンが生まれ、どこでどんなムーブメントが発生しているのかを常に把握しています。


2018年後半からは「脱社畜界隈」なる集団が目立ってきました。

彼らは掃き溜めのようなツイッターの中でも意識がとても高く、

  • 一日30ツイートしてフォロワーを増やせ!
  • インフルエンサーに絡め!
  • 毎日ブログ書け!
  • 影響力をつけろ!
  • 自由に生きよ!
  • 社畜を脱せよ!
  • 大地〜を〜愛せよ〜
  • だいち〜にいーきる〜♪


みたいな啓蒙ツイートをよく見かけます。


社畜〜を〜脱せよ〜

人の子ら〜(人の子ら〜)



他には、

・過剰
・書きで
・フォロワーを
・増やせ!
・#ツイートしろ

みたいなテンプレツイートもたくさん見ました。

知らなかった人もいるかもしれないですが、今年ツイッターでは脱社畜ムーブメントがあったんですよ。


まぁ、こういう啓蒙ツイートに影響されてしまうと、他の人と同じようなテンプレを自分も踏襲することになり、個性が消えてしまうのであまりおすすめはしません。


どちらかというと、「人間の行動原則」みたいのを意識したほうが効果的です。

たとえばツイッターで誰かが誰かをフォローするときは、以下のような流れを踏みます。


1.Attention(存在に気付く)
2.Check(どんな人か確認する)
3.Interest(興味を持つ)
4.Follow(フォローする)


これを「ACIFの法則」というのですが、どうやってAttentionを集め、そこからFollowに持っていくのかを書いたのが下記の記事です。


ツイッターでフォロワーを増やす9つの方法


この記事には小手先のテクニックを大量に散りばめていますので、てっとり早くフォロワーを増やしたい人はぜひ覗いてみてください。


ツイッターアナリティクスを見てみる


せっかくの年末なので、ツイッターのアナリティクスを見てみました。

フォロワーを数で表現するのは好きではないですが、アナリティクスを見ると、2018年1月〜12月の間に増えたフォロワー数は17,116となっていました。

17,116という数字を見ると「多いな」と感じるかもしれませんが、フォロワー数が多ければ増分も大きくなります。

2018年初から見ると、

31,172 → 48,288

となっているので、1年で1.54倍になった計算です。

(中にはbotも含まれているとは思います)


スベったやつをこっそり消したりしているせいか、基本的にツイート数はそんなに多くないです。

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ツイッターのアナリティクス画面

ツイートしたいことはたくさんあるのですが、ツイッターはあまりにも中毒性が強く、一度ツイートしてしまうと通知が気になってツイッターから目が離せなくなってしまいます。

なのでできるだけツイートの頻度を下げようと意味不明な努力をした結果、意識の低いツイート量になってしまいました。


最近では自分のツイートよりも


美女の自撮りをリツイートすることで世界を幸せにする


という一大事業に注力しているので、そこは皆さん応援してください。

年末年始はなぜか自撮りが多いですね。ありがとう。


ちなみに僕のフォロワー層は、どうやらおっさんが多いようです。

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やはりフォロワーはおっさんが多いのか...


だからDMが来ないのか......。


それでは本題のフォロワーの増やし方を考えましょう。


今回は2018年版ということで、前回の小手先版とは異なる「王道のやり方」を考えてみました。

小手先のテクニックと違い、誰にでもできるわけではありませんが、

「こうであれば当然フォロワーは増えるよな」

という事例を集めたつもりです。


リアルで実績を残す

王道編①は「リアルで結果を残す」です。

2018年12月に彗星のように現れ、瞬く間に5万フォロワーを超えた見城徹さん。

幻冬舎の社長で、「憂鬱でなければ仕事じゃない」という名言を残すようなものすごく熱い人です。

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彗星のように現れた見城さん


リアルで実績がある人はネットでも圧倒的に強いです。

その人がリアルで残した結果が説得力となって、影響力を後押しするからです。


リアルで結果を残した人がネットの文脈に順応すると、あっという間に無双してしまうわけですね。

この「説得力の差」こそが、ネット芸人単体でやってる人との大きな違いです。

当然こんなん簡単に真似できるわけないのですが、見城さんほどの大物になる必要はありません。

  • リアルの世界で転職に成功して年収1200万に到達した
  • リアルの世界で不動産賃貸業を始めて、副業で実績を残した
  • リアルの世界でアイドルを口説き落とした
  • こんなコスメを利用したら綺麗になれた
  • ダイエットに成功した


とか、なんでもいいんです。

その「リアルの実績」をネットで「他の人に役に立つ形」にして届ければ、そこにたくさんのファン(=フォロワー)がついてきます。

リアルで何か人に伝えられる成果を出すことができれば、その成果がネットの影響力を後押ししてくれます。


逆に何の実績もない人が


「人は歩みを止めたときに、そして挑戦をあきらめたときに年老いていくのだと思います。

この道を行けばどうなるものか危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。

踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる」


とか言っても全然響かないですよね。

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ただ猪木を載せたかっただけ

ネットで実績を残す

こちらはネット芸人枠です。

リアルで成果を残さなくても、ネットの世界で成果を残せばフォロワーが増えやすくなります。


同じツイートをしてもフォロワー数が多い人のツイートのほうが伸びます。

それはツイートがたくさんの人の目に触れるから、というだけではなく、フォロワーが多い人のツイートのほうが信頼されやすいからです。

実際はフォロワーが多いからといって正しいことを言っているとは限らないのですが、「フォロワー数」という実績が、その人の信用の担保になるわけです。


ツイッターのフォロワー数に限らず、

  • 月間200万PVのブログを運営していた
  • アフィリエイトで月間300万稼いでいた
  • ペアーズで無双した


みたいな、

「リアルでの実績はよくわからないけど、ネット上ではすごい実績を残しているように見える人」

にもたくさんのフォロワーが集まります。

ハロー効果で肯定的なバイアスがかかるからですね。

しかしフェイクのプロフィールを作ってはいけません。

第16代アメリカ合衆国大統領のエイブラハム・リンカーンはこんな言葉を残しています。


「すべての人を、ある時間だますことはできる。

何人かの人は、ずっとだまし続けることもできる。

しかし、すべての人を、ずっとだまし続けることはできない」


ウソはいつか必ずバレるのです。

リアルの実績を発信しづらい人もいると思います。

そんな人達はネット上でコツコツ役に立ちそうな発信を続けて、ネット芸人としての実績を残しましょう。

そうすればフォロワーは後からついてくるはずです。

面白い人のツイートを研究する


「人がどんなコンテンツを面白いと感じるのか」

を研究するのはとても有効です。

毎回毎回おもしろネタを投稿する人がいて、僕はそういうコンテンツメーカーを心から尊敬しています。


画像を面白くネタにする人もいれば、巧みな文章表現でヒットを飛ばす人もいます。


自分がすぐに真似できるとは限りませんが、こういう人をよく研究し観察しておくことで、

「ツイッター民に受けそうな発信の仕方」

みたいのが見えてきます。


そうすると、伝えたい内容が頭の中に浮かんだときに、その内容をツイッター向けに加工しやすくなります。

大学受験で偏差値を上げるために「英語の構文」を勉強したように、ツイッターのヒット率を上げるためには「ツイッター構文」を学びましょう。

そのためにはヒットメーカーをよく研究するといいです。





本を読んで、心に残るフレーズをノートに書き写す

ブログを書くにしても、ツイートするにしても、

匿名垢 × 男

でやっていく場合は、最終的には「国語力の殴り合い」になります(女子は「自撮り」という強力な武器があります)


ツイッターで使う国語力とは、

  • 物事を筋道立てて説明する力
  • 140文字以内に伝えたいことを要約する力
  • 伝えたい内容を相手の心に響かせる表現力
  • 相手の反応を予測する想像力
  • コンテンツを作り出すネタ力


などです。

読書で鍛えられるのは上の3つですね。

文章を書くのが苦手な人は、小説を読んで、自分の心に響いた文章をノートに書き写し、何度も読み返す習慣をつけることを強くおすすめします。

僕は元々文章が嫌いだったわけではありませんが、昔mixiで日記を書いていた時代はスベりにスベりまくっていました。

そんな自分ですが、当時流行っていたテキストブログの面白い文章を写経しまくることで、

なんか面白い日記を書く人

というポジションを勝ち取ることができたように思います。


大学の後半では小説を読んで、「いいな」と思った文章をひたすらノートに写しまくることで、脳内に「人に響きそうな言い回し」のストックが溜まりました。

自分の心に響いたってことは、他の人の心にもきっと響くはずです。

響く文章を頭に残しておきましょう。

ノートに文章を写経する習慣は今でも続いています。


関連記事:文章を上達させる方法は2つ。「毎日やる」と「本気でやる」



多数派の人の気持ちを理解する



上のツイートや、「日本の大企業に絶望してGoogleやスタートアップに転職する人が目立っている件」という記事がやたら伸びました。

否定的な意見は珍しく少なく、「わかる...」というコメントがほとんどでした。

世の中の大多数は会社員なので、多数派の「あるある」をネタにすると伸びやすいです。


生き方は人それぞれなので、「多数派に支持されろ」とはいいませんが、ツイッター芸人をやるなら多数派が日々考えていることを理解したほうが、ヒットを生みやすいのは間違いないです。

ノートに書き出す

普段から言語化の習慣をつけておくと、ネタに困りません。


人間、生きていると怒ることもあるでしょう。

悲しいこともあるでしょう。

嬉しいこともあります。

楽しいこともあります。


───いつのことだか思い出してごらん。

あんなこと、こんなこと、あったでしょう。


そのときの自分の感情をノートに書き留めておいてください。

特に「怒り」を感じたときは、「なぜその事象に怒りを感じたのか」を手帳に書いておくと、後々ネタになります。

「怒り」の感情は創作のガソリンになるのです。


僕はネットでヒットしたブロガーを長年研究してきましたが、会社員ブロガーの栄光の時代は、会社にイライラしながらその怒りをブログにぶつけていた雌伏の時期にあります。


ちきりんさんや、脱社畜ブログの日野さん。


彼女たちが最も面白かったのは、会社員をやりながら日々生まれる「怒り」をブログにぶつけていたときでした。

会社員を終えてしまうと突然つまらなくなってしまうブロガーはたくさんいますが、目標としていたライフスタイルを実現して、穏やかな日々を過ごし、生活から「怒り」が消えてしまったからだと思います。


喜怒哀楽の感情は、何かを創作する上での重要なガソリンとなるのです。


......ここまで書いて、8,000文字以上になってしまいました。

書きたい王道的な内容は他にもいくつかありますが、このまま書き続けると年内に完成しない気がしてきたので、箇条書きに留めておきます。

以下のようなことを念頭に置きながら発信すると、きっとフォロワー増えます。

  • 流行ったブログを読んで文章の書き方を研究する
  • 仮説を立てて、結果を検証する
  • 誰かの役に立つことを考える
  • オリジナルの経験を語る
  • 人の時間を節約する
  • 過去の自分を救う
  • 失敗を語る


以上です。

手帳にネタを書き留めるなら「ほぼ日手帳」がおすすめです。

参考:2019年も手帳買うならやっぱり「ほぼ日手帳」をおすすめしたい